とあるオタク女の受難(戦姫絶唱シンフォギア編)。   作:SUN'S

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第37話

( ̄ー ̄)月Σ(゜Д゜)日

 

目が覚めると真っ白な病室で眠っていた。

 

生きていることを不思議に思いながら左胸を触ろうとした時だった。なぜか、左手の薬指に銀の指輪が嵌まっていた。

 

とりあえず指輪を外そうと試みたが外れない。

 

えっ、なんで?

 

右手で指輪を掴んでギリギリと引っ張っていると病室の扉を開けてクリス達が飛び掛かってきた。抱え切れずに「グフゥッ」という声が出てしまったが、三人をベッドから落とすような事態にはならなかった。

 

クリスやエルフナイン、キャロルを備え付けの椅子に座らせると指輪の事を尋ねる。

 

なぜか、ニマニマと笑われた。

 

笑われるようなことは聞いてないと思うんだがな…。そんなことを考えていると風鳴さんが病室の扉をガシャンッ!という音と共に引っ張るように開けて入ってきた。

 

ジジイの事を聞こうとした瞬間、大きくて分厚いモノに包まれていた。訳も分からず手を振っていると「好きだ、結婚しよう」と風鳴さんの声が聞こえてきた。

 

えっ?結婚?誰と誰が?

 

(  ̄ー ̄)ノ月(ー_ー;)日

 

今日は官房と一緒に風鳴さんが病室にやって来た。

 

なんでも二人は兄弟だそうだ。アニメでも早々無いような急展開に驚いていると官房がニマニマと笑いながら「弦を頼む」と言ってきた。

 

官房、私情を挟んで謀ったな…。

 

なんて考えているとエルフナインが風鳴さんの事を「オトーサン」と呼んでいた。コイツら、私が眠っている間に外堀を埋めてきやがったなッ!?

 

えっと、その、あれだぞ!?

 

男性との交際経験とか皆無の女を嫁にすると大変な事になるぞ!?と告げたら「身持ちが固いのは良いことだ」とサムズアップを送られた。

 

そんなことを話していると立花さん達が花束を抱えて入室してきた。

 

話を変えようとしたら「ご結婚、おめでとうございます」と言われた。風鳴さんと官房に外堀を埋められたのは君達もだったのか!?

 

表向きの発表として「風鳴本家での騒動は次男坊の婚約者紹介」による宴会騒ぎという事で片付けたそうだ。

 

マジで結婚しか残されていないのか!?

 

ヽ( ̄▽ ̄)ノ月(//∇//)日

 

翼さんも風鳴さんとの結婚には賛同しており、官房は仕事での知り合いに結婚すると報告しているそうだ。なんだ、外堀を埋める程度の問題じゃなかったのか。

 

その後、風鳴さんに面会時間のギリギリまで口説かれていた。あの風鳴本家での私が死にそうになった時に恋心を自覚したそうだ。なんと言えば良いのか、唸るように考えていると「俺ではダメなのか?」と風鳴さんに聞かれた。

 

いや、風鳴さんのことは、好きですよ?

 

そんな言葉を投げ掛けた瞬間、病室の扉を開けて官房が入ってきた。その手には、私も愛用している録音機が握られていた。

 

風鳴さんと一緒に困惑していると「言質は取った」とボソッと呟いて出ていった。

 

マジか、マジで結婚するのか…。

 

結局、根負けしてイエスと答えてしまった。

 

もう、好きに進めてくれよ…。

 

 

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