とあるオタク女の受難(戦姫絶唱シンフォギア編)。 作:SUN'S
Б月υ日
カリオストロ、サンジェルマン、プレラーティ、この三人は「パヴァリア光明結社」の重要参考人として日本政府の特務機関にて保護するそうだ。
キャロルは「プレラーティ、生きてたのか」と驚いていた。あの眼鏡少女とは知り合いのようだ。官房に頼み込んで数十分程度なら話せる時間を貰えた。
二人の話はデザインに関することばかりだ。
最近では黄金錬成という派手な衣装を考えており、絵空事を叶えることが出来ると宣うアダム・ヴァイスハウプトの口車に乗ってしまったらしい。
他の二人も同じ境遇であり、なんとか出来ないか?とキャロルは聞かれていた。
キャロルはチラチラと見てくるが、日本政府で保護している重要参考人を連れ歩くのは危険な行為だぞ?と官房達の前で伝えたら「えっ、君が言うの?」と言われた。酷いな、寄って集ってオバサンを虐めるんじゃない。
あとで襲われるかもしれないぞ?
Б月м日
結局、重要参考人として保護された三人を引き取ることになった。
三人にはジム内に在る仮眠室や給仕室を使って良いと伝え、夕飯を作るためにジムの扉を開けようとした瞬間、スパロボの頭を叩こうとして、逆に殴り飛ばされるカリオストロが見えた。
私は何も見ていない。
学生寮の非常階段を登っていると窓硝子を突き破ってカリオストロが飛び出してきた。
よく見ると、顔が腫れていた。スパロボに喧嘩を売るのは構わないけど。美人なんだから顔には気を付けるように伝えたら照れたように後頭部を右手で掻いていた。
しかし、立花さんですら気絶したスパロボのパンチを受けても気絶しないのか。このままジムのトレーナーとして過ごしてくれると楽なんだがな。
そうなると給料を提供しないとダメだな。
Б月∧日
早朝、三人の様子を見に行くとカリオストロと思わしき唸り声が聞こえてきた。
給仕室にはキャロルの買った期間限定「激辛タバスコチップスMAXIMUM-EX」が開封されていた。
サンジェルマンとプレラーティの二人は表情を歪めており、その手には牛乳瓶が握られていた。
開封時の臭いだけで気分を害する事があるからな。
私は開けただけで気分が悪くなった。
しかし、まあ、毎日のようにキャロルが食べているところを見ていれば臭いにも馴れるはずだ。プレラーティが「……劇物……な…ワケ…ダ…」と呟いていた。
一応、口元の牛乳は拭いておいた。
サンジェルマンは給仕室の冷蔵庫からミネラルウォーターを取り出して直飲みしていた。
アレを食した同士として許そう。だが、口を付けて飲むのは衛生的に良くない。キャロルやエルフナイン、クリス達の前では控えてくれよな。