砂走りが引き立て役に!
私の中では?強い魔物何ですが、何故かこんな結果に!
「知り合い、なの?」
知っては居る。が、驚きで上手く声が出ない。
HMX-13セリオ。
以前プレイしたToHeartと言う恋愛ゲームのヒロイン。
と言いたい処だが?ヒロインの妹に当たるチョイ役のサブキャラだ。
姉のヒロイン共々メイドロボと言う高級家電的存在で、
試験運用と言う名目で、物語の舞台となる学園に登場する。
セリオの大きな特徴としては?
何と言ってもサテライトサービスだろう。
衛星回線を通じて、必要に応じた職業データをダウンロード!
様々な要求に応える高性能機!と言う設定だ。
何故かネタ設定で?
衛星砲(サテライトキャノン)を使える設定が、
根強く定着していた気がする。確か原作設定では無かったと思う。
「本当に、セリオなのか?」
もう一度、セリオらしき人物を確認する。
確かにセリオだ。間違い無い!
チョイ役のサブキャラでも?自分が愛したヒロインだ。
その容姿を間違う事は無いだろう。
だがそれは容姿だけ、とも言う。
原作のセリオは翼を生やしてなどいないし、髪も銀髪では無い。
確かに銀髪は至高だが、原作のセリオの髪は橙色である。
やはりセリオでは無いのか?
グランベルムが実話だった例も有る。
ToHeartが実話では無いとも限らない。
詰りこのセリオが、本物の可能性も充分に有る。
「あの槍、絶対ヤヴァイ代物だろ?」
近づいて本当にセリオなのか?しっかり確認したい!
だがそのセリオを護るように立て掛けられた槍が、絶対にヤヴァイと思う。
何か?これ以上近づくな!的オーラを放っている気がする。
絶対に伝説の武具とか、
インテリジェンスウェポンが所有者を護っているパターン!
迂闊な事をすると殺される。
鍛えられたゲーマーには、良く解る展開である。
「水晶はどう思う?」
「あの娘がセリオ本人かどうかは解らないけど、
アレは使徒よ。
マスターや、マスターのクラスメイトとは違う。
真の神の使徒」
神の使徒。
エヒト神がトータスを救済する名目で、
異世界の日本から召喚した、自分を含むクラスメイトに与えられた肩書だ。
対する真の神の使徒とは?
エヒト神が自ら創造した尖兵の事らしい。
翼を生やした天使のような外見。
神の代理人として、度々地上に現れて歴史に介入して行く。
それが真の神の使徒。
言われて見れば?バーン大迷宮の戦争記録でも、
銀髪のヤツがチラチラ映っていたような気もする。
アレが真の神の使徒だったのか?
「それを踏まえて、どうするの?マスター。
答えはもう決まってる気もするけど☆」
水晶のしょうがないなぁ、と言う顔!
流石は水晶である。次に何を言う心算なのか?良く解っているらしい。
「お持ち帰り、一択だな!」
かつて攻略出来無かったヒロインが目の前に居る!
これは口説きに入るだろ!!(ゲーム脳稼動中)
一歩前に出る。
当然槍は?殺気立ったオーラを放って来る。だが、
「セリオを害するような真似はしない。
彼女を、診せて欲しい」
槍に話し掛ける。
槍をセリオの相棒だと思って、話し掛ける。
槍のオーラが止まった。話の解るヤツで助かる。
「こうして見ると、
眠っているようにしか見え無い訳だが?」
「自己修復機能が働いているわ、
再起動中って処かしら?」
「神水を飲ませたら、直ぐに治ったりは?」
「意識が無いのにどうするの、
口移し?」
「初対面でそれはアウトだろう」
「///」
水晶は愉しそうだ。
どうやら此処でCGイベントが観たいらしい。
その返しもブーメランだった。
初対面でユキナに手を出したヤツの台詞では無い。
ユキナには、盛大に視線を逸らされる。
「口移しイベントかと思ったけど、残念!
来るわ、マスター」
「ヲイヲイ、
マグマじゃないだろうな?」
だが愉し気な空気はそこまでだった。
突然の地鳴り!
最悪噴火活動の再開で、此処にマグマが!と言う展開も想定されたが?
現れたのはサンドワームの群。
サンドワームは現れるなり、砂走りの死骸に喰らい着いて行く。
「砂走りの死骸に引き寄せられたか、
大火山の噴火で興奮しているとか?その辺りかしら☆」
「何でも良い、此処は脱出だ!」
†
手早くコネクトを済ませて、セリオを背負う。
槍は自力で浮遊して着いて来る。やはりただの槍では無かった。
サンドワームが砂走りを貪る中、何とか地下空洞を脱出。
だが地上の砂漠はミミズ祭りだった。
何か色々とウネウネしている。触手祭りと言った方が正しいかもしれない。
「世界観がいきなりクトゥルフになったな?
初日から星辰的な日で、邪神でも復活したか?」
リアルSANチェックが入りそうな光景だが、
精神支配無効の効果で、SANチェックは(多分)入らない。
「私達も行くわ」
「ユキナ」
「幸利から聞いた話だと、最終決戦に挿入歌は付き物でしょう?」
「これは最終決戦でも何でも無いけどな?」
オルクスの指輪の収納スペースから、楽器を召喚する。
この楽器は?日々生成魔法でメンテナンスとコーティングをしているので、
砂漠だろうと砂の惑星だろうと、不具合は出ない。
「此処は?」
「気が付いたかセリオ、立てるか?」
Roseliaの舞台を整えて、
これから触手祭りを蹴散らす!と言う時にセリオが目を覚ました。
「はい。
いいえ、私はセリオと言う名前では」
「それは残念。
銀髪は至高だが、セリオの髪は橙色だからな?解ってはいた」
「御家族か御友人。恋人の方ですか?」
「それなら嬉しかったが、違う。
まぁ、好きな物語のヒロインって処だな?」
「橙色。こうでしょうか?」
変化や偽装系のスキルだろうか?
セリオの髪が銀髪から、原作通りの橙色に変わった!
「セリオっっっ!!!!!!
いや、スマナイ。セリオじゃ無かったな?」
「あの、セリオと名乗ってもよろしいでしょうか?」
「勿論構わないが、何故?」
「私は仕えていた主の下を放れました。
主に与えられた名前も捨てます。丁度良いかと」
「ならセリオ、
訊きたい事は色々有るが、まずは此処を突破する」
「はい、お供します」
Roseliaの演奏が始り、槍を手にしたセリオが前に出る。
難無く触手祭りを狩って行くが、触手の群は途切れる事を知らない。
やはり範囲攻撃が必要な場面だ。
「神代魔法を求める七つの大迷宮を巡る旅。
をしている割には、
楽器のメンテナンスに生成魔法を使っている程度な気がしないか?」
【それでも役には立っているわ】
そう言う水晶は?
化粧品の製作だけだった気がする。
ふたり揃って神代魔法を、バンド活動にしか使っていない現実!
Roseliaの演奏でバフが入っている今、
やはり戦闘で活用したい処だ。
「と言う訳で重力魔法だ。
【重臨】(グラヴィトン)」
重力魔法としてはオーソドックスな、押し潰し型!
漆黒の重力場が、触手祭り全体を覆い尽して押し潰して行く。
Roseliaの演奏バフの効果も有り、思った以上の結果となる。
邪神復活かと疑いたくなる程居たサンドワームの群が、
尽くクレーターと化した。
砂漠だから、蟻地獄と言うべきかもしれない大穴だった。
「退避成功。
神代魔法ですか、この時代では珍しい筈ですが?」
「カミサマに強制召喚されたからな?
今は故郷に帰る為、神代魔法を求めて七つの大迷宮を巡る旅の最中だ。
これでも神の使徒!と言う事になる」
「故郷に帰る為、エヒト神に従う心算は無いと?」
「むしろ、従う道理が有るか?」
†
オリキャラ&クロスキャラ設定
9/HMX-13セリオ(ドライツェーン)
清水(挫折)も日本でプレイした恋愛ゲームのヒロイン。
の妹に当たるチョイ役のサブキャラだった筈のクロスキャラ。
グランベルムの実話設定に続き、ToHeartも実話設定になります。
HMX-シリーズの開発を行っていた来栖川エレクトロニクスが、
ある日研究所ごと異世界転移してしまいます。
この大損失を前に来栖川グループは?
HMX-の試験運用のデータを元に恋愛ゲームを開発&販売!
損失の補填に当てます。これがToHeartに!と言う設定です。
そして異世界転移した来栖川エレクトロニクスは、
日本への帰還をチラ付かされて、聖教教会の前身組織と技術提携!
この時にメイドロボとして開発される筈だったHMX-シリーズが、
トータスの魔法技術で使徒として製造される事に!
使徒セリオの誕生です。
ですがとある大きな事故が発生!甚大な被害が出ます。
来栖川エレクトロニクスは、異端認定を受けて追放される事に。
教会も責任を取り、前身組織は解体。再編して今の聖教教会へ。
研究成果は公表される事無く抹消されました。
この時事故を起こしたのは、今の帝国が有る土地です。
事故が起きた土地は禁断の地と呼ばれて、今も厳戒封鎖中。
事故の件は教会が隠蔽していますが、
帝国ではしっかりと語り継がれて、
教会と神への信仰の薄さの一旦となっています。
追放された後の来栖川エレクトロニクスについては?
また別の機会に!と言う事になります。
使徒セリオを出したいだけで、随分設定盛ったなぁと思いますが?
おかげで帝国のテロイベントや、
シュネー雪原のイベントも盛れました。結果的にはこれで良かったかな?と。
因みにツヴェルフ(12)は?
人間の恋人を作って使命を放棄!現在雲隠れ中。
と言う設定。出番の予定は無いです。
使命を放棄したツヴェルフとその恋人を、
ドライツェーンが処刑の使命を帯びて現れる!と言う展開も構想しましたが、
ツヴェルフのウェイトが厚くなりそうなので、カットしました。
作中のRoselia曲は?
■pera of the ■astelandと言うイメージです。
因みに21のゴースト退治は?
■IRE BIRDと言うイメージでした。
本当に最終決戦なら?
■reak your ■esireも良いと思う。