とあるオタク女の受難(戦姫絶唱シンフォギア編)。   作:SUN'S

70 / 76
第70話

ヴ月Α日

 

日直の仕事をするために学校に向かっている途中、ヘンテコな帽子を被った中学生ぐらいの男の子が電柱の影から出てきた。

 

あまりのキモさに"不殺"旋回断界落を叩き込んだのは間違いじゃないはずだ。

 

教室の黒板を掃除していると自転車のベルを鳴らす音が聞こえてきた。

 

後ろに振り返るとヘンテコな帽子を被った中学生の男の子が三輪車に乗って近付いて来ていた。

 

いや、マジで迷惑なんだけど。

 

イライラで乱れていた呼吸を整える。

 

ヘンテコ帽子に駆け寄って裏拳(右側頭部)、拳槌(右脇腹)、掌打(左胸部)、前蹴り(右膝頭)、諸手突き(顔面&鳩尾)、左上段後ろ廻し蹴り(左側頭部)の順番に叩き込んでゴミ箱の中に捨てておいた。

 

ママの使ってる煉獄より精度は劣ってるからね。そんなに痛くはないと思うよ?まあ、カリオストロ先生はママの煉獄を受けても普通に学校には来てたけどね。

 

二番目に到着した蛍介君はゴミ箱から出ている足を掴んでゴミ箱の中へと押し込んでいた。いや、流石に、それ以上は死ぬんじゃないかな?

 

ヴ月Ψ日

 

ヘンテコ帽子は動き回るゴミ箱のオバケとして有名となった。いや、まあ、犯人は蛍介君だよ?それなのに「オバケ退治は任せる」とか意味が分からないんだけど…。

 

アリスちゃんに相談すると「ふっ、我が古き闇の眷属を葬ってくれる…!」と手助けしてくれると約束してくれた。

 

感謝の印として頭をワシャワシャと撫でたらフンスと胸を張っていた。

 

このポーズとか何処かで見たような気がするんだけどなぁ…。うん、まあ、よく思い出せないから保留だけどね。

 

スズ君にも応援を頼んだけど。書道の稽古があるので断られた。

 

まあ、稽古が理由だと仕方無いね。

 

ヴ月ζ日

 

カリオストロ先生と一緒に転がり回るゴミ箱を捕まえる事には成功したけど。

 

どうやって退治すれば良いんだろうか?

 

この前は右手が焼けるように熱くなってきた時だったからなぁ…。なんて考えているとアリスちゃんが清めの岩塩を取り出していた。

 

待って、ヤバそうなことしようとしてない?止めようかと迷っている間にゴミ箱の中へと岩塩を全力で叩き付けていた瞬間、ゴミ箱の中から「ぷぎゅうっ!?」という声が聞こえてきた。

 

あの声はキモかったのでカリオストロ先生も一緒に岩塩を全力でゴミ箱の中に叩き付けていた。ゴミ箱を覗くとヘンテコ帽子が岩塩を赤く染めていた。

 

まあ、私には関係無いね。

 

カリオストロ先生が用意してくれた聖水を容れた霧吹き器をシュッシュッと吹き掛けると奇声を上げながら逃げてしまった。

 

えっ、ちょっと、ゴミ箱は返して!?

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。