とあるオタク女の受難(戦姫絶唱シンフォギア編)。   作:SUN'S

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第62話

⊆月⊇日

 

サンジェルマンの運転するワゴン車を降りると四人が飛び付いてきた。流石に、四人を支え切れず倒れそうになったけど弦十郎さんが後ろから抱き止めてくれた。

 

ふふっ、久し振りに家族全員が揃った。

 

色んな事を聞いた。

 

月を破壊しようとした拗らせ年増、マリア達の起こしたフロンティアと呼ばれる場所、キャロルやエルフナインの引き起こした爆発、ぺド露出魔野郎の馬鹿みたいな計画、彼女達は世界を守るために頑張ってきたことを。

 

気が付かなくて、ごめんね。

 

弦十郎さんが謝ってきた。理由を尋ねるとエルフナインやキャロル、クリス達を戦うように指揮していた事を話してくれた。クリス達は必死に弦十郎さんの事を責めないように頼んでくるけど。

 

ここは、しっかりと怒らないとダメなの…。

 

⊆月⊃日

 

弦十郎さんを怒ってから1日ほど経過した頃だろうか?あの人を責めるのは心苦しかったけど。

 

みんな、しっかりと真実を話してくれた。

 

だから、その、あれだよ、怒るのは軽いデコピンと家族サービスを要求しておいた。

 

まあ、世界を守るために一緒に戦ってきた訳だからね。怒る要因が子供を戦わせたこと以外は問題なかったよ。

 

詩緒ちゃんを抱っこしながらリビングに入るとエプロンを着けた弦十郎さんが料理していた。クリスは特盛の炒飯を食べており、キャロルはエビチリにタバスコを振り掛け、エルフナインは天津飯を冷まそうと息を吹き掛けている。

 

今日は中華定食なのかな?

 

詩緒ちゃんを椅子に座らせると小盛の炒飯と卵スープが出てきた。この匂い、鶏ガラを入れてるのかな?なんて考えていると並盛の炒飯が目の前に置かれていた。具材は人参と玉葱、チャーシューが入っていた。

 

いや、何処で売ってたのよ…。

 

⊆月∩日

 

弦十郎さん、家族サービス二日目。

 

今日は遊園地に来ている。詩緒ちゃんと一緒にメリーゴーラウンドに乗りながら弦十郎さんにピースサインを送るとニマニマと嬉しそうに写真を撮っているではないか。

 

ついに写真を克服したのか!?なんて思いながら詩緒ちゃんを見ると恥ずかしそうに両の手で顔を隠していた。

 

いや、まあ、分かってたよ?

 

クリスとキャロルはゴーカートでリアルマリオカートを繰り広げていた。他のお客さんの邪魔だけはしないようにね。エルフナインは二人を抜かしてゴールしていた。

 

あの子も抜け目が無いわねぇ…。

 

最後はジェットコースターで楽しんできて貰った。私は詩緒ちゃんと一緒に搭乗中に撮影された写真を見る。

 

平然と腕を組ながら座っている弦十郎さんと髪のセットを気にするクリス。半泣きのエルフナインと半泣きのエルフナインの隣で殴られた衝撃で気絶しているキャロルの写真を貰うことにした。

 

帰ってきたキャロルは記憶が飛んでいることに疑問を抱いていたので、写真を見せたらエルフナインと追い駆けっこを始めた。

 

あの二人は本当に仲良しだなぁ…。

 

 

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