とあるオタク女の受難(戦姫絶唱シンフォギア編)。 作:SUN'S
ч月х日
公園で詩緒ちゃんと一緒に砂場で遊んでいるとヘンテコな帽子を被った男の子が此方を見ていた。
なぜか、詩緒ちゃんは砂を掴んでいた手を止めて抱き着いてきた。
イマイチ、状況を把握することは出来ていないけど。帰りたいという事なのだろうか?
子供用のスコップやバケツを片付け、詩緒ちゃんの手を公園備え付けの水道で洗っていると男の子が此方へと近付いていた。
そう言えば赤ちゃんや子供は大人には見えないモノが見えるって聞いたことがあるけど。
あれが、そうなのだろうか?
玩具と詩緒ちゃんを持ち上げると公園を出ることにした。あの男の子は、なんだったんだろうか?なんて考えていると詩緒ちゃんが「ばぁーっ!?」と後ろを指差して驚いていた。
後ろに振り返ると男の子が犬のように四足歩行で追い掛けてきていた。あまりのキモさに蹴り上げて廻り蹴りを叩き込んでしまった。ジタバタしているので顔面を踏んづけておいた。
どっかの村で見たような光景だな…。
ч月υ日
最近、奇行種を見掛けることが多くなってきた。
他のママさん達は奇行種を蝿叩きやモップで撃退していた。そんなママさんの中でも凄かったのは掃除機で奇行種を吸い込んだ人だな。
ゴーストバスターズではお馴染みの解決方法だな。なんて考えながら暴れる奇行種を殴り飛ばしておいた。
子供の成長を妨げる存在は許さない。
サンジェルマン達には奇行種の正体を調べた結果を報告するために来てくれたがら他のママさん達も分かるように説明して貰った。
最初の説明ではこの世に留まっている悪霊と言っていたが、分かりやすい説明は台所の油汚れのような染みと教えてくれた。
これで納得してしまうのは仕方の無いことだ。
サンジェルマン達は現世との繋がりを断ち切る魂送弾と数多の回転式拳銃の入ったガンケースを渡された。
ч月ε日
世界では完全なる死者復活を阻止するため、世界最高峰の科学者達の哲学兵装"魂送弾"の使用を許可された。
サンジェルマン曰く「魂送弾は生身の人間には効かない」優れものらしい。
私は、3年振りに「ガ=ジャルグ」を着ている。なんとも言えない実家に帰ってきたような安心感に包まれていると奇行種改め悪霊を殴り飛ばし、倒れているところをママさんに撃って貰った。
格闘技や武術に心得の在るママさん達は、私と共に奇行種を殴り飛ばしてもらう防衛班。
格闘技や武術の心得の無いママさん達は、私達の倒した奇行種を撃つトドメ役を担う殲滅班。
各家の旦那さんが帰ってくるまで子供を守ることを優先するようにしているが、家事洗濯は疎かにはなっていない。
それでも大きな奇行種には旦那さんの力を借りることが多い。弦十郎さんは「織田信長とか復活したら大変なことになるな」と言っていた。
それ、すごい分かります。