カラテだいおうの弟子、チャンピオン目指します!   作:左回りの変態

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ニビシティ

マサラタウンにはオーキドの研究所以外何も無い。まっさらだ。

ライトはカツラと別れたあと、すぐにトキワシティに歩みを進めていた。

トキワシティに着いて直ぐにジムに挑戦しに行ったが、生憎ジムリーダーが不在で、近所の人に聞くと、いつ帰って来るかわからないらしい。

 

「俺の完璧な計画がぁ!」

 

「(諦めてニビシティに行くか?)」

 

「ぐぐぐ、確かにトキワシティはセキエイ高原に近いから最後でもいいが、ナツメとの約束が……」

 

「(バッジの数に関係なくナツメは本気を出してくれると思うがな)」

 

ライトは悩んだ末にトキワジムの挑戦を諦めてニビシティに向かうことにした。

 

「トキワの森って広いかな?」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

ニビシティ、それは灰色、石の色。ニビシティには博物館があるが、当然ライトには全く興味がない。

 

波導を使って最短でトキワの森を抜けたライトはジムに挑む前にコダックに説教をしていた。

 

「いいか、コダック。昨日みたいに勝手に戦っちゃ駄目だぞ!俺の言う通りに技を出すんだ。ニビシティのジムリーダーは岩タイプの使い手だ。お前の水技がダメージを通しやすいんだ。わかるか?」

 

「コダッ?」

 

頭を抑えて首をかしげるコダック。可愛い。

 

「(ライト。意思疎通が出来てないように見えるが?)」

 

「うるせー!コダックが理解するまで繰り返し言い聞かしてやる」

 

これから始まる説教が長くなる事を感じとったのか、コダックはライトに頭突きをして話を中断させた。

 

「ぐふっ!な、何すんだよコダック!」

 

「コダッ?」

 

「可愛い」

 

「(やれやれだ)」

 

その時、コダックから眩い光が発した。

その光の中でコダックは姿を変える。この光は進化だ。

ゴルダックに進化したコダックはライトを見つめる。

 

「っておい!どんなタイミングで進化してんだよ!主人に頭突きして進化するなんて聞いたことねーよ!」

 

ライトの当然のツッコミにゴルダックは静かに答える。

 

「(ふっ、過去の事を気にしていては前には進めないぞ!ご主人)」

 

「ホントにそんな喋り方なん?」

 

「(一言一句違わず訳している)」

 

「そ、そうか、ってかコダック。お前がそれを言うな」

 

「(あの時の私は愚かだった。頭痛に悩まされ、幾度と判断を誤った)」

 

「つい、さっきだけどな」

 

「(ご主人!このジム戦。私にお任せください。必ずや勝利して見せましょう)」

 

「お、おう。頼むぜ」

 

やる気に満ち溢れたゴルダックは勝手にジムに入ってしまった。

 

「おい〜っ!!頭痛関係なく判断力クソじゃねーか!」

 

ライトは後を急いで後を追ってニビジムに入る。そこには気絶して倒れたゴルダックと半裸の男とイワークが立っていた。

 

「コダックぅぅうう!!」

 

「ん?このゴルダックは君のポケモンかい?」

 

半裸の男が話しかけて来る。

 

「はい、すいません!俺のコダックが」

 

「ゴルダックじゃないのか?」

 

「コダックって名前のゴルダックです」

 

「ややこしいな」

 

半裸の男は、元々細い目を更に細くさせて呟いた。

本来、ニビジムで戦わせようと思っていたゴルダックがアホ過ぎて倒されてしまった。

 

「(リル。いけるか?)」

 

「(いつでもいける)」

 

格闘タイプのリルも岩タイプのポケモンにダメージを通しやすい。リルなら瞬殺だろうなとライトは思うと同時に、進化してもアホなゴルダックに呆れていた。

 

「その顔つき……挑戦者か。名前は?」

 

「ライトって言います。もしかして、ジムリーダーですか?」

 

「ああ、俺はニビシティジムリーダーのタケシだ。ジムバッジは何個だい?」

 

「4個です」

 

「そうか、なら、このイワークを倒せたらグレーバッジを授けよう。審判、合図を頼む」

 

「リル、準備は?」

 

「(愚問だな、既にビルドアップして、集中力も万全だ」

 

グレンジムを吹き飛ばした負い目を感じさせない闘志。流石、戦闘狂。

はじめ!という審判の合図と同時にイワークをワンパンで沈めたのはいうまでもないだろう。ジムリーダーのタケシは細い目をかっぴらいて驚いている。

 

「先程のゴルダックの件で、君を見くびっていたようだ。約束通り、グレーバッジを授けよう。俺のイワークを一撃で倒すとは、君とリオルならば、チャンピオンになれるかもしれないな」

 

「ありがとうございます!」

 

バッジが4個だから手加減してくれたのだろうが、それを一切感じさせない爽やかさ。今までのジムリーダー共はタケシを見習ってほしい。

 

気分良くジムを出たライトは、次のジムがあるハナダシティにどうやって行くかを悩んでいた。普通にニビシティからハナダシティに行くとしたら必ず「オツキミ山」は避けて通れない。しかし、ライトは山を越えるのは面倒だと思っていた。そこで、もう1つのルートが「ディグダの穴」を通りクチバシティに出て、そこから地下通路を通ってハナダシティに行くルートである。こちらは遠回りだが山は無い。この2つのルートで迷っていた。いっそ、オニドリルを仲間に出来ていれば、こんな事で悩む事は無かっただろう。

 

「よし、明日はディグダな穴を通ってクチバシティに向かうぞ」

 

「(私は、もう少し体を動かしてくる。ポケモンセンターで会おう)」

 

そう言ってリルは1人で草むらの方へ消えていった。

ライトはカビゴンの柔らかいお腹を堪能した。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

地面から次々と出てくるディグダとダグトリオの頭をモグラ叩きのように踏み付けながらライトは走る。最初は普通に歩いていたのだが、誤って1匹のディグダを踏み付け怒らせてしまい追われることになった。それだけならばライトにとって些細な事なのだが、運の悪いことに追われる途中に別のディグダの群れを踏み付けてしまい大量のディグダとダグトリオに追われる事になってしまった。その騒ぎのせいでライトの前からもディグダとダグトリオが現れ、今に至る。

 

「(最初のディグダを倒すべきだった)」

 

「んな事言われても、あの時は走ればいいかぐらいにしか思ってなかったんだよ!」

 

予定よりも圧倒的に速いスピードでディグダの穴を抜けた2人はクチバシティに着いた。

 

「ここから、地下通路を通ってハナダシティに向かう」

 

「(次にディグダが出てきたら、私が倒す)」

 

「いや、舗装されてるから大丈夫だと思う。多分。あ、その前にポケモン大好きクラブの会長に特製ポロックを貰いに行ってくわ」

 

「(カビゴンもそろそろ飽きるんじゃないか?)」

 

「あー、そんな事言われた事なかったから気が付かなかったわ。俺のカビゴンはあんまりグルメじゃないっぽいし、腹が満たされればいいんじゃね?」

 

話しながら歩いていると奥の方から、件の会長が走ってきた。

 

「あ、会長!お久しぶりです!」

 

「君は会員のライトくん!ちょいど良かった。ちょうど良く無いが」

 

「どっちっすか?」

 

「ヤマブキシティが大変なんじゃ!」




この作品初のロケット団参上!今までがたまたま平和だっただげです。あれ?平和だったかなぁ・・・平和ってなんだろうね?

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