愉快犯?イタズラっ子?が人造人間になりまして   作:五十鈴暮月

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天使は誰でしょう決定戦!!〜少しシリアス入ります〜

おっはー、エンヴィーさんだよ♪

 

 

 

 

…このテンションウザいな、やめよう。久しぶりだね読者様?もう私の事なんて忘れたかな。別にいいけど。今、ショウ・タッカーが死んだって連絡が入ったんだ。誰からかって?それは言えないなぁ。まぁ、兎に角原作通りに『君のような勘のいいガキは嫌いだよ』なオジサンが死んだ。救済しないのかって?おいおい、私は救世主でもメシアでもない、只の人造人間(ホムンクルス)だよ?なんで誰も彼も救わないといけないのさ。そもそも仕事してたのに助けになんて行けるわけ無いじゃん。

 

「姉さん、東部でイシュヴァール人が暴れてる見たいだからちょっと行ってくるね。プライド兄さんも鋼のお兄さんの見張りは私がした方がいいって言ってたし。」

 

それに、傷の男(スカー)は私の推しなんだ。初登場の場を奪う訳にはいかないだろう?

 

「変身するならせめて男になりなさい。私達の心の安寧の為にも。」

 

「今度はショタコンホイホイになるよ?」

 

えー、実はワタクシへの犯罪行為がここ15年で300を超えまして…。因みに誘拐49件、殺人5件、ストーカー122件、痴漢24件で未遂を含むと軽く1000以上。一言言っていいか?

 

 

 

シャレになんねーよ(マジレス)

 

 

 

殺人って…殺人って!!!何なの私の事そんなに殺したいの?

 

「殺人と誘拐は殆どがストーカー共と同一人物だものね。…強姦が無くて良かったわ、本当に。」

 

「ははっ。泣きてぇ…。」

 

そりゃああの変態共をぶちのめすのは楽しいよ?でもね、流石に多すぎ。ネタがもう切れてんだよ。何なのお前らGなの?黒く光るあのすばしっこい虫なの?ゴ○ブリなの?

 

「エンヴィーは、かわいいから(◞‸◟)」

 

「私の弟がこんなにも尊い(真顔)。」

 

グラトニーの何が尊いかってこの子本音しか言わないんだよ。嘘なんてつけないし純粋だし。何が言いたいかっていうと…グラトニーis my angel。

 

「( ° ~ °)?」

 

その顔もかわいいよぉぉぉおおおおおお!!!

 

「姉さん、グラトニーは私を萌え殺すつもりなのかなそれとも昇天させるつもりなのかなきっとこの子は天の使いなんだよじゃないとこんな尊いものが存在するわけないものそうだよきっとそう。」

 

「落ち着きなさい。というか天使はあなたもでしょう。」

 

そうだねグラトニーは天使………what?

 

 

 

 

 

 

 

え?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はあああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁああああああああああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁああああああああああああああああああああ!???!!??」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「え?だってイタズラが成功した時の満面の笑みとか叱られる時に涙目に上目遣いで恐る恐るこっちの顔色を伺う時とか時々見せる真剣な表情とか私が休憩を取らない時に見せる拗ねた顔とか誰に変身してもいいように図書館に篭りっきりで勉強して寝落ちした時の寝顔とか悪夢を見たのか寝言で『いかないで』って言って私の手を握った時の泣き顔とか猫や犬と話してる時とか給仕の練習とか言ってメイド服着て料理作っていた時とか」

 

「す、ストーーーーーーッッップ!!!!!」

 

え、なにそれなにそれなにそれ知らない知らない知らない。え?

 

「ね、姉さん、姉さんにとって私のって?」

 

頼むからマトモな答えをくれ!!…なんて私の思いは無残にも砕け散った。

 

「そうねぇ…何をするにも一生懸命で努力を惜しまない、自分勝手に見えて兄妹一自己犠牲が激しい、寂しがりやで素直になれない可愛い妹…かしら。」

 

 

 

 

 

 

……………………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「バカじゃないの…。」

 

 

聞いた私がバカだった。姉さん、アレか。親バカというか重度のシスコンというか、それでもなんでそんな恥ずかしい事を平気で言えるかなぁ?

 

あー、どうしよう。多分今めちゃくちゃ顔赤い。嬉しいけど、恥ずかしすぎる。

 

「も、もう東部行くから。じゃあねっ!!」

 

とうとうその場にいる事すら耐えられなくなり、私は逃げ出した。だって、さぁ?嫉妬(エンヴィー)である私が嫉妬出来ない程の好意を向けられて素直に受け止められるわけないじゃん。それに私の石って殆ど子供で出来てるんだよ?子供は常に親の愛に飢えている。だから嫉妬心もそれに相当する。…そう、私は子供なんだ。愛されたいっていう思いで出来た子供。愛されたいから、愛されるように可愛い姿を得て。愛されたいから、イタズラで気を引いて。愛されたいから、愛されてる人間が羨ましくて。愛されたいから、愛されたいから、だから…私は。

 

 

 

「ズルイよ、姉さん。」

 

 

 

 

 

それでも、これだけ大きな愛を与えられても。私はまだ愛に飢えている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「やだ…母さん、父さん…。こっちを見てよ…。私を…私を忘れないで!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それは前世の境遇故か、それとも…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なんて、考えたって仕方ないのに。」

 

私が嫉妬の化身である以上、満たされる事は無い。でも…それでも私は…。

 

「愛が欲しくてたまらない、なんてね。」

 

人間にとって最も大切もの。心や魂の根源。

 

「全ての人間に嫉妬しているという点では私も(エンヴィー)と同じか。…ただ、対象が少し違うだけで。」

 

愛を与えられない人間にだって、希望は与えられるんだろう?私は愛も希望も、何も無かった。ただ、嫉妬しか…無かったんだ。

 

 

 

 

 

「ーーーーー。」

 

 

 

だって私は…誰にも見えないから。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あの時。

 

 

 

 

 

 

 

「さようなら。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

14歳の誕生日に、首を吊った時から幽霊としてイタズラして、校庭に錬成陣を描いてここに来るまでずっと。

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