とあるオタク女の受難(戦姫絶唱シンフォギア編)。   作:SUN'S

55 / 76
第55話

ξ月ε日

 

詩緒ちゃん、はじめてのキャンプである。

 

川遊びは浮き輪を持たせているので安全だと思う人はいるんだろうけど。私は付きっきりで詩緒ちゃんと遊んでいる、理由は近くで可愛い詩緒ちゃんを見たいからである。

 

エルフナインは釣竿を構えており、キャロルは焚き火を起こしている。クリスは浮き輪の上に乗りながら流されていた。リラックスしてるのは分かるけど…。

 

そこから先は激流になるぞ?

 

そんなことを考えていると弦十郎さんに日焼け対策の麦わら帽子を被せられた。ちなみに詩緒ちゃんとお揃いである。弦十郎さんの持つバケツの中身はイワナ等の川魚だった。

 

えっ、どこで捕まえたの?

 

えっ、掴んできたの?

 

警戒心の強いイワナを掴んで捕まえるのは難しいと思うんだよな…。まあ、詩緒ちゃんは生きてる魚を見るのは初めてだよね。

 

今度は水族館、行こうか?なんて考えていると川下の方から「つめたあぁあぁ!?」という声が聞こえてきた。

 

成る程、クリスの流された川下は冷たいのか。

 

ξ月♀日

 

キャンプ二日目、エルフナインの釣ってきた魚を食べようとバケツを探していたらクマと遭遇した。

 

首元の白い体毛、月輪熊だろうか?

 

そんなことを考えていると魚の血で染まった牙を剥き出しにして襲い掛かってきた。

 

受け流しはダメだ、投げ技も絞め技も無理だ、打撃技で対抗するしかない。

 

月輪熊の振るう豪腕を転がりながら避け、がら空きの横腹へと諸手突きを放とうとした瞬間、クマの動きが防御に変わった。

 

コイツ、メスなのか?

 

そんな期待を抱きつつ、川魚の入っていたバケツを月輪熊の手前に放り投げると警戒しながら食べ始めた。子供を産む前の体力を付けるために川魚を狙ってきたのか…。

 

とりあえず川魚を餌としてテントから引き離すことには成功した。

 

あとは、無事に帰れることを願うばかりだな。

 

テントに帰ると川魚をクマの餌にしたことを謝り、カレーを作ることになった。

 

クマ、今度は人前に出てくるなよ?

 

ξ月∬日

 

我が家に二日振りに帰ってきた。

 

汗を流すために浴室に向かう三姉妹へと詩緒ちゃんを預ける。理由は、私が弦十郎さんと一緒にキャンプで使っていた物を片付けるからだ。

 

折り畳まれたテントを物置小屋に運び込んでいき、弦十郎さんは釣竿をガレージの棚へと寝かせるように乗せていた。詩緒ちゃんは子供用の釣竿を使ってたけど。

 

最後まで釣れなくてシュンとしていた…。

 

まあ、あの表情も可愛かったけどね。なんて考えていると弦十郎さんが「この寝袋は何処に仕舞う?」と聞いてきた。

 

とりあえず釣竿の隣に置くことになった。

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。