未来人と艦娘と 作:メテオ・ザ=ディザスター・アラシ(以下略
「漣……お前は僕の部屋で寝てたんじゃ!?」
「いいえ、私はあなたのところの漣とは違う漣よ?」
目の前にいる漣が言っていることの意味がわからない。というかいつも僕のことを「ご主人様」と呼ぶ漣がなぜ「あなた」と読んでいるんだ?お前は別の世界線にいる漣なのか?
「私は舞鶴鎮守府所属……だった漣。今はもう沈んで深海棲艦になっちゃったんだけどね」
「深海棲艦……になった!?」
僕は今いる鎮守府の所属だった漣、その漣が沈んだら深海棲艦になっただって!?じゃあ今目の前にいるのはいったい……。まさか、沈んだ漣の魂だとでもいうのか?
「漣はご主人様の手で建造されて、舞鶴鎮守府に着任したの。そこにいる響と一緒にね。……でも、あのホ級にやられて沈んでしまったの」
「……漣、まだ司令官のことをご主人様って呼んでるんだね」
「ご主人様の反応面白かったし、しっくりくるからいいかなーって♪」
「沈んでからも変わらないんだね、君は……」
なんだ、こっちの漣もこういう感じだったんだ……。じゃあ他に漣がいてもみんなこんな感じなのかな?
「それで、そっちの漣と……響だっけ?僕にいったい何の用なの?」
「ああ、話が逸れてしまったね。私たちはお礼を言いに来たんだよ。
私たちと一緒に、あのホ級を倒してくれたことを」
「は……?君、何を言っているんだい?」
あの時ホ級を倒したのは僕と叢雲。響なんて艦娘はその時一緒にいなかったし、そもそも沈んでいるはずなのに一緒に戦えるわけがない。一体何を言っているんだ……?
「いいや、君と一緒にホ級を倒したさ。……君の変な名前の剣の一部としてね」
「変な名前の……まさか!?」
「そう、そのまさかさ。私は君が魚雷爆破で倒したイ級だった。倒した私の艤装を持ち帰り、剣に加工した。そのおかげで魂の一部だけ留まって力を貸せたんだ」
「漣はハ級だったわね。なんか目つきが鋭い奴に倒されて海に還るのかと思ったんだけど、私の魂だけはあなたの剣に留まれたみたい」
信じられない。てっきり深海棲艦の力を使って攻撃しているのかと思っていたが、まさか沈んだ艦娘が力を貸してくれていたなんて……。
「あいつ、戦艦の砲撃で漣が大破したところを魚雷で沈めて来たのよ!ちょームカつく!」
「私も同じような方法でやられたな。雷や電もそうだったね……」
「え、戦艦が出る海域に出撃したの!?」
「いや、私たちが出たのはこの鎮守府の近くだよ?」
ここのすぐ近く?ということはこのあたりは戦艦が出るようなやばい場所なのか!?漣たちに問いかけようとするが、その途端二人は光に包まれ始めた。
「あら……もう限界なのね」
「ごめんね学。今日はもうここまでみたいだ」
「ちょっと、それってどういう!?まだ聞きたいことがたくさん……!」
「またいずれ会えるわ。……それまで、叢雲たちをお願いね」
次の瞬間あたりはまばゆい光に包まれ、そこで意識は途絶えたーーー
「はっ!?漣は?響は!?」
「おしぇろせかいちゃんぴおんー」
気が付いた時にはあの白い空間ではなく自分の部屋にいた。漣は隣で寝言を言っている。さっきのは夢か何かだったのだろうか……。剣を出して見てみるが、特に変わったことはない。
「なんだったんだろう、さっきのは……。でも、あれが本当ならこれに漣と響の魂が……」
(タノンダヨ……)
「うん?」
今、一瞬剣から何か聞こえたような……?漣たちが何か訴えかけたのかな?
ついに書き置きが尽きました(白目)ペース落ちるかもです