未来人と艦娘と   作:メテオ・ザ=ディザスター・アラシ(以下略

15 / 17
第15話 沈んだ艦娘の魂

「漣……お前は僕の部屋で寝てたんじゃ!?」

「いいえ、私はあなたのところの漣とは違う漣よ?」

目の前にいる漣が言っていることの意味がわからない。というかいつも僕のことを「ご主人様」と呼ぶ漣がなぜ「あなた」と読んでいるんだ?お前は別の世界線にいる漣なのか?

「私は舞鶴鎮守府所属……だった漣。今はもう沈んで深海棲艦になっちゃったんだけどね」

「深海棲艦……になった!?」

僕は今いる鎮守府の所属だった漣、その漣が沈んだら深海棲艦になっただって!?じゃあ今目の前にいるのはいったい……。まさか、沈んだ漣の魂だとでもいうのか?

「漣はご主人様の手で建造されて、舞鶴鎮守府に着任したの。そこにいる響と一緒にね。……でも、あのホ級にやられて沈んでしまったの」

「……漣、まだ司令官のことをご主人様って呼んでるんだね」

「ご主人様の反応面白かったし、しっくりくるからいいかなーって♪」

「沈んでからも変わらないんだね、君は……」

なんだ、こっちの漣もこういう感じだったんだ……。じゃあ他に漣がいてもみんなこんな感じなのかな?

「それで、そっちの漣と……響だっけ?僕にいったい何の用なの?」

「ああ、話が逸れてしまったね。私たちはお礼を言いに来たんだよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私たちと一緒に、あのホ級を倒してくれたことを」

「は……?君、何を言っているんだい?」

あの時ホ級を倒したのは僕と叢雲。響なんて艦娘はその時一緒にいなかったし、そもそも沈んでいるはずなのに一緒に戦えるわけがない。一体何を言っているんだ……?

「いいや、君と一緒にホ級を倒したさ。……君の変な名前の剣の一部としてね」

「変な名前の……まさか!?」

「そう、そのまさかさ。私は君が魚雷爆破で倒したイ級だった。倒した私の艤装を持ち帰り、剣に加工した。そのおかげで魂の一部だけ留まって力を貸せたんだ」

「漣はハ級だったわね。なんか目つきが鋭い奴に倒されて海に還るのかと思ったんだけど、私の魂だけはあなたの剣に留まれたみたい」

信じられない。てっきり深海棲艦の力を使って攻撃しているのかと思っていたが、まさか沈んだ艦娘が力を貸してくれていたなんて……。

「あいつ、戦艦の砲撃で漣が大破したところを魚雷で沈めて来たのよ!ちょームカつく!」

「私も同じような方法でやられたな。雷や電もそうだったね……」

「え、戦艦が出る海域に出撃したの!?」

「いや、私たちが出たのはこの鎮守府の近くだよ?」

ここのすぐ近く?ということはこのあたりは戦艦が出るようなやばい場所なのか!?漣たちに問いかけようとするが、その途端二人は光に包まれ始めた。

「あら……もう限界なのね」

「ごめんね学。今日はもうここまでみたいだ」

「ちょっと、それってどういう!?まだ聞きたいことがたくさん……!」

「またいずれ会えるわ。……それまで、叢雲たちをお願いね」

次の瞬間あたりはまばゆい光に包まれ、そこで意識は途絶えたーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はっ!?漣は?響は!?」

「おしぇろせかいちゃんぴおんー」

気が付いた時にはあの白い空間ではなく自分の部屋にいた。漣は隣で寝言を言っている。さっきのは夢か何かだったのだろうか……。剣を出して見てみるが、特に変わったことはない。

「なんだったんだろう、さっきのは……。でも、あれが本当ならこれに漣と響の魂が……」

 

(タノンダヨ……)

 

「うん?」

今、一瞬剣から何か聞こえたような……?漣たちが何か訴えかけたのかな?

 




ついに書き置きが尽きました(白目)ペース落ちるかもです
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。