とあるオタク女の受難(戦姫絶唱シンフォギア編)。   作:SUN'S

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第3話

◯月・日

 

立花さんは一日でマッハ・パンチを習得してきた。私でも1ヶ月は掛かったんだけどな。まあ、そんなことは置いておこう。今日は防御を教えて欲しいと言われた。風鳴さんから防御は教わってないのか?そんなことを考えながらも弾丸滑りを思い出させた。

 

普通に忘れていたようでタハハと笑って誤魔化そうとしていたので、立花さんの首を掴みそのまま自身の身体を立花さんの頭上を通り抜けて背後へと飛び跳ね、着地する前に膝裏を踏み付けて「首」「背骨」「股関節」「膝」を固める。立ち海老固めを極めた。

 

これはプンチャック・シラット猛獣跳撃である。因みにアレンジを加えているため、本家よりも残忍性は増している。

 

謝ってきたので首を絞めていた手を離し、立花さんを立ち上がらせる。ちょっとビビってたけど。この技なら「攻撃されずに動きも封じる」ことが出来ると教えた。あとは「力加減は間違えないように」とだけ伝えておいた。

 

その身に刻まれた痛みは相手への労りとなるだろう。

 

◯月`日

 

今朝、立花さんから「使えました!」と電話を貰った。誰に使ったのか知らないけど。近所では爆発事故が起こっていたんだよなぁ…。

 

まあ、そんなこと、あの子には関係無いんだろうけど。

 

それから翼さんが斬岩剣を会得したそうだ。最近の女子高生ってスポンジみたいに吸収していくのか。オバサン、あの子達の将来とか不安になってきたよ。

 

そんなことを考えていると公園に風鳴さんが立っていた。ジャージ姿でシャドーをしている。成る程、あの人はボクシングのトレーナーだった訳だな。そうなると立花さんは未来の女子プロボクサーになるのか。ちょっと興味が出てきたな。あの子、渇いた砂みたいに何でも吸い取るからね。

 

風鳴さんの隣に立ち、左手を軽く突き出す様に構える。「肩」「肘」「手首」を高速で連動回転させ、直線を突き穿つコークスクリューブローの原理を加えたジャブ「弾丸」を放つ。鋭さと速さを重視しており、威力には欠けているが強くて速いジャブだ。

 

立花さんに教えようと思っていたが、トレーナーの風鳴さんに教えておけば多用することは無くなるだろう。

 

◯月⇔日

 

ちょっと胸が大きくなった翼さんが感謝の言葉を伝えたいと訪ねてきた。何でも斬岩剣を使用していると胸が大きくなったような気がするそうだ。

 

なんで斬岩剣だけじゃなくて乳斬りも会得してるんだよ。私でも使えないよ。

 

えっ、本当に使えるようになってるの?

 

そんなことを考えていると、私の斬り倒した公園の岩石を斬り裂いて見せてくれた。しかも、さっきより、ちょっと胸が大きくなってた。これって教えた方が良いのか?まあ、本人は幸せそうだから黙っていれば問題ないんだろうな。

 

よし、黙っていよう。

 

 

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