ありふれた英雄願望(挫折)で世界最強   作:LW

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サンドワームの出番も浮かびました。
砂走りが引き立て役に!
私の中では?強い魔物何ですが、何故かこんな結果に!


32 HMX-13セリオ

「知り合い、なの?」

 

知っては居る。が、驚きで上手く声が出ない。

HMX-13セリオ。

以前プレイしたToHeartと言う恋愛ゲームのヒロイン。

と言いたい処だが?ヒロインの妹に当たるチョイ役のサブキャラだ。

姉のヒロイン共々メイドロボと言う高級家電的存在で、

試験運用と言う名目で、物語の舞台となる学園に登場する。

 

セリオの大きな特徴としては?

何と言ってもサテライトサービスだろう。

衛星回線を通じて、必要に応じた職業データをダウンロード!

様々な要求に応える高性能機!と言う設定だ。

 

何故かネタ設定で?

衛星砲(サテライトキャノン)を使える設定が、

根強く定着していた気がする。確か原作設定では無かったと思う。

 

「本当に、セリオなのか?」

 

もう一度、セリオらしき人物を確認する。

確かにセリオだ。間違い無い!

チョイ役のサブキャラでも?自分が愛したヒロインだ。

その容姿を間違う事は無いだろう。

 

だがそれは容姿だけ、とも言う。

原作のセリオは翼を生やしてなどいないし、髪も銀髪では無い。

確かに銀髪は至高だが、原作のセリオの髪は橙色である。

やはりセリオでは無いのか?

 

グランベルムが実話だった例も有る。

ToHeartが実話では無いとも限らない。

詰りこのセリオが、本物の可能性も充分に有る。

 

「あの槍、絶対ヤヴァイ代物だろ?」

 

近づいて本当にセリオなのか?しっかり確認したい!

だがそのセリオを護るように立て掛けられた槍が、絶対にヤヴァイと思う。

何か?これ以上近づくな!的オーラを放っている気がする。

絶対に伝説の武具とか、

インテリジェンスウェポンが所有者を護っているパターン!

迂闊な事をすると殺される。

鍛えられたゲーマーには、良く解る展開である。

 

「水晶はどう思う?」

 

「あの娘がセリオ本人かどうかは解らないけど、

 アレは使徒よ。

 マスターや、マスターのクラスメイトとは違う。

 真の神の使徒」

 

神の使徒。

エヒト神がトータスを救済する名目で、

異世界の日本から召喚した、自分を含むクラスメイトに与えられた肩書だ。

 

対する真の神の使徒とは?

エヒト神が自ら創造した尖兵の事らしい。

翼を生やした天使のような外見。

神の代理人として、度々地上に現れて歴史に介入して行く。

それが真の神の使徒。

 

言われて見れば?バーン大迷宮の戦争記録でも、

銀髪のヤツがチラチラ映っていたような気もする。

アレが真の神の使徒だったのか?

 

「それを踏まえて、どうするの?マスター。

 答えはもう決まってる気もするけど☆」

 

水晶のしょうがないなぁ、と言う顔!

流石は水晶である。次に何を言う心算なのか?良く解っているらしい。

 

「お持ち帰り、一択だな!」

 

かつて攻略出来無かったヒロインが目の前に居る!

これは口説きに入るだろ!!(ゲーム脳稼動中)

 

一歩前に出る。

当然槍は?殺気立ったオーラを放って来る。だが、

 

「セリオを害するような真似はしない。

 彼女を、診せて欲しい」

 

槍に話し掛ける。

槍をセリオの相棒だと思って、話し掛ける。

槍のオーラが止まった。話の解るヤツで助かる。

 

「こうして見ると、

 眠っているようにしか見え無い訳だが?」

 

「自己修復機能が働いているわ、

 再起動中って処かしら?」

 

「神水を飲ませたら、直ぐに治ったりは?」

 

「意識が無いのにどうするの、

 口移し?」

 

「初対面でそれはアウトだろう」

 

「///」

 

水晶は愉しそうだ。

どうやら此処でCGイベントが観たいらしい。

その返しもブーメランだった。

初対面でユキナに手を出したヤツの台詞では無い。

ユキナには、盛大に視線を逸らされる。

 

「口移しイベントかと思ったけど、残念!

 来るわ、マスター」

 

「ヲイヲイ、

 マグマじゃないだろうな?」

 

だが愉し気な空気はそこまでだった。

突然の地鳴り!

最悪噴火活動の再開で、此処にマグマが!と言う展開も想定されたが?

現れたのはサンドワームの群。

サンドワームは現れるなり、砂走りの死骸に喰らい着いて行く。

 

「砂走りの死骸に引き寄せられたか、

 大火山の噴火で興奮しているとか?その辺りかしら☆」

 

「何でも良い、此処は脱出だ!」

 

 

手早くコネクトを済ませて、セリオを背負う。

槍は自力で浮遊して着いて来る。やはりただの槍では無かった。

サンドワームが砂走りを貪る中、何とか地下空洞を脱出。

 

だが地上の砂漠はミミズ祭りだった。

何か色々とウネウネしている。触手祭りと言った方が正しいかもしれない。

 

「世界観がいきなりクトゥルフになったな?

 初日から星辰的な日で、邪神でも復活したか?」

 

リアルSANチェックが入りそうな光景だが、

精神支配無効の効果で、SANチェックは(多分)入らない。

 

「私達も行くわ」

 

「ユキナ」

 

「幸利から聞いた話だと、最終決戦に挿入歌は付き物でしょう?」

 

「これは最終決戦でも何でも無いけどな?」

 

オルクスの指輪の収納スペースから、楽器を召喚する。

この楽器は?日々生成魔法でメンテナンスとコーティングをしているので、

砂漠だろうと砂の惑星だろうと、不具合は出ない。

 

「此処は?」

 

「気が付いたかセリオ、立てるか?」

 

Roseliaの舞台を整えて、

これから触手祭りを蹴散らす!と言う時にセリオが目を覚ました。

 

「はい。

 いいえ、私はセリオと言う名前では」

 

「それは残念。

 銀髪は至高だが、セリオの髪は橙色だからな?解ってはいた」

 

「御家族か御友人。恋人の方ですか?」

 

「それなら嬉しかったが、違う。

 まぁ、好きな物語のヒロインって処だな?」

 

「橙色。こうでしょうか?」

 

変化や偽装系のスキルだろうか?

セリオの髪が銀髪から、原作通りの橙色に変わった!

 

「セリオっっっ!!!!!!

 いや、スマナイ。セリオじゃ無かったな?」

 

「あの、セリオと名乗ってもよろしいでしょうか?」

 

「勿論構わないが、何故?」

 

「私は仕えていた主の下を放れました。

 主に与えられた名前も捨てます。丁度良いかと」

 

「ならセリオ、

 訊きたい事は色々有るが、まずは此処を突破する」

 

「はい、お供します」

 

Roseliaの演奏が始り、槍を手にしたセリオが前に出る。

難無く触手祭りを狩って行くが、触手の群は途切れる事を知らない。

やはり範囲攻撃が必要な場面だ。

 

「神代魔法を求める七つの大迷宮を巡る旅。

 をしている割には、

 楽器のメンテナンスに生成魔法を使っている程度な気がしないか?」

 

【それでも役には立っているわ】

 

そう言う水晶は?

化粧品の製作だけだった気がする。

ふたり揃って神代魔法を、バンド活動にしか使っていない現実!

Roseliaの演奏でバフが入っている今、

やはり戦闘で活用したい処だ。

 

「と言う訳で重力魔法だ。

 【重臨】(グラヴィトン)」

 

重力魔法としてはオーソドックスな、押し潰し型!

漆黒の重力場が、触手祭り全体を覆い尽して押し潰して行く。

 

Roseliaの演奏バフの効果も有り、思った以上の結果となる。

邪神復活かと疑いたくなる程居たサンドワームの群が、

尽くクレーターと化した。

砂漠だから、蟻地獄と言うべきかもしれない大穴だった。

 

「退避成功。

 神代魔法ですか、この時代では珍しい筈ですが?」

 

「カミサマに強制召喚されたからな?

 今は故郷に帰る為、神代魔法を求めて七つの大迷宮を巡る旅の最中だ。

 これでも神の使徒!と言う事になる」

 

「故郷に帰る為、エヒト神に従う心算は無いと?」

 

「むしろ、従う道理が有るか?」

 

 

オリキャラ&クロスキャラ設定

 

9/HMX-13セリオ(ドライツェーン)

清水(挫折)も日本でプレイした恋愛ゲームのヒロイン。

の妹に当たるチョイ役のサブキャラだった筈のクロスキャラ。

グランベルムの実話設定に続き、ToHeartも実話設定になります。

 

HMX-シリーズの開発を行っていた来栖川エレクトロニクスが、

ある日研究所ごと異世界転移してしまいます。

この大損失を前に来栖川グループは?

HMX-の試験運用のデータを元に恋愛ゲームを開発&販売!

損失の補填に当てます。これがToHeartに!と言う設定です。

 

そして異世界転移した来栖川エレクトロニクスは、

日本への帰還をチラ付かされて、聖教教会の前身組織と技術提携!

この時にメイドロボとして開発される筈だったHMX-シリーズが、

トータスの魔法技術で使徒として製造される事に!

使徒セリオの誕生です。

 

ですがとある大きな事故が発生!甚大な被害が出ます。

来栖川エレクトロニクスは、異端認定を受けて追放される事に。

教会も責任を取り、前身組織は解体。再編して今の聖教教会へ。

研究成果は公表される事無く抹消されました。

 

この時事故を起こしたのは、今の帝国が有る土地です。

事故が起きた土地は禁断の地と呼ばれて、今も厳戒封鎖中。

事故の件は教会が隠蔽していますが、

帝国ではしっかりと語り継がれて、

教会と神への信仰の薄さの一旦となっています。

 

追放された後の来栖川エレクトロニクスについては?

また別の機会に!と言う事になります。

 

使徒セリオを出したいだけで、随分設定盛ったなぁと思いますが?

おかげで帝国のテロイベントや、

シュネー雪原のイベントも盛れました。結果的にはこれで良かったかな?と。

 

因みにツヴェルフ(12)は?

人間の恋人を作って使命を放棄!現在雲隠れ中。

と言う設定。出番の予定は無いです。

 

使命を放棄したツヴェルフとその恋人を、

ドライツェーンが処刑の使命を帯びて現れる!と言う展開も構想しましたが、

ツヴェルフのウェイトが厚くなりそうなので、カットしました。




作中のRoselia曲は?
■pera of the ■astelandと言うイメージです。
因みに21のゴースト退治は?
■IRE BIRDと言うイメージでした。
本当に最終決戦なら?
■reak your ■esireも良いと思う。
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