とあるオタク女の受難(戦姫絶唱シンフォギア編)。   作:SUN'S

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第65話

ゎ月≒日

 

最近、初等部東棟に在る立入禁止の空き教室を使用する幽霊の噂を聞いた。この噂を教えてくれたのは一年生のアリス・C・E・W・ウェルキンゲトリクスちゃんである。

 

ちょっと変わった台詞を叫ぶことが有る以外は優しくて可愛い女の子なのだ!

 

それにしても低学年の間では不思議な噂が飛び交っているんだね。噂のことを尋ねようと蛍介君を見たら顔を反らされた。

 

ふぅん、そういう態度を取るんだね…。

 

こっちを見ない蛍介君の耳元で「おねがい♡」と甘ったるい声で囁いてみる。そしたら、スゴい勢いで振り向いてくれた。

 

おぉっ、それは怖いからやめてね?

 

サンジェルマン先生が男を利用する時には使える技だって教えてくれた。そんなの教えるなってママに殴り飛ばされてたけどね!

 

コーカテキメンってヤツだね!

 

ゎ月◯日

 

放課後、アリスちゃんを迎えに行くと「私は、私達はフィーネっ!」って教卓の上でポーズを決めていた。アリスちゃんの友達は「ふぃねー!」とか「わたしもやる!」と楽しそうにしていた。

 

アリスちゃんを呼び寄せると「荒ぶる神の化身、どうかしたのか?」と聞いてきた。

 

いや、荒ぶってないよ?神様の化身でも無いからね?なんてアリスちゃんの言葉を否定しながら幽霊騒ぎの事を尋ねると「忘れ物を取りに来ていた友達がオバケを目撃してしまった」らしい。

 

一年生の教室は一階、幽霊騒ぎの空き教室は三階、夕方だと太陽の反射でカーテンがオバケに見えたのかもしれないけど。

 

カリオストロ先生を連れて調べるしか無いみたいだね。さあ、蛍介君もアリスちゃんも一緒に行こう!!ついでにスズ君も拾って五人で調べてみよう!!

 

カリオストロ先生から土曜日にして欲しいと頼まれた。カリオストロ先生には「夕方ぐらいに行くね」と言いながら帰ることになった。スズ君は茶道の稽古、蛍介君はトレーニング、アリスちゃんと私は家に帰るのである。

 

二人とも疲れないようにねぇ~っ!

 

ゎ月Η日

 

夕方、カリオストロ先生と一緒に立入禁止の空き教室へと突入するとアニメや漫画に出てきそうな研究室と化していた。

 

驚きながら空き教室の中を見渡しているとキィィンッ、キィィンッ、キィィンッという耳障りな音が聞こえてきた。

 

カリオストロ先生には聞こえていないのか。サンジェルマン先生とプレラーティ先生に電話しようとしている。

 

先生、よく分かんないけど。

 

この空き教室から出た方がいいかもしれない。なんて言いながらカリオストロ先生と一緒に立入禁止の空き教室を出ると空き教室から金切り声と窓枠の軋む音が聞こえてくる。

 

カリオストロ先生は黒い砂を蝶々の形に固めたモノを浮遊させていた。へぇ…っ、カリオストロ先生は"蝶人"パピヨンの使ってるヤツと同じモノを使ってるのね。

 

 

 

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