とあるオタク女の受難(戦姫絶唱シンフォギア編)。 作:SUN'S
ゞ月、日
女の人は蛍介君と遊ぼうとしたショタコンという人種らしいです。スズ君は「ショタコン」という日本の未知なる人種に興味を持ったのか。
最初は女の人の話を真剣に聞いていたのだが…。いきなり、スズ君が女の人を殴り始めた。
理由を聞いても教えてくれなかった。
サンジェルマン先生に聞けば教えてくれるかな?なんて考えていると「ショタのビンタで昇天しゅりゅうぅぅ!!」等と叫びながら消えてしまった。
結局、カリオストロ先生のことは聞けなかったけど。学校の中には幽霊が迷い込んでることが分かったから良しとしよう。
他にも居るのかな?等と考えていると理科室の人体模型と骨格標本が校庭で徒競走しているのが見えた。アリスちゃんは「ふっ、忌まわしき枷を解かれたか」って言いながら顔を反らしていた。
アリスちゃん、難しい言葉を使ってるけど。意味を分かってるのかな?等と思いながら階段を上がろうとした瞬間、理事長先生の部屋で感じた生暖かい風の正体を見てしまった。
身体は窪んだように痩せて、目の中は真っ黒に染まり、ボサボサの髪の毛と無造作に伸びた爪、口元を覆っても耐えられない悪臭を撒き散らしている化け物だった。
ずっと「せんせぇ、せんせぇ、せんせぇ、せんせぇ、せんせぇ、せんせぇ」と呟きながら真横を通り過ぎていった。
気付かれる前に階段を駆け上がって空き教室に向かう。空き教室を押し開けて中へと転がるように入室する。
頭を押さえながら立ち上がると身体を髪の毛で包まれたカリオストロ先生が床に倒れていた。
急いでカリオストロ先生を引っ張り出そうとすると髪の毛が手足に絡まってくる。ムカついてきたので「邪魔っ!」と叫んだら髪の毛が弾けるように切れた。
ゞ月Φ日
私達は朝まで保健室に立て籠っていた。
アリスちゃんは眠くてカリオストロ先生が眠っているベッドの中へと潜り込んでいたけど。スズ君と蛍介君は保健室の出入り口を睨みながら木刀とモップを構えていた。
目を凝らすと磨り硝子越しに中を覗こうとする化け物の顔が見えた。あの時と同じだ。ジンジンと右手が焼けるように熱くなってきた。
スズ君と蛍介君にドアを開けるように指示すると唖然としていた。大丈夫だよ、よく分からないけど。今なら行ける気がする。
二人は、私の言葉を信用してくれたのか。ドアを開ける体勢になってくれた。ガラガラガラッ!!と音を立ててドアを引っ張り開けると階段で擦れ違った化け物が保健室に入ろうとした瞬間、真っ正面から飛び掛かるように顔面をぶん殴った。
なんて言えば良いのか、奇声を放っていたので続けるように右手を叩き込んだら爆発するように飛び散ってしまった。
とりあえず勝てたよね?
ゞ月⇒日
ママには怒られたけど。カリオストロ先生を助けたことは褒めてくれた。
フンスと自慢気に胸を張っているとパパが写真を撮ろうとしたので顔を隠しておいた。写真は恥ずかしいからダメなのっ!
プレラーティ先生とサンジェルマン先生から「カリオストロを助けてくれた感謝の品」とやらを貰ったけど。箱を開けるとアニメ版東京魔人學園の緋勇龍麻の使ってた鬼顔付きアームカバーが入っていた。
アレって正式な名前とかあるのかな?
ブレスレットは外れるようにキャップ式だった。うん、外れなかったらママに言い付けてたよ。
ママから「危なくない物だったから持っていて良いけど。人前では使わないようにね?」と言われた。大丈夫だよ、使うのはオバケ相手だけだからね!