とあるオタク女の受難(戦姫絶唱シンフォギア編)。   作:SUN'S

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第53話

♭月⌒日

 

ママさん達から「悪霊を崇める変な人を見掛けるから気を付けて」と言われた。変な人とは目の前に立ち、悪霊へと土下座しているオッサンのことだろうか?なんて思いながら悪霊をブッ飛ばしておいた。

 

なんて言えば良いのか、変な人は悪霊から私へと崇める対象をシフトチェンジしやがった。

 

とりあえず無視してスーパーへと向かうことにした。あそこは人の目が多い、騒動を起こせば一発で捕まること間違いないのだ。

 

そんなことを考えながら籠を乗せたカートを動かしていると掴んでいる持ち手の反対側を掴まれ、ニタニタとした気色悪い笑顔を向けられていた。あまりのキモさに幻影脚を叩き込んでしまった。

 

まあ、あんな変態を助けようとするヤツはいないと思うことにしよう。おぉ、ブロッコリーとニンジンが安いな。

 

夕飯はシチューで決定だな。

 

♭月ю日

 

最近、下着の量や変な臭いに違和感を覚える。

 

なんて言えば良いのか、誰かが触ったような気がするんだよな。なんてことを考えていると訪問者を伝えるアラートが室内に響き渡り、チェーン越しにドアを開けるとブッ飛ばした変人が立っていた。

 

スーパーで見た時と同じようにニタニタとしていたのでドア越しに覇王至高拳を叩き込んでおいた。

 

流石の変態でも気力の塊を受ければ気を失うのか。ゴミ捨て場に放置してきた。

 

結束バンドで手足を逆向きに縛っているので身動きは取れないな。

 

一応、このことは弦十郎さんに相談している。

 

色々と準備したモノを警察へと送り、あの気色悪い変態は逮捕された。しかし、分かったことはある。あの変態は助けた相手を運命の相手のように思い込み、相手のモノを物色したりしているのだ。

 

持っていた全ての下着や衣服を同じものと買い換えてきた。触られてるのか、触られてないのか、分からないモノを使うほど勇気は持っていない。

 

期間限定の服とか在ったんだけどな…。

 

♭月υ日

 

弦十郎さんと詩緒ちゃんと一緒に公園で遊んでいるとヘンテコな帽子を被った男の子が現れた。アレだな、はじめて見付けた悪霊だな。

 

弦十郎さんは悪霊とは言えど子供に対して、攻撃することを躊躇っている。

 

彼の代わりに倒そうとした瞬間、詩緒ちゃんが下段足払いから逆立ちへと体制を瞬時に変えて回し蹴りを連続で叩き込んでいた。アレってハン・ジュリの使っていた回旋連脚だ。

 

私の子供すごくね?

 

ちょっとした親馬鹿のような言葉を言っていると弦十郎さんが「俺達の、だな?」と頭を撫でてきた。初勝利を飾った詩緒ちゃんを褒め称えながら頭を撫でるとフンスと胸を張っていた。

 

ふふっ、クリスと同じだね。

 

 

 

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