ありふれた英雄願望(挫折)で世界最強   作:LW

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久しぶりに続きを書いて見ました☆

グリューエン大迷宮編完結!
最後のシーンは?21で登場したレティシア(オリキャラ)視点です。


34 聖歌は神を謳わない

「新しいステージ衣装、完成していたのか」

 

「えぇ、リンコが頑張ってくれたわ」

 

新作の蒼い、青薔薇のステージ衣装。

Roseliaのステージ衣装と言うと、黒のイメージが強い。

だが此処は砂漠である。

 

砂漠で黒い衣装は流石に!と言う事になった。

ブランドのイメージを護るのも良いが?

新しい空気を取り入れる気質も有用!と言う点も有った。

其処で新しい青薔薇の衣装だ。

 

「新しい青薔薇も好い、良く似合っている」

 

「ありがとう///

 明日からだから、最初に見て欲しかったの」

 

明日からアンカジで、快癒記念ライブが開催される。

アンカジを苦しめた病気の、快癒のタイミングを狙ってのライブだ。

テンションが上り易い絶好のタイミング!

其処でRoseliaはライブを行う。多くの観客が訪れるだろう。

 

だが今は、

微かに頬を染める青薔薇は、自分一人のモノだ。

 

「でも、良かったの?

 幸利はアンカジまで、大分急いでいたのに」

 

その後は明日からのライブの予定やら、

新しいパフォーマンスの確認やらをしていた訳だが?

それも終ると、ベットに腰掛けるユキナが訊ねて来る。

 

「大火山の噴火を知って、何かが起こる気がしていた。

 セリオとの出逢いが!それだと思って良いだろう。もう急ぐ必要は無い」

 

それにグリューエンの攻略が終れば、

次の目的地はエリセン、メルジーネ大迷宮!ユキナの故郷だ。

 

「………そう、ね」

 

エリセンの名は出さ無かったが、やはり伝わってしまう。

ユキナがやや俯く。

 

元々、日本に還る為に旅を始めた。

ファンタジー系のゲームやラノベも、確かに好きだ。

だが、実際にファンタジー世界に永住する程では無い。

日本への帰還。それは間違い無く竜骨だった。

 

「次の目的地はメルジーネだ。

 エリセンでは無い。何とでもなる」

 

だがいつからか?

ユキナの存在は、それよりも多くを占めるようになった。

俯いたままのユキナを振り向かせたくて、そう口にする。

言うまでも無く、エリセンに寄った方が旅の難易度は下がる。

 

「大丈夫よ。

 私には、貴方が居るから」

 

そうしてユキナが微笑むから、難易度を上げたくなる。

ノンストップの砂漠横断よりは?多分マシだろう。

 

追記。

その夜は自重した。

新作の衣装を、ステージに立たせる事無く汚す展開は無かった。

 

 

「浮かない顔だ。どうした?」

 

「幸利さん」

 

翌日。Roseliaの快癒記念ライブは、予定通り開催された。

予想通りライブは沸き、アンカジ全体が鳴動しているかのようだ。

だからライブ会場に在りながら、

何処か遠くを眺めるようなセリオに、目星が留まる。

 

「私達は世界の安寧を護る存在です。

 世界の安寧を、其処に住まう人々を護り続けて来ました」

 

「このアンカジのように」と、セリオの声が聴こえて来るようだった。

世界の安寧。既にセリオの献身は目撃している。

その言葉に偽りは無いだろう。

だがそれなら?そもそも異世界召喚される謂れは無い。

残念ながら、続く言葉が有る。

 

「エヒトルジュエ、

 エヒト神は厭きた。と、そう言っていました」

 

セリオは告解する。

世界の真実を、トータスを統べる神の姿を!

 

「世界の安寧。

 護り続けて来たトータスの喜びを、笑顔に厭きたと」

 

そう言って向けるセリオの眼差しの先には、

ライブに沸くアンカジが、今此処に在る幸せ!と言うヤツが映る。

 

「大切だった筈のモノが、

 路傍の石になる事が在るのでしょうか?」

 

さて、二十年も生きて居ない人の身だが?

カミサマの心境をトレースして見る。

勿論カミサマなどでは無いので?足りたい部分はゲーム脳で補完する。

 

延々と同じゲーム、

恐らく都市開発モノか、戦略系戦争ゲーの類をひたすらプレイし続ける。

セリオには悪いが?いつか厭きる。

別のジャンルに手を出したくなる気持ちも解る。

かと言って、異世界召喚のリアルプレイに同意する気は無いが!

 

「厭きた。か、

 大切だった宝石も、いつかは石コロになる時も有る」

 

「!!」

 

同意されるとは思っていなかったのだろう。

セリオの顔が、悲しく沈む。

 

「だが、いつまでも輝き続ける事も有る。

 そう言うモノだろう?」

 

未だに初めてプレイした恋愛系RPGのヒロインが好きだ☆

何もかも手探りだった。

だからキャラメイクで、目当てのヒロインと同じ地属性に!

これはゲーム的にメリットの有る行動だった。

周回プレイから仲間になる女神様が居なくても、

初回から風の四天王を撃破し易くなったり、他にも色々。

 

好感度を上げて、少し台詞が変わるだけで嬉しくなる。

謎の好感度ダウンイベント&

時間経過で戻るアレは?目当てのヒロインには発生しない。

後でこれが、実は生理イベント(ゲーム中に明言無し)らしいと知る。

目当てのヒロインにこのイベントが無いのは?

子供が産めない生まれだから、と言う設定の凝り具合!

 

ラストまでパーティーを組み続けた所為で、ノーマルEDになった事も有る。

他のフラグを全て建てた後、

パーティーから外さないと?最後のフラグイベントは起きなかった。

 

エピローグの描写は?

どう考えても初めての痛みだろう!?と思ったモノだ。

そして、初めて好きになった目当てのヒロインは銀髪である。

 

「幸利さん!」

 

覚えている。忘れる筈も無い。

間違い無く今も輝き続けている。

セリオの目が、希望を見る目に変わっていた。

 

 

「出番だ、メタリア」

 

大火山の噴火が治まるまで、アンカジでライブ活動をして過ごした。

噴火が治まる頃、水晶の冷房結界に護られて再び大火山に到着。

冷えた溶岩が道を塞ぐ事も有ったが、

メタルワームのメタリアを解凍召喚して、新しい道を掘らせて先に進む。

 

大火山内部に魔物の姿は無い。

マグマに耐性を持つ溶岩竜やら、炎の精的な奴等の出現を想定していたが?

グリューエン大迷宮は静かだった。

大火山の噴火で、迷宮内の魔物も何処かへ流されたのか?

 

「セリオの活躍で、最後の探索は楽になったか」

 

「恐縮です」

 

本当に大迷宮の探索は?最後までイージーモードだった。

何のイベントも無く、解放者の住処にも到着。

ボス戦も、ザコとのエンカウントすら無い。

神代魔法の空間魔法も問題無く修得!

グリューエン大迷宮のクリア証たるペンダントも回収した。

 

「他の大迷宮もこの難易度なら助かるが、無いだろうな?」

 

「はい、姉さん達との戦いは数的に不利でした。

 正面から戦って勝てる戦況では無かったでしょう」

 

使徒相手に1VS8とか!

準セリオクラスの相手だ。好んで戦う手合いでは無い。

 

「姉さん達が相手でも、水晶さんなら問題無いのでは?」

 

「………水晶が基準になる時点で、

 アウト判定の相手だろう」

 

水晶が直接戦う以外なら、

コネクトとユキナのバフ有ならどうにか?と言うレベルだ。

 

「バトルモノにありがちなインフレ!

 もういつの間にか後半戦的なヤツか?

 リアルでインフレは止めて欲しい処だ」

 

今後、どうやってインフレゾーンを突破して行くか?

それが課題となる。

 

「セリオ、

 解放者はどうやって使徒と戦ったんだ?」

 

確かバーン大迷宮で観た戦争記録では?

使徒は扇動がメインの印象だったが、

解放者が使徒と戦う局面も有った筈だ。

 

「解放者の代表格を除けば、

 解放者に味方した聖歌隊の戦果です」

 

 

「如何でしたか?枢機卿猊下。

 いえ、もう教皇猊下。と御呼びした方が?」

 

かつては誉れ高き天上の御使いだと信じていた。

けれど信仰は絶えて、

御使いもただの羽人形となり、駆逐すべき害悪となった。

 

あぁ、ようやく届きました。

駆逐すべき害悪を、この手で仕留めたのです。

 

====================================

反転

世界の真実を知り信仰は死に絶えた。

救いの手は反転して、愛は隣人を傷付ける。

効果/

レティシアの固有技能。

全ての回復効果の反転。任意解除不能。

====================================

 

もう使い慣れてしまった忌わしい反転回復が、羽人形を捉える。

羽人形は、内側から爆ぜて崩れ堕ちました。

あぁ、何て心地好い。久しく味わう事の無かった達成感です。

 

「えぇ、世界の真実とやらを確認しました。

 残念ですね?まさか神が、何の役にも立たない害悪とは」

 

聖教教会総本山の神山。

神山の封印区画、バーン大迷宮から現れたのは?

明日、新たな教皇となられるエレシュキガル枢機卿猊下です。

 

「ならば廃しましょう。

 神の時代は終り、と言う事で」

 

新たなる教皇猊下の答えに、哄笑を以って応える。

これで神殺しを為せる!そう信じられる一歩でした。

新たなる解放者の誕生を祝福するように、賛美歌が奏でられる。

 

「闇の聖歌隊。

 コチラも充分に効果が有ったようですね?」

 

「はい、羽人形は捕囚の如く愚鈍になりました。

 精兵ならば討滅可能な領域でしょう」

 

神山全域に奏でられた賛美歌【覇堕の聖歌】!

この賛美歌に囚われた者は?

例え羽人形であろうと、著しく能力を制限される。

 

「ならば、新しい手札が要ります。

 手筈通り残骸を回収して―――」

 

「キサマラァッッ!!!

 このような事をして、許されるとでもッッッ!!!!!!」

 

せっかくの好い気分でしたが?流石は羽人形です。

猊下を封印区画に案内した際、

直ぐに襲撃して来た二体の羽人形。

もう一体の羽人形に、まだ息が有りました。

 

「解らないのですか?

 もう、要らないのです」

 

ですが既に虫の息。声を出すのがやっとでしょう。

そっと生き残りの羽人形に手を触れて、いつも通り回復魔法を詠唱。

羽人形が爆ぜて沈黙します。

 

「今日は本当に素晴らしい日です。

 ユキトシに話す事も増えました☆」

 

 

オリキャラ&クロスキャラ設定

 

10/新教皇エレシュキガル

イシュタルに代わる聖教教会の次代の教皇。オリキャラ。

イシュタルが狂信者系だったのに代わり、

エレシュキガルは、人類の利益優先の商人系のキャラで行く予定。

 

神山攻略の際に、

清水(挫折)はアリアの洗脳胞子をバラ撒き、

レティシアは洗脳された神官を、独断で鏖殺して処分しました。

神山は聖教教会の管理下に戻りましたが、レティシアは審問を受けます。

その審問担当者がエレシュキガルでした。

エレシュキガルはレティシアの狂気と、世界の真実を聞かされます。

そして真相を確かめる為にバーン大迷宮へ!と言う流れです。

 

闇の聖歌隊は?

【覇堕の聖歌】を使う為だけの、教皇直属の秘匿部隊です。

今回は後方の離れた位置に配置していた為、

部隊の詳しい描写は有りませんでしたが?

全員黒い眼帯を装備した、修道女(聖女候補)で構成されています。

 

また神山には?

通信系アーティファクトが設置されており、

神山内なら自在に、聖歌の効果範囲に捕捉可能!と言う設定です。

 

因みに回収された使徒は?

ツェーン(10)とエルフ(11)のモブ使徒となります。




>新作の衣装を、ステージに立たせる事無く汚す展開は無かった。
正しい展開を読み取れるかな?と言うテキスト☆

>初めてプレイした恋愛系RPG
懐かしさに駆られて、少し羅列してしまいました☆
かなり旧い作品ですが?知名度は結構有ったと思います。
PC-FX→SSとPSに移植!
PSではアフターの続編も出ましたが?何故か格ゲーに!
私は超ビギナーでしたが、ライン回避で楽に勝てるレベル☆
リングアウトで勝つのが好きでした。

グリューエン大迷宮編が終り、
次はメルジーネ大迷宮編!ユキナ帰郷編とも言う☆
グランベルムからも参戦有です。
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