とあるオタク女の受難(戦姫絶唱シンフォギア編)。 作:SUN'S
‰月⇔日
下駄箱で待っていたカリオストロ先生に頭をワシャワシャと撫でられた。蛍介君とスズ君はアザを隠すために包帯を巻いていた。
勿論、私は巻いてないよ?誰に見られても困らないからね!なんて考えているとヘンテコな帽子を被った中学生ぐらいの人がサッカーゴールの横に立っていた。
なんて言えば良いのか、アレを知ってるような気がするんだよね。まあ、あんな人と話したような記憶は無いんだけどね?
アリスちゃんが「我の到着である!!」と叫びながら小型扇風機でバサバサと服を靡かせていた。
あ、あ、パンツが見えちゃうよ!?
そんなことを言おうとした瞬間、スズ君がアリスちゃんのスカートを押さえ込んで下駄箱へと持って来てくれた。
えっ、おっ、速くね!?
‰月℃日
昼頃かな?″超人気アクション女優″ビッキーと″狂愛アナウンサー″ミクサンがリビングでママと話していた。
最近、ママの友好関係に疑問を抱いているのは私だけなのだろうか?なんて考えているとクリ姉がビッキーの頭を叩いていた。あ、そっか、クリ姉ってリディアン音楽院の卒業生だもんね。
そんなことを一人で納得しているとミクサンが目の前に来ていた。えっ、なんで、ちゃんと気配が分かるように制空圏を築いてたのに…。
一応、応戦するために構えようとした。次の瞬間、ビッキーが「やぁ~っ、久し振りだね!」と言いながらワシャワシャと頭を撫でてきた。
ママ達とは違った上手さがあるね…。
クリ姉は「詩緒、ソイツは女好きだから気を付けろよぉ~っ」と教えてくれた。
もう、やだなぁ…。
クリ姉の冗談には騙されないよ?なんて思いながらビッキーを見ると気まずそうに顔を反らしていた。
えっ、マジなの?
‰月〈日
カリオストロ先生曰く「恋する人には性別など関係無い」とのことだ。まあ、そういうの言われても分かんないから気にしないけど。
赤ちゃんが産まれたら見せてくれると言ってくれた。「早く見せてくださいね」と答えておいた。私には大人の世界は過酷なようだった。
そんなことを思いながらクリ姉に「彼氏はできた?」と尋ねるとパパから空間が歪むような気配を感じた。
クリ姉は「そういうのはいねぇなぁ…」と答えてくれた。もう、そんな調子だと三十路まで彼氏が出来ないぞ☆と悪ふざけで言ったら頬っぺたを引っ張られた。
むぅ…っ、本当の事を言っただけじゃないか!なんて言おうかと思ったけど。クリ姉には勝てないので黙っておくことにした。
クリ姉達に彼氏が出来てもパパを倒さないと結婚とか出来ないんじゃないかな?等と思いながらママに聞いてみることにしたんだけど……。
なんか、笑って誤魔化された。