まったく葉山の野郎、他になんか言うことあるだろう…。
謝罪とか?今さら謝られても、どうとも思わんがな。
遅くなっちまったな。
「すまん、遅くなっ…」
なんで、みんな微妙に息があがってるのかな?…平塚先生、ゼェゼェ言ってますよ。救心必要ですか?
…それと。
「おい、なんで戸塚と川崎が居るんだ?」
「な、なんでだろうね?川崎さん」
「戸塚、卑怯だぞ。な、なんでだろな?あはは…」
「大方の予想はつくが…」
「だって、八幡が心配だったから…」
「比企谷が葉山と屋上で話すなんて、何かあったら…」
「なるほどね。ほか5名も同じ理由ですか?」
「比企谷君が葉山君になにかされないかと…」
「ヒッキーが心配だったし…」
「わ、私は教師としてだな、心配を…」
「ごめんね、比企谷君」
「…先輩、なんか格好良かった」
ん?最後はなんだ?
「はぁ。まぁ、俺ですからね。心配してくれるのはありがたいですが、今後は勘弁してください」
戸塚と川崎が部室を出たので、話を始める。
「その前に、雪ノ下と由比ヶ浜、距離が近くないか?」
「あら、前の話し合いと同じよ」
「そうだよ、ヒッキー」
「それが近いんですが…」
「そんなことより…」
この距離感、そんなことなんですね。
「私に案があります」
「ほう、雪ノ下。言ってみたまえ」
「演説会で私が真実を語ります」
「おい、まて。それじゃ俺の案とあまり変わらないだろ」
「そうだよ、雪ノ下さん」
「ゆきのん、ダメだよ」
「根本的に違うのは、立ち位置。比企谷君が言っても聞き入れてもらいないでしょう」
「…まぁ、そうだな」
「学年主席の私が言えば、それなりの説得力があります」
「まぁ、確かにな」
「それに…。あまり使いたくないのですが、最終手段としては雪ノ下家の力で教育委員会に手を回すことも可能です」
「ま、待て雪ノ下。私は承服しかねるぞ」
「平塚先生は、何も聞かなかったことにしてください」
「しかしだな…」
「ゆきのん、私も手伝うよ」
「ありがとう、由比ヶ浜さん」
「イジメが原因で立候補させれたが、それをバネに生徒会長になる。その御膳立てを雪ノ下と由比ヶ浜がやる。シナリオは悪くない。どうする、一色」
「私としては文句ありません」
「雪ノ下さん、本当に大丈夫?」
「はい」
「はぁ、雪ノ下にこんな役回りをさせるとはな…。俺の役目だろうに…」
「比企谷君。貴方は一色さんの応援演説をお願いするわ」
「いやいや。その策なら、おれじゃない方がいいだろ」
「いいえ。貴方だからよ。貴方は人心を誘導するのに長けているわ」
「そういうことね」
「先輩、お願いします。実は私もお願いしようと思っていたんです」
「そうなのか?それなら、仕方ないか」
「はぁ、頭が痛い…。が、私も責任をもって、その後にあたろう」
「さすが、平塚先生。男前」
「比企谷、何か言ったか?」
「なんでもないでしゅ」
さて、演説文考えないとな…。