とあるオタク女の受難(戦姫絶唱シンフォギア編)。   作:SUN'S

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第13話

㊤月β日

 

翌朝、ぐったりとしたクリス達が雪崩れ込んできた。

 

昨晩の撮影での派手な演出とか格闘シーンでも撮っていたのか?等と考えながらも「学校休むか?」とクリスに尋ねると「…いく」とだけ返してきたので食べやすい握り飯や味噌汁を作っている間に入浴することを勧めた。

 

面倒臭そうだが浴室へと向かい、立花さんが「わたしもおぉ…」と言いながら着いていき、翼さんも「では、私も」と三人で入浴するようだ。

 

学生寮の浴室は広いからな、三人は余裕で入れる。まあ、クリスは髪の洗い方も乾かし方も雑だったから数日間だけ一緒に入っていたしな。

 

浴室から「おかか、シャケ、野沢菜!?」なんて声が聞こえてきた。

 

野沢菜の握り飯か、美味しそうだな。

 

そんなことを考えているとドライヤーの熱風を放つ音と「あぁあぁあ…」という、だらしない声が聞こえてきた。

 

立花さん、その声は女の子が出しちゃダメだよ?

 

学生服に着替えてきた三人を食卓へと招き入れ、手のひらを押し合わせて「いただきます」と呟き、全員で握り飯を頬張ると「私、シャケだ!」とか「ふむ、おかかですか」とか「つぁっ、酸っぱい!?」等と違う声が聞こえてきた。

 

㊤月∃日

 

クリス達が学校に行っている時、訪問者を知らせるアラートが部屋中に鳴り響いた。

 

宅配便か?なんて考えながらドアを開けると、いつぞやの月読調さんと暁切歌さんがドアの前に立っていた。

 

クリスの友達だったのか?なんて考えていると「来てほしい」と頼まれたので書き置きをテーブルに残してから二人に着いていくことにした。

 

横道を抜けて大通りへ出ると、説教した白髪の眼鏡が悪役として立花さんと対峙していた。

 

しかし、迫真の演技だな。なんて考えていると目の前にカラフルなマスコットキャラが現れた。立花さんが見えない上に邪魔だったので『グルメ細胞の悪魔』『赤鬼』をイメージして近付いてきていたマスコットキャラ達に叩き付けると萎んで消えた。

 

えっ、最近のマスコットキャラって萎むの?

 

そんなことを考えていると白髪の眼鏡が飛び付いてきたので殴り飛ばしておいた。

 

良い年の大人が、がっつくなよ。

 

㊤月∽日

 

久々に風鳴さんと出会ったので話していると視線を感じた。

 

あの白髪の眼鏡、なんでオバサンを追い掛けるのかねぇ?等と風鳴さんに尋ねると「綺麗だからじゃないか?」と返されて頭を抱えてしまった。

 

この人は天然のタラシなのか!?

 

その後、物陰から出てきた。

 

ジョン・ウェイン・ウェルキンゲトリクスという悪役してた白髪の眼鏡が出てきたので風鳴さんに任せて、スーパーへと夕飯の食材を買うために別れた。

 

なんか、僕はァ!?私はァ!?とか聞こえてきたけど。無視していると鉄管の束に押し潰されそうになっている暁さんと月読さんが居たので鉄管を叩き斬って助けた。なぜか別の生き物を見るような目を向けられたけど。

 

まあ、助かった訳だからね、別に良いか。なんて考えながら二人の頭を撫でてスーパーへ向かった。

 

 

 

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