月の聖杯戦争RTA   作:ぴんころ

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ライザのアトリエ楽しい


Part2

 初っ端から友人と殺し合わないといけないことになってしまった悲劇の主人公と、特に友達なんていない根源のお姫様が二人三脚でやっていくRTAはーじまーるよー。

 

 はい、前回は間桐慎二が対戦相手だということを掲示板で知ったところで終わりましたので、今回はその続きからやっていきたいと思います。

 

 さて、間桐慎二が対戦相手だとわかったことでホモくんは愕然としてしまいました。ですが、動かないわけにはいきません。ちょうどよく端末に第一暗号鍵(プライマリトリガー)を取得せよとの文言が出てきたので、言峰神父に話を聞きにいきましょう。

 話を聞きに行ったら昨日手に入れた謎の物質が暗号鍵だということを教えてくれます。そしてそれと同時に、暗号鍵とは何かについても。このRTAを覗いている皆さんには説明するまでもないことかと思われますが一応説明しておきますと、暗号鍵とはつまり決戦場への鍵です。二つ揃わないと決戦場への扉が開かれることはなく、その時点で敗北が確定してしまいます。絶対に逃さないようにしましょう。

 

 話を聞き終えたなら、そのまま購買に直行です。ここでは今日から絶対に逃すことができない本RTAでは最重要となる、ある意味宝具と呼んでも差し支えない道具が手に入るようになります。その名もリターンクリスタル。

 名称の通り、アリーナからマイルームにまで強制帰宅をさせてくれるアイテムなのですが、これがあるのとないのでは探索終了後の帰宅にかかる時間が段違いです。絶対に必須と言えるので欠かさないようにしましょう。とは言っても、今持っているPPTでは三つ買うのが関の山です。これでは一回戦の間の分にすら足りません。あとでもう一回買いに行きましょう。

 

 今日のアリーナでは、間桐慎二がライダーとともに待ち受けています。アリーナに入る手前で煽ってきてくれますが特に気にする必要はありません。むしろ気にしてしまっては怒りで操作をミスする可能性だって多少なりとも存在します。ここは冷静になっておきましょう。というかぶっちゃけた話、向こうの煽りが『お前みたいなのろまに暗号鍵を取れるかな?』ってことなので、すでにとってるこっちからしたら『二日目なのにまだ暗号鍵とってないの?』って返せるんだよなぁ。

 

 アリーナの中に入れば愛歌ちゃん様も実体化してくれるのでエネミーを相手にしても問題ないです。ホモの魂にはムーンセルに出現する全てのエネミーの行動パターンが刻み込まれているので、華麗なる闘争をお見せしましょう。

 さあ、先に進みま……って、あれ、何かのミスですかね? 愛歌ちゃん様がまだ出現しません。ちょっとー運営ーどうなってるのー? ……あ、出現しました。よかったよかった。もしも出てこなかったらここから一歩も進めませんでしたからね。特に、今日に関しては慎二がそこにいますから。一体なぜ出てこなかったのかはわかりませんが、とりあえず進みましょう。

 

 基本的には前日と同じようにエネミーを倒しながら進めばいいです。経験値稼ぎは基本、奥でイベントが発生する日付に行うのがミソ。無駄に周回回数を増やす必要はありませんからね。なので今日は稼ぎ時です。奥の方にいる慎二とそのサーヴァントであるライダーに会いに行きましょう。

 

 さて、今回の戦闘では基本的にはライダーに勝利することは不可能です。

 というのも、今現在のホモくんと愛歌ちゃん様は間違いなく最弱の組み合わせと言っても過言ではありません。そして、一応慎二(八歳)は慎二(高校生)ぐらいに見えるように自分のアバターをカスタムできる程度には優秀な魔術師(ウィザード)です。さらにそこに『こちらは何も情報を持っていない』という状況も追加です。もう勝てる要素が何も見当たりませんね。

 ……おや、更に地獄になるようです。慎二はどうやら暗号鍵をまだ見つけられていない様子。それによって癇癪を起こしてこちらに対して攻撃を仕掛けてきます。三ターンどうにかして耐えましょう。ここは基本、わかっている手には有効打を、わからない部分には防御を入れておきます。そうすれば相手が防御を抜くほどの一撃を放たない限りはダメージはそこまで大きくなりませんからね。

 さて、耐えたら向こうは溜飲を下げたのか、その場で転移して帰ってくれますからね。ついでにアーチャーではないかという頓珍漢なマトリクスを入手して帰りましょう。

 

 戻ったところで、特別重要な会話が行われるわけではないのでここは聞き流して問題ないです。選択肢が出てくるような事態になったらログを開きましょう。そちらの方が短いです。マイルームでの会話は基本的にはスルーして寝てしまっても問題ないですから、二日目はこれで終わりです。

 

 さあ、三日目です。歓喜の叫びをあげましょう。ついに魂の改竄が解禁されます。いえあっ!

 ですがまずは慎二から情報を色々といただきましょう。遠坂と話している間に『艦隊』というキーワードが出てきましたから、もうほぼほぼクラスはライダーで確定ですね。しかも慌てて逃げてくれるので、もうあれがブラフではないとはっきりと言っているようなものです。いい感じに情報をくれた慎二くんには感謝の代わりに決戦で完封してあげるとしましょう。

 

 完封するとは言っても、今のままの能力値ではどうしても時間がかかってしまいます。そんなこの状況をどうにかするための手段が教会。そこで行われる”魂の改竄”です。先ほども少し口にしましたね。これは、わかりやすくいうならステータスポイントの振り分けです。これをしないと愛歌ちゃん様のスペックは最低値のままなので、できるようになったら必ずすぐに向かいましょう。

 教会で行われる魂の改竄はサーヴァントのステータス同様に『筋力』『耐久』『敏捷』『魔力』『幸運』の五種類から選択することになります。愛歌ちゃん様の本来のスペックは筋力:E、耐久:E、敏捷:E、魔力:EX、幸運:Cだったはずですから、基本的には魔力をあげていけばオッケーです。何せ、彼女の攻撃は虚数魔術によって生み出される対サーヴァント用の愛歌ちゃん虐殺ウィップなのでね。魔力が上昇すればそれで攻撃の威力は上がります。

 

 今現在のレベルは4。手に入れたステータスポイントは9。これらを全て魔力につぎ込むと言いたいところですが、一応耐久も上げておきましょう。7:2ぐらいで。え、それ以外の能力ですか? 筋力はそもそも魔術以外での攻撃をしないので関係ないですし、幸運に関しても根源接続者として因果を書き換えることでどうにでもなります。敏捷に至っては転移魔術があるので関係ないですね。

 というわけで少々ロスにはなりますが、ステータス上昇を終えた後はアリーナでレベル上げに勤しみましょう。今回の目標はレベル5。翌日から解禁される次の階層で安全に戦えるレベルです。ゲームオーバーになってリセット、なんてことは決して許されません。でも、今更になって考えてみれば相手の行動パターンは全て覚えていたので、安全マージンを取らなくても負けませんよね。この時の私は何を考えていたんでしょう。……というわけで、愛歌ちゃん様の上がったスペックをご覧ください。

 ちなみに、前日の間にこの階層にある『鳳凰のマフラー』については確保しています。愛歌ちゃん様による改造が待たれるので、しばらくの間は使うことはありませんが。

 キャスターのサーヴァントを召喚した場合にのみ発生するイベントである礼装改造。これは二、三日の間その礼装を使用できなくなる代わりに一個上位の礼装に改造してくれるという代物です。確保次第どんどんやっていって構いません。

 

 愛歌ちゃん様の性能を確かめ、エネミーを刈り尽くしたならばその時にはレベルは5に至っているはずです。このステータスポイントは翌日割り振るのではなく、七日目の決戦前にまとめて割り振りましょう。一回一回行ってはロスにしかなりませんからね。翌日以降に解放される第二層に思いを馳せながら、今日も眠りにつきましょう。

 

 では四日目です。ここからは第二層に向かうことになるのですが、それよりも先に一つ情報を仕入れておきましょう。ここは、ある意味リセットポイントの一つです。レオのサーヴァントが一体何者なのか、というところ。もしも彼のサーヴァントが俗にいうプロトアーサー、男の父上だった場合には諦めてリセットです。愛歌ちゃん様は確実にアーサーを勝たせるために動き始めますからね。

 今回はRTAとして皆様に見せることができていることからわかる通り、アーサー王ではなかったようです。ガウェイン卿ですね。これで、一回戦におけるリセットポイントは全て通り過ぎました。え? 慎二が原因のリセットポイント? やだなぁ、そんなものあるわけないじゃないですか。

 

 ガウェイン卿だということが発覚したならば、図書室でガウェインについての情報をさらっと調べておきましょう。図書室に行ったら慎二がいます。彼は自分のサーヴァントについての情報を隠したと自信満々に言ってくれますが、『自分のサーヴァントの情報は図書室にあった』『その本だけが抜かれている』『アリーナに隠した』と、もうわざとやっているのではないかと言いたくなるような発言の数々をこちらにしてくれます。ありがたすぎて涙が出てきそうなので、その情報はしっかりと役立ててあげることが彼への礼儀ですよ。

 

 さて、今日からはアリーナの第二層が解放されて第二暗号鍵を取得できるようになりました。今日の目的は第二暗号鍵の取得と彼が隠したというサーヴァントの情報が書かれた本です。……それにしても、自分で持ち運べばいいのに、どうして彼は隠すことなんてしたのでしょうか。

 

 アリーナの第二層から敵は二種類増えました。

 四足歩行の動物に巨大な二本の角をつけた『CLUSTERHORN』と、蛇のような見た目の『VIPER』です。

 CLUSTERHORNは六回行動で一ターンとなるこの戦いにおいて、前半と後半でまるで同じ動きを行なう敵ですね。三種類の行動を一回ずつ入れてくるのですが、その選択肢は三種類だけですから簡単です。見切って倒しましょう。

 VIPERは防御するか重たい一撃を放つかのどちらかしかしません。動きを見ればどちらを狙っているのかはすぐにわかりますので、それに合わせた攻撃を放ちます。

 

 これらに第一層でも出会った三種類の敵、合わせて五種類の敵との戦いが繰り広げられることになりますが、今のホモにはそれらはただの雑兵にしか見えません。蹂躙してあげましょう。彼らを倒しながら道なりに進んでいけばいい感じに経験値も獲得できてレベルも上げることができます。

 そしてその最中、愛歌ちゃん様が慎二が隠したデータを発見しました。これを回収すると慎二くんが焦ってこちらにやってきます。まだ暗号鍵を回収していないので仕方ありません。翌日以降もつきまとわれるとロスになってしまうので、ここで一旦戦ってしまいます。情報も会得できたので、いい感じに向こうを追い詰めることができますよ。

 

 おっとこれはもしや……。

 

 戦いが終わると、向こうがちょっとしたイベント発言をしてくれました。まだ第一層の鍵を取得していないとのことです。どうせなら第一層に隠してしまえばよかったものを、なぜ第二層に隠そうと思ったのか。それが私にはわからない。

 この第一層の鍵を取得していない、というのは沙条愛歌、あるいはアビゲイルをサーヴァントにした時に低確率で起きるイベントです。具体的には、相手が取るはずの暗号鍵を破壊することで相手が決戦場にやって来られないようにする、というイベントなのですね。ただし、このイベントは七回の戦いの中で一度しか起きません。七日目に言峰神父からお叱りを受けてしまいますからね。ちなみにホモくんはその時になるまで彼女がやらかしたことを知りません。

 それにしても、向こうはどういうことをしているのでしょうか。こちらは一日に一回しかアリーナには入れないのに向こうは『本を隠す』→『図書室に戻ってきてこちらを煽る』→『もう一度アリーナに入ってこちらに勝負を仕掛けてくる』とやっているのなら許せませんし、もしも『前日までに隠していた』ならこちらが図書室にやってくるまで毎日のようにあそこで待っていたということになるので笑えます。まあ、第二層が開いたのが今日からなので、奴は一日に二回入っているのでしょう。ワカメを許すな。

 

 さてさて、そんな会話をしている間にライダー……フランシス・ドレイクをボコることに成功しました。これが今RTAでの最後のフランシス・ドレイク戦です。こちらが勝利したら慎二が現実逃避をしながら帰ってくれるので、こちらは煽ってあげましょう。そしてそのまま、今のうちに暗号鍵を取得しておきます。

 

 五日目に入ると、慎二がアリーナの入り口を封鎖したということを聞くことができます。これ、普通に考えたらアウトですよね。聖杯戦争の運営NPCから文句を言われるのではないでしょうか。……ま、まあいいです。今回の封鎖の起点となっているのは教室にある予選の時に慎二が使っていた机の上と保健室の前です。

 まず向かうのは保健室です。無論、これにも理由があります。というのも、一つ目の魔法陣(アンテナ)を破壊したところでショートカット機能が解放されるのです。お前のことが好きだったんだよ。ショートカットの移動先は『一階廊下』『二階廊下』『三階廊下』『教会』『購買部』の五つ。ショートカットを使用して二階廊下に移動すると、そこはなんと教室の目の前。これはもう、保健室から先に向かってロスを減らしなさいというお告げに違いありません。

 保健室前への直行ショートカットもなく、また保健室前の魔法陣は一階廊下にあるためショートカットではそこに向かうことができません。アリーナとは反対方向に保健室があるため、これは当然保健室から向かうべきです。そちらの方が時間がかかりません。

 

 魔法陣を破壊し終えたなら、アリーナの前に陣取る慎二を狙撃……と行きたいところですが、すぐに消えてしまうのでそれはできません。それと、愛歌ちゃん様の前でそれをしようものなら殺される可能性もありますから、そういう意味でもできません。最も気をつけるべき敵は愛歌ちゃん様です。

 さて、アリーナに入りましたが今日はやるべきことがありません。今日の間にアリーナで少しレベル上げをしてもいいですし、明日のイベントの時にレベルを上げても問題ないです。

 

 六日目は、ハンティングです。第二層で行われるイベントで、一個につき2000PPTの換金アイテムを五つも慎二が用意してくれているのです。とはいえ、走る速度を上昇させる系統の魔術(コード)を紡いでいない以上は取れても三つ。総取りは二周目以降のホモに任せましょう。というかこいつ、まだ暗号鍵取ってないと思うんですけど、こんなところでハンティングやってる暇なんてあるんですかね?

 今回のハンティングの終了条件は『慎二と遭遇して遭遇戦を行う』『五つある財宝が全て取得済みになる』のどちらかです。最短ルートを進めればこちらが三個、向こうが二個取って終了となりますが、エネミーと戦っている間も向こうは動き続けるのですれ違いざまに切り裂く形で殲滅して行きましょう。それで獲得した魔力リソースは七日目にレベル上げに使います。できればここでレベルは8まで上げておきたいところですね。

 

 

 はい、七日目になりました。ここで慎二が暗号鍵を取得できなかったことでこちらが勝利になったと言峰神父からの通達があります。それと同時に愛歌ちゃん様への忠告も。次回以降は暗号鍵を破壊してもすぐに新しいものが生成されて、一回それをするたびに実行犯のステータスとレベルを下降させるとのことです。……案外甘い裁定ですね。

 

 というわけで、今日は教会で魂の改竄をして終わりです。魔力と耐久に振っておきましょう。

 あ、おまけとはなりますが、すでに勝ちは確定していますがマトリクス埋め(真名看破)もマイルームで可能です。一回試しておいた方がコツを掴んで真名看破技能が上昇し、これからの真名看破のタイム短縮につながるのでやっておきましょうか。

 

 では、真名看破をしながら今回はここまでとなります。ご視聴、ありがとうございました。




裏話は今から書き始めるから待ってね。

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