月の聖杯戦争RTA   作:ぴんころ

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風邪引いた


Part6

 なんだかそろそろ色々おかしなことになってきて、宝具を使えるようになって万々歳なのに目が点になりそうな状態でホモくんを罵るRTAはーじまーるよー。

 

 

 今までこちらだけ宝具が使えない状態で戦い続けてきたことで、戦闘も少し盛り上がりに欠けていましたが、ついにこの五回戦からこちらの宝具も解禁されるので、愛歌ちゃん様が持ち込んだ宝具を……使えません。何せ彼女の宝具は単純に言ってしまえば『ビーストの召喚』。レギュレーションでビーストの使用を禁じているため使用することは許されませんよ。

 通常プレイならばともかく、このRTAではこちらには一切の利益がない宝具解禁に伴って道中の敵の実力も尋常じゃないくらい強化されています。下手しなくても死にますし、道中の遭遇戦も運ゲーが混じってきます。

 

 動くことができるようになったらまずは対戦相手の確認。掲示板にはユリウスの名前が書かれています。もしも弓道場にいる六回戦でレオと当たるまで生き残ってる子が当たったらリセットです。ユリウスだということを確認したならば凛ちゃんに伝えに行きましょう。彼のサーヴァントは三回戦の前の幕間で出会ったあのアサシンです。このサーヴァントというのが曲者で、初日には必ず暗号鍵を取れません。アリーナ内部で接触したら諦めて帰りましょう。

 まあ、それよりも先にすることがあるんですけどね。具体的には購買です。あそこにRTA必須となる礼装が……強化スパイクが売り出されています。これの効果はホモくんの行動速度が速くなるというものです。思っている以上に早くなります。ね? RTAには必須でしょ?

 さて、そんなことをしているうちにアリーナに来ました。彼のサーヴァントは李書文。圏境というスキルを使用して姿を隠しています。そんな彼によってこちらのサーヴァントは絶対に心血とやらを突かれてしまうらしいのです。愛歌ちゃん様、肉体の強度は普通の一般人っぽいのにそんなものを受けて体が残ってるのがちょっと不思議ですが、とりあえず愛歌ちゃん様を連れてアリーナから帰りましょう。……自分の未来を見ていればどうにかなったのかもしれませんが、見ていなかったんです。だからこの話はここで終わりです。

 

 

 アリーナから帰ると二日目に移行します。こういう場合は一人で悩んでいても仕方ありません。凛ちゃんに相談しましょう。凛ちゃんに相談すると、さすがは凛ちゃんと言いたくなるような頼りになるところを見せてくれます。凛ちゃんが頼りになるところを見せてくれたおかげで三日目には愛歌ちゃん様が消滅することがわかります。消滅したほうが世界のためではありますがこのRTAのためにはなりません。

 

 凛ちゃんが魔力供給が成されていないことが原因だということを教えてくれて、今からキマシタワーを建てて魔力供給をするということも教えてくれたので、その前準備をします。実は愛歌ちゃん様……というかサーヴァントの好感度が一定以上だとマスター本人と魔力供給(意味深)をすることになるのですが、凛ちゃんがやってくれたほうがタイム的にはめちゃくちゃ早いです。殺されない程度の好感度に留めておいたので今回はそんな事案は発生しませんが、これからRTAを走る人たちは忘れないようにしましょう。

 ついでに、サーヴァントがこういう状況なので凛ちゃんが用意した人形(ドール)を借りましょう。これも好感度が一定以上だと一部サーヴァントにぶっ壊されるのですが、今回はそんなことは起こりません。気にしなくていいです。人形(ドール)のスペックは凛ちゃんのランサーと同じです。強い。まあ、そんなことを言ってもただの人形(ドール)ですので自分で考えることは特になく、マスターであるこちらの指示に従うだけなのですが。

 ちなみに、サーヴァントが無理やりついてきた場合、極力戦闘を避けるというお話の都合上、ゲーム的には戦闘はいくらでもできるのですが、この状態では実は通常の半分の性能しかありません。普通に人形を借りた方が楽ですが、経験値は入らないのでできる限り戦いは避けましょう。与ダメ半分、被ダメ二倍とか笑えませんからね。

 さて、そんな二日目ですが、ショートカットを使用して敵と当たる確率を最低限にまで減らし、設置候補は一番最後が固定で正解なので、そこに割込回路(バイパス)を仕込んだらそれで終わりです。帰りましょう。

 

 

 はい、三日目ですね。ここで凛ちゃんと愛歌ちゃん様がキマシタワーを建てるのですが、その間は暇です。覗くのもロス(ロスとは言ってない)なのでそんなイベントは発生させません。というわけでレオと会話をしましょう。こいつのお別れの言葉とかめちゃくちゃムカつくので今この場でできることなら吹き飛ばしたい……。

 とりあえず、凛ちゃんから連絡がやってきたら一階の中央で愛歌ちゃん様を引き取りましょう。そしたらそこにユリウスもやってくるので、アリーナで故意の遭遇からの遭遇戦です。ところで、言峰神父にアリーナでやれって言われるのですが、そもそも猶予期間の間は戦っちゃダメだよって言ってたあんたらが推奨してどうするんだって感じがしますよね。

 とりあえず、三日目の戦いではこちらの攻撃は一切通用しません。当ててもダメージはゼロです。愛歌ちゃん様は中国武術なんて身につけていないのです。ですが、今回は耐えるだけでよくて、さらに先ほどの遭遇時点でマトリクスは二つ目まで回収済みです。『気配遮断』と『二の打ちいらず』の二つですね。ぶっちゃけた話、『二の打ちいらず』なんてワードが出ている時点でその真名はわかったようなものですが、今の時点ではまだわからないことになっています。諦めて遭遇戦をしましょう。強化スパイクを使って走り回っているので、コードキャストは一つ使えません(白目)。

 ちなみに、翌日から第二層が開くので、第一層を何も問題なく散策できるのはおそらくこれが最後。忘れないうちに暗号鍵を取得しましょう。

 

 

 では、四日目です。なんだか今回はとってもはやーい。

 四日目は、凛ちゃんから相手のサーヴァントをどうにかする方法を練ってみる、という言葉とこちらの正体がサイバーゴーストであるという言葉をもらうことができます。ですがそんなことは私には関係ない。なんか悟ったような様子のホモくんを動かしながら、凛ちゃんに用意してもらったトラップを設置しましょう。対装具トラップ、対魔術トラップ、対精神トラップの三つです。これを設置したならば、もう今日やるべきことはないです。

 さて、設置している間にアリーナ第二層の敵でも説明しておきましょうか。一層の説明をしなかったのは二層の方が美味しい雑魚がたくさんいるからです。残念ですが奥の方にいる美味しい鳥とか熊がいますが今日のところは狩れません。しょうがないので蜂とカエルで我慢しましょう。

 あ、ちなみに今日のところは暗号鍵は取得できません。二つ目のトラップを仕掛けた三叉路、そこから左が暗号鍵のあるところなのですがスイッチ扉があるのでまだ空いていないのです。凛ちゃんがユリウスの動きの選択肢を封じるためにスイッチ扉で封じているのか、それとも違うのか。とりあえず、五日目のトラップが終わった後ならば問題ないので、今日はもう終わっておきましょう。

 

 

 さあ、五日目です。凛ちゃんと最後の打ち合わせを行うのですが、その中で突然ホモが凛ちゃんのことを抱きしめます。突然抱きしめても許される主人公の特権をバッチリと使うホモの面汚し。でも、これを見ているキャスター的にはどうなんでしょう。最低限の好感度稼ぎなのでおそらくは問題ないと思うのですが、以前掲示板で『サーヴァントの好感度を上げすぎているとここで、拗ねるか、戻ってきたらヒロインが消えている』なんて報告があったりしたのでちょっと恐ろしいです。

 とりあえず、彼女が用意してくれたトラップですが、内容に関してはよくわからないものの結局のところ『相手の透明化を剥がす』という一点に特化しています。相手の透明化が身につけている装飾品、あるいは防具だったりする場合に反応する対装具トラップ。相手が魔術によって透明化している場合に反応する対魔術トラップ。相手が精神的な修練で透明化しているというよくわからない状態の時に反応する対精神トラップ。反応するのは一番最後であり、ここはユリウスがアリーナを動かないとどうしようもない部分なのでRTA的にはイライラタイムです。お前暗殺者なのに、ちょっと礼装で強化された脚力にすらまともに追いつけないレベルの速度で動くってどういうことだよ。

 三つ目のトラップのところに行く前に礼装を変更しておきましょう。回復のためのそれと守り刀です。相手のスキルモーション分の時間を削ることができます。ところで、この三つのトラップですが、最後の一つにも引っかからなかった場合ってどうするつもりだったんでしょうね。

 

 では、あとは焚き付けてマトリクスを奪うだけです。今回手に入るマトリクスは圏境。ダメージが通る以上はスタンだって取れます。完封だって不可能ではないでしょう。不可能ではないだけでできるとは一言も言ってませんが。わかっているパターンは毎ターン一手目に確定スキル。あとは二連続で同じ手を打つということは少なめ。二、三ターン目の該当する手に追加でスキル。最初の一戦目のようにこちらに三手くれるわけでもないので、スキルをバンバン使って死なないようにしましょう。

 ちなみに確定で使うスキルは『周天、気を収める』であり、次の手の筋力ダメージを倍にするとかいう白目を剥きたくなるような効果。つまり二手目だけスキルを使えばその効果は一切意味をなさなくなります。

 二ターン目は一手目にスキルは変わらず、五手目にスキルとコードキャストが固定。五手目のコードキャストがガード封印なので、六手目のアタックもおそらくは固定。さらに五手目のスキルはアタックの効果を上昇させる『周天、気を高める』。殺意増し増しですね。アタックの威力を上げた上で勝てなくするのやめろよお前。守り刀によるスタンは五手目のスキルに。そうでないと六手目に殺されることになります。

 三ターン目は一手目と四手目がスキル固定。それ以外は通常手なのですが、こちらはガード封印をされているのでアタックによる対処はスキル以外では不可能です。覚えておきましょう。まあ、ここは被弾するのは三流。結構楽に凌ぎ切れるので完封してなんぼです。

 

 あとは稼ぎつつ暗号鍵を取得するだけ。一応ここには『NEPHILIM』の新型もいますがそちらに関してはわざわざ説明するようなこともないので飛ばしても問題ないですよね。ここでアサシンとの戦いを終えたことによって通路を封鎖していた扉が開かれます。ということで、しばらくの間は見所のない場面が続きますので──

 

 

 み な さ ま の た め に ぃ 

 

 

 愛歌ちゃん様の好感度稼ぎについて話そうと思います。

 

 ぶっちゃけた話、彼女の好感度、上がり方はともかく下がり方は一気になります。相手にエクストラアタックを一回取られただけで好感度が一下がる糞仕様。代わりに完封した場合は好感度が0.5程度上がります。0.5ってなんだよオイ。そんな彼女ですが、最初の時点での好感度が10。これがゼロになった場合は見限られて殺されます。ちなみに今の好感度は私の計算が間違っていなければ20。そもそもRTAだからね、毎回完封するぐらいの勢いじゃないとRTAとは名乗れません。ちなみに三回戦でザビエルを叫べば好感度が一時的に3下がって、そのあとに4上がります。あの状況でふざけたことは許せなくても自分の知らぬことをしてくれたことにちょっとだけ面白かったようです。

 それに……おっと

 

 

 どうやら稼ぎは終わったようです。レベルは25。結構今回は稼げる時間が短かったのでこの程度なのですが、それでもレベル的には新しいスキルの獲得が許されるレベルですから、問題はないです。ここで獲得できるのは防御スキル『怪物女王』。こんな名前の割に一時的に大地母神の生命力をアップデートすることで一時的に体力を表記されている体力の十倍にする、という能力です。ただし、相手の『体力の○%ダメージを与える』という技の場合は表記されている体力の%でやるので、実際に受けるダメージはかなり小さくなります。そしてその一手が終わった後に体力が十分の一に戻るので、受けたダメージも十分の一に、という技。今回のアサシンの宝具が『現在体力の90%のダメージを与える』らしいので、ここで真価を発揮しますね。

 

 六日目にはやることはほとんどありません。唯一やらないといけないことは愛歌ちゃん様の真名と宝具についてだけです。今回は宝具は解禁されませんがね、それでも代わりとなるスキルはもらえるんですよ。そもそもビーストの召喚なんて許されるはずがないですからね。

 真名に関する情報は戦闘が終わった後にでも。宝具に関するチュートリアルが入るのでそれをスキップしながら翌日の対戦に備えてもう終わります。マトリクス精査による相手サーヴァントの真名当ては順番に一番下の「気配が感じられない」、上の「相手の回路を乱す打撃」、真ん中の「完全な体術による気配遮断」です。それにしても記憶がない割には英霊の宝具と真名についてすんごく詳しいですね。

 

 では、ハーウェイの黒蠍ことユリウスの撃破に……イクゾー(デッデッデデデデ)!

 

 

 

 (カーン!)

 

 

 エレベーターに乗ればいつもの戦闘前会話です。ここでは「自分からは特に何も……」を選びましょう。もう一つを選ぶと会話続行、そこから最大で選択肢が五つあります。色々と話を聞けますが、選択肢が出る以上スキップはできません。RTAではあまりにも不要な時間です。

 

 さあ、決戦です。相手はターンの最初に必ず「周天、気を収める」を使用します。先ほども説明しましたが「周天、気を収める」の効果は次手のみ攻撃力倍化というもの。二手目の行動が分らない場合は攻撃スキルで潰してしまったほうが良いですね。パターンは一手目と特定ターンの二手目、ついでにコードキャストタイミングから割り出せる手が固定です。なので、毎ターン一手目に守り刀のコードキャストによるスタンを当てれば、一手目のスキルに関しては問題ないですね。

 ちなみに、先ほど説明した宝具に関して模範解答は打たせない、です。宝具は{4(n-1)+1}ターン目に1度使用し、使ってくるのは必ず二手目。そこから四手を読み切ってどうにかするなんて考えたくもありませんからね。一手目がスキルで確定していて、使ってくるターンもわかっているのならば守り刀でスタン余裕です。お疲れ様でした。

 ついでに、今回に関しては三つ目のスキルがあります。「周天、気を満たす」という耐久アップのスキルです。与ダメが100減るのですがこれは耐久アップなので魔力ダメージが基本のこちらには関係ないと言っても過言ではないでしょう。ちなみに最初の使用は四ターン目の四手目です。

 この五回戦は宝具パターンに合わせて守り刀を使用し、さらに宝具を展開するのが一番安定します。八ターン以内に決めるのが理想。

 

 

 おっと、そんなことを言っている間に終わりましたね。一手目のスキルと宝具使用ターンに使う手までわかっているんだから、四回戦よりも雑魚なんてそんなの一番言われていることですしおすし。

 敗者にふさわしいエンディングがあるんだからちゃんと死んでて欲しいものですが、こいつは七回戦で復活してきます。

 

 

 ………………

 

 

 …………

 

 

 ……

 

 

 ──────────────────────え?

 

 

 

 何 で ユ リ ウ ス を 助 け よ う と し て い る ん で し ょ う か ね ぇ ?

 

 

 ユリウスを助けるシナリオは女性主人公にのみ用意されているはずなんですけどね。なんかユリウスを助けようとしています。この主人公はホモの鑑ですね。

 それでもユリウスは助けられません。令呪が二画あったならば話は別なのかもしれないですが、一画しか残っていない以上、彼に令呪を与えて生き残らせることはできないのです。

 ですが、どうやら運はいいようですね。ここでユリウスが完全消滅してくれるようです。七回戦で行われるはずだった戦いは消滅しました。喜べ〜!

 

 

(あ、ユリウスの持ってるハーウェイのアレがないと七回戦でアリーナの照明落とせない……まあ、いいかって顔)

 

 

 さて、それでは今回は五回戦が終わったところで終了……ではないです。出待ちしていたインチキ騎士を携えた金髪ショタことレオくんとの会話が残っています。彼との会話を終えると愛歌ちゃん様の真名についての会話になりますが、ここは面倒なのでスキップです。

 

 では、今回はここまで。ご視聴、ありがとうございました。




ちなみに条件は発覚していないが、一切役に立たない状態のユリウスが仲間に入る可能性もあるらしい(RTA的にはユリウスとの会話が六回戦以降増えるのでただのロス)

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