GANTZ『焔』 作:マジカル☆さくやちゃんスター
今回転送された先は羅鼎院という寺院だった。
仁王門が聳え立ち院内には五重塔を構えるという豪華さに加え、国宝クラスの仏像を多数所有している国内でも有数の規模を誇る寺院である。
ほむらは早速レーダーで星人の反応を調べるが、やはり寺院の中に反応が集中していた。
しかしそれより気になるのは門の両脇に佇む仁王像だ。
どう見ても、ガンツに示されたおこりんぼう星人&あばれんぼう星人にしか見えない。
勿論、ただの仏像の可能性もあるが、Xガンで呑気にレントゲンなどしていては狙っている事に気付かれて動かれてしまうだろう。
もしあれが星人ならば、動かないのは間違いなく不意打ち狙いだ。ただの仏像と思わせて奇襲を仕掛けるのが目的だろう。
(本物の仏像だったら……その時はその時ね)
先手必勝。
ほむらは他のメンバーの呑気さに合わせる気はない。
彼女が腕を上げると袖口から二丁のXガンが顔を出し、ほむらの手に握られた。
そのまま仏像が何かのリアクションをする前に発砲。Xガンを頭に直撃させる。
「な……暁美!?」
まだ星人と決まったわけではないのに発砲したほむらに加藤が驚くが、ほむらに言わせてもらえば加藤は温すぎるし甘すぎるし遅すぎる。
ガンツに表示されたものと全く同じ外見のものがそこにあるのだ。
なのに一々レントゲンで星人かどうかを調べるなどありえない。平和ボケが全然抜けていない。
結果を言えばほむらの判断が正解であり、二体の仏像は何も出来ぬままに頭を四散させて脳漿と肉片を撒き散らした。
「うおおっ!? 何じゃコリャあ!?」
「いっ、生き物!? これ本当に生き物だったのか!?」
カヨは孫の目を塞ぎ、他の面子も迅速すぎるほむらの行動に硬直から抜ける事が出来ない。
彼らの中ではまだ始まっていなかったのだ。
既に二度も経験しているはずの加藤ですら、まだ戦いが始まっているという感覚がなかった。
ほむらから見ればそれがもう駄目。敵が出てきてくれてからヨーイドン、などと、そんなお行儀のいい事があるものか。
ここは戦場なのだ。早すぎるという事はなく、敵の出方を待って後手に回るなど悪手でしかない。
「き、気付いていたのか……? あれが星人だと」
「ガンツに表示されていたでしょう。何故撃たないの」
「いや、それは……本物の仏像かもしれないし……」
「本物だったら、その時は器物破損になるだけよ。死ぬよりはマシだわ」
ほむらは門へ向けて歩き、加藤の前まで来たところで停止した。
そして無表情で加藤を見上げる。
きっとこの男は、敵だと分かっても撃つのを躊躇ったのだろう。
そう思うと、何か言わずにはいられなかった。
「私はこのまま中に入って敵を殲滅するわ。貴方はどうするか、よく考えてから動きなさい」
「待ってくれ! 暁美も俺達に力を貸してくれ。君が手を貸してくれれば、全員を守る事だって……」
「一つ教えておいてあげる。誰も死なせないといつも言っているけど……犠牲を出さずに勝つってね、そんなに簡単な事じゃないわよ。
誰かを守るというのは他の誰かを守らないという事……それが殺し合いならば、他の誰かを撃つという事。
ここにいる全員を守るというエゴを押し通すならば、貴方はその脅威となる者全てを葬らねばならない」
守る事は簡単な事ではない。
それをほむらは数多の繰り返しの中で嫌というほど思い知らされてきた。
ほむらは、たったの四人を守り通す為だけに数十もの敗北を積み重ねてきたのだ。
守るという言葉は――軽くない。
「いい? 加藤勝……守るって言葉はね、重いのよ。
本当に守りたいと思うなら、感情に縛られるのではなく冷静に最善と最悪を考えて動きなさい。
貴方は今、なりゆきではあるけどリーダーのような立場になってしまっている。
貴方が間違えれば、その過ちが味方を死なせることになるわ。
それを履き違えたまま戦場に踏み込んだなら……貴方を信じ、貴方に惹かれた者から先に、死んでいく事になる」
ほむらはそれだけ言い、門をXガンで破壊して境内へと突入した。
その彼女を出迎えるように現れたのは複数の仏像だ。
先程の仁王像よりは小さいが、それでも2mを超える巨体はほむらから見れば大きい。
しかし、それに囲まれてもほむらの表情に変化はなかった。
「珍しいねほむら。君にしては感情的だったんじゃないかい?」
「……そうかもね」
ほむらは素直にキュゥべえの指摘を認めて銃を構えた。
加藤勝という人間に妙な苛立ちを感じている事は自覚している。
彼は愚者だ。正義感に突き動かされて先走り、結果的には周りまで巻き込んで死なせるタイプの男である。
しかし彼が持つ真っすぐさは、きっとほむらがどこかで失ってしまったものなのだ。
彼は……どこか、鹿目まどかに似ている。
幼稚で純粋で、真っすぐな願いを抱き続ける優しすぎる愚者……だからきっと、見ていて苛々するのだろう。
「行くわよ」
ほむらは心を平静に戻し、氷の瞳で戦場を睥睨した。
見えている敵の数、感じる気配、敵の目線、武器、手の角度……それらを統合して脳内で素早く計算し、次に打つべき一手を導き出す。
地を蹴って仏像達が密集している場所へ飛び込み、Xガンを連続で発射。ほむらがその場を離れると同時に五体の仏像がほぼ同時に爆散した。
そのまま走り、仏像を盾にして他の仏像の視線を遮りながら駆け回る。
相手の数が多いならば、離れるよりも近付いてしまった方が安全だ。同士討ちを誘えるし、それを恐れて敵は手を出せなくなる。
仏像の背に回り込んで他の仏像の視線から隠れ、しかしすぐにそこから離れる。数秒遅れて隠れ蓑に使われていた仏像が砕け散った。
仏像達は完全にほむらを見失っていた。仲間であるはずの他の仏像が邪魔でほむらを追えないのだ。
仏像の背に回り込むと同時に撃ち、また別の仏像の背後へ移動する。
ほむらの動きに仏像達は完全に翻弄され、満足に攻撃すら行えていない。
やがて残り三体になり……二体になり……一体になったところで、最後となった仏像の後頭部にXガンの銃口が押し当てられた。
「ひじゃむぬる……」
仏像が意味の分からない言語を発し、それを最後の言葉として脳漿が弾け飛んだ。
ほむらは警戒を一切解かずに、周囲を見る。
近くにはいないが……感じる。刺すような殺意が消えていない。
「キュゥべえ。残りはどこ?」
「そこの物陰に一体。後ろの壁の影に一体。右斜め前に二体、左に一体だね」
キュゥべえから残りの仏像の位置を聞き、ほむらは僅かに屈むと垂直に跳んだ。
ムーンサルトをしつつ空から見下ろし、隠れていた仏像達を素早く狙撃し、始末していく。
そして彼女が着地した時、周囲から一斉に仏像が破裂する音が響いた。
「す、すッげ……すッげーぜ! アイツ! あいつすッげー!」
「やれる! やれるぞォ!」
遅れて門を開けて入ってきた新規参加者の
肥満気味の
「つ、つええ……」
「こ、ここまで強いのか……アイツ……」
ほむらの戦闘を初めて目の当たりにした玄野と
加藤は一度、彼女の常識離れした身体能力を見ているので二人に比べれば驚きは少ないが、それでもやはり驚愕する他ない。
そんな中で岸本は、呟くように言う。
「何かさ……もう、暁美さん一人でいいんじゃないかな?
私達はもういらないっていうか…………あッ! 加藤君がいらないって言ってるわけじゃないよ!?
加藤君は皆を守ろうとしてるから必要だけど、私とか玄野君は見てるだけだしさ……いなくてもいいんじゃないかなって……」
岸本の言葉は、この場の誰もが思っている事だった。
暁美ほむらと他とでは明らかに戦闘のレベルが違いすぎる。
これではまるで脇役だ。
暁美ほむら一人だけが活躍する背景で、その引き立て役にもならずにバタバタと死んでいくその他大勢……岸本達は、自分がそんな存在に過ぎないような錯覚を感じていた。
だが玄野だけは、その言葉に反発を覚えた。
(ハァ!? 何だそりゃ!? 加藤はいるのに俺はいらないってか!?)
勿論岸本は、そんなつもりで言ったわけではないだろう。
要するに暁美ほむら一人だけがレベルが違いすぎるから、彼女以外はいてもいなくても変わらないのではないか、と言っているだけだ。
その中で加藤だけ慌てて訂正したのは、単純に彼女が加藤に惚れているからだ。
別に玄野だけを不要と言ったわけではない。
だが玄野にはそう聞こえてしまった。
お前は要らないと……そう言われたように思えた。
(俺は……俺は、脇役なのか? つまらない凡人なのか?
玄野は、普段の自分の生活を思い返す。
家では居場所がなく、常に出来のいい弟と比較されてきた。
学校でも馬鹿にされる側で、誰にも認められない。必要とされない。
岸本だって加藤ばかり見ていて、自分の存在などまるで眼中になしだ。
昔は……昔はこんなんじゃなかった。
昔の自分は怖いものなんかなかった。
むしろ苦境であればあるほど、それを乗り切った自分の姿を思い出して興奮していた。そして、その通りになっていた。
(俺は……俺は……! 俺は脇役なんかじゃねえッ!)
玄野の目にギラギラとした輝きが宿る。
冴えない日常の中で溜め込んで来た不満……岸本に認められない鬱憤。抑圧された凶暴性。
そうしたものが、暁美ほむらという非日常の住人を見る事で次第に膨れ上がる。
俺だって出来るはずだ。俺だってああやって戦えるはずだ。
凡人には無理でも、俺なら出来る! 次第に彼はそう考え始めた。
そんな玄野の危険な空気に気付きつつもほむらはレーダーを見て、そして目を細めた。
「……面倒ね」
レーダーに表示された敵の反応が、こちらに近付くどころか遠ざかっている。
どうやら残る仏像はほむらに勝てないと見て逃げに切り替えたらしい。ある意味賢い選択だ。
そして面倒な事になってしまった。
向かってくる敵ならばいくらいようと物の数ではないが、逃げに徹されてしまうと追いかけなければならないので難易度が上がる。
無双しすぎた弊害がここにきて現れたのだ。
しかもまだここでの戦いも終わりではない。
建物を破壊し、巨大な大仏が姿を現したのだ。
「でかいのが出て来たわね」
そう言いつつもほむらの声に緊張や恐れはなかった。
何故ならあの巨体では、ほむらにとってはただの巨大な的にしかならない。
Xガンを連射し、大仏の顔のあちこちが破裂した。
だが巨大な分、一発で受けるダメージが少ない。
あの巨体の前ではXガンで受けるダメージなど軽傷でしかないのだ。
ならばソードで股から頭にかけて斬ってしまえばいいか……そう考えたところで、ほむらを追い抜いて走る男がいた。
「どけええェェ、暁美ィィ! あいつは俺の獲物だ! 俺がやる!」
抑圧され続けた鬱憤が爆発し、玄野は半分ほど捨て鉢になって走った。
玄野計は走りながら考えていた。
自分の居場所は普段の世界にはない。
家庭では疎んじられ、いつも優秀な弟と比較されてきた。
学校でも疎んじられ、岸本もその目に自分を写していない。
だがここならば……この戦場ならば自分は輝ける。ここでならば生きていける。
最初に馬鹿な連中が無様に死んでいったねぎ星人との戦いで、暁美以外にただ一人スーツを着て敵を返り討ちにしたのは誰だ? 俺だ!
田中星人との戦いの時、暁美以外で唯一敵を倒したのは誰だ? それも俺だ!
俺は要らない奴なんかじゃない。脇役なんかじゃない。そう玄野は考えた。
(殺す! 殺す! 俺はヒーローだ! 何にも負けねえ! 俺の生きる場所はここにしかねえ!)
それは屈折した考えであり、危険な思想だ。
だが彼にはセンスがあった。
十分に助走をつけた玄野はスーツの力をフル稼働して高く跳躍し、ほむらによって開けられた穴から大仏の頭の中へと潜り込んだ。
「ふう……ん」
その姿を、ほむらは意外そうに見ているが決してマイナス感情ではない。
むしろ玄野計を見直した、という眼差しだ。
玄野は大仏の頭の中でXガンを乱射し、内部から破壊された仏像は力なく崩れ落ちた。
その中から肉片を掻き分けて玄野が這い出し、得意そうな顔をほむらへ向ける。
(驚いたわね……ただのヘタレと思っていたけど、意外なセンスだわ。
日常の中で抑圧されていた才能が、戦場という異常な環境に置かれた事で急速に発芽し始めている)
どうやら玄野計という男への評価を改める必要があるらしい。
ほむらはそう認め、今回は玄野に点数を譲る事にした。
「やるじゃない。驚いたわ」
「ハァッ、ハアッ……へへ、いつもいつも、お前にばかりいい恰好はさせねーよ。
これからは、俺も殺る。俺が殺る」
ようやく戦力になる味方が一人か。
そう思っていたほむらだが、ふと屋根を見れば東郷がXショットガンで狙撃している姿を発見した。
彼は屋根の上から狙撃し、残った仏像を次々と射殺している。
見事な腕であった。間違いなくプロだろう。
今回はスーツを着ていないが、もしここを生き延びれば必ず戦力として活躍してくれる。そんな確信を抱かせてくれる男であった。
「本殿の中にもまだ反応があるな。ここからは二手に分かれよう。
俺かこいつ、どっちかに付いてくれ」
「おい、俺もリーダーかよ」
加藤はどうやら二手に戦力を分けて残りの仏像を狩るつもりらしい。
ここで玄野ではなく
日常ならばともかく、こういう異常な場ならば玄野の方が遥かに適任だと思うのだが。
しかし、ほむらはあえてそれを指摘するような事をせずに、自分の判断で歩き始めた。
とりあえず本殿の敵を始末しよう、と考える。
理由は説明出来ないが、何となく嫌な感じがするのだ。
「待ってくれ、暁美。本殿は北条達が行く。
君は外の敵を減らしてくれ。こっちの方が数が多い。
中にはスーツを着た北条達だけで行くが、外にはスーツを着てない奴や婆さんや子供もいる。まずは外の敵を確実に全滅させて安全を確保すべきだ」
「……」
「俺みたいな弱い奴の言葉に従いたくない気持ちはわかる。
だが今は皆が足並みを揃えなきゃいけないんだ……頼む、協力してくれ!」
ほむらは考える。
彼女の勘は、依然として本殿の敵を優先して潰したいと訴えている。
あの大仏がボスならば残りは全て雑魚のはずだが、それでも何となく警戒を解く気になれないのだ。
無論根拠のない勘である。何が何でもそうしなければならないという明確な理由はない。
「必要ないわ。全て私が始末すればそれで片が付く。貴方達は隠れていなさい」
「暁美! 俺達は……仲間だろう!? 俺達だって力になれる!
お願いだ、俺達を信じてくれ!」
ほむらは背を向けたまま加藤へ視線を向ける。
信じるという言葉は綺麗だが、それは同時に思考の放棄でもある。
疑うという言葉は綺麗ではないが、それは思考の継続である。
相手を信じるならばそれ相応の時間と、信じるに足るものが必要だ。
現状では加藤は信じるには足りないというのがほむらの評価だが……しかし、彼等も自由になるにはいつか自分で100点を稼がなくてはならない。
ならばここはとりあえず、リーダーの手腕を拝見するのもいいだろう。
……まあ、本殿に気持ち悪さを感じているのも所詮は勘だ。普通に考えれば雑魚しか残っていないだろうし、案外本当にあっさり終わるかもしれない。
だからほむらは、今回は加藤に譲って折れておく事にした。
「……わかったわ。私は外の敵を始末する」
加藤の言葉に渋々従い、外の敵を掃討するべくほむらは歩き始めた。
その後ろ姿を見て、不意に岸本は不吉な予感を感じる。
何故そんなものを感じたかは分からない。
そもそも、ほむらのあの実力を見てからそう思うなど、馬鹿馬鹿しいとしか言えない。
だがそれでも何故か……何故か、声をかけずにはいられなかった。
「暁美さん!」
「……何?」
岸本の声でほむらが足を止め、背を向けたまま顎を上げて後ろへ視線を向ける。
あの角度で振り返るのが好きなのだろうか?
そんなどうでもいい事を考えつつ、岸本は言葉を詰まらせた。
「あ、いや……そのね……き、気を付けてね!」
「……言われるまでもないわ」
ほむらは『何を当然の事を言っているのだろう』という顔をして、そのまま歩いて行った。
岸本はそんな彼女の背をじっと見送り、不安そうにぎゅっと手を握る。
「どうしたんだ? 岸本さん」
「分からない……分からないけど、どうしてか……もう二度と暁美さんには会えないような……そんな気がして……」
様子のおかしい岸本に加藤が心配そうに尋ねる。
だが岸本も、何故こんな予感を感じたのか分からないのだ。
そんな彼女を、玄野が鼻で笑う。
「あいつがそんな簡単に死ぬタマかよ。心配するだけ無駄だっつーの」
「だっ、だよね!」
楽観的な玄野の言葉に岸本もほっとしたような顔になり、それから彼等もまた仏像を殲滅するべく行動を開始した。
――後に加藤勝は悔いる事となる。
何故あの時、暁美ほむらの進行方向を変えてしまったのかと、死ぬほど後悔する事になる。
だが先に分からないからこそ、後悔と呼ぶ。
暁美ほむらが時間遡行の力を失っている今、先に待ち受ける悲劇を知る方法は、誰も持っていないのだ。
※運命の分岐点※
加藤(ほむらにも……何か指示を出すか?)
本殿に行ってくれと頼む
ニア 外の敵の掃討を頼む
好きにさせる
・ここでほむらを本殿に突撃させればほむら一人で千手観音&取り巻き仏像戦開始。
・好きにさせれば千手観音戦開始と同時にほむらが参戦。
【本殿突入組】
・北条
・サダコ
・根本(珍走団)
・近藤(DJ)
・苫篠(中学生)
【外の仏像殲滅組】
・ほむら
・キュゥべえ
・玄野
・加藤
・岸本
・東郷
・桜丘
・JJ
・宮藤
・岡崎(迷彩服)
【何もしていない】
・カヨ
・亮太
・犬
・徳川(坊主)
【死亡者】
・帰ろうとしたサラリーマン
【仏像ミッション】
難易度調整を完全に間違えたミッション。どう考えても3番目に出していい敵ではない。
ガンツに指定された敵はおこりんぼう星人とあばれんぼう星人だが、その二体は前座。
その前座ですら田中星人ボスと互角かそれ以上と考えられる。
(田中ボスは油断もあっただろうがスーツなしの玄野に負けたのに対し、おこりんぼう&あばれんぼうはスーツを着た玄野を苦戦させている)
それを倒しても次はXガンのダメージがかすり傷程度にしかならない大仏が登場し、多くの仏像が出現する。
しかしそれらすら霞むのは真ボスの千手観音。
時間を巻き戻すかのような再生能力に、スーツを着てようが即死させられる攻撃力を併せ持つ。
攻撃手段も豊富で溶解液にレーザー、剣とどれも凶悪。
原作ではレギュラーキャラになりそうな空気のあった北条とサダコを戦闘描写すらなく真っ二つにして殺害し、ヒロインの岸本まで一撃死で退場させた。
その後も前2回のミッションと比べて質が高かった参加者を次々と血祭にあげ、玄野の恋人になった桜丘も葬った挙句に加藤まで死亡させて玄野以外を皆殺しにしてしまった。
戦闘力では後に登場するぬらりひょんに見劣りするが、読者に与えた衝撃はぬらりひょん以上。
この回の新規メンバーは優秀だったので、せめてゆびわ星人辺りで一度経験を積んでいればあるいは結果も違ったのかもしれない。