コレからも頑張ります。
個性把握テストの後はすぐに解散となった。
その後、僕は帰宅するために駅に向かう事にした。
「少しやり過ぎたかな?。でも、おじさんに言わせればまだまだなんだよな。というよりコレで本気じゃないとしたら本当の実力ってどれくらいなのかな」
そんな事を呟いてると急に肩を叩かれた。
「君も此方なのか」
「あ、飯田君。うん、僕も此方方面なんだ」
「しかし、君の個性は凄いな。強化系の個性なのかい?」
「うーん、それがよく分からないんだ。このベルトみたいな物も産まれた時から身に付けてたみたいだし」
「はぁ!?。なんなんだいそれは」
勿論嘘だが、おじさんに万が一聞かれた時はこう言ってごまかせって言ってたけど。
「人為的な物を身に付けてた産まれてきた、いや、それにしてもベルトは。しかし前例がないだけで」
めっちゃ飯田君信じてるよ。
しかもなんかブツブツ言って怖いし。*1
しかもこの事をお母さんに話したら思いの外理解してくれたし、いつおじさんと連絡をとったんだろう。
「お二人さーん、駅まで?。待ってー!」
後ろから麗日さんがやって来た。
「君は、∞女子」
いや、そのあだ名はどうかと思うよ。
「麗日お茶子です!。えっと飯田天哉くんに、緑谷…デクくん!。だよね!!」
「デク!!?」
思わず声が出てしまった。
「え、だってテストの時、爆豪って人が『クソデク』って」
「いや、本名は
「えーそうなんだ。ごめん」
こんな感じだけど、僕には友達が二人できた。
だから気づかなかった。
校舎の窓から僕達を眺めているオールマイトの存在にに気づかなかった。
______________________
次の日から本格的な授業が始まったんだけど。
「んじゃ次の英文のうち、間違っているのはおらエヴィバディヘンズアップ、盛り上がれー!!!」
午前は必修科目、英語等の普通の授業。
昼は大食堂で、一流の料理を安価で頂ける!。
クックヒーローのランチラッシュが。
「白米に落ち着くよね、最終的に!!」
なんて言ってたけど、僕としてはお母さんやおじさんの作ってくれた料理の方が美味しい気がする。
そして午後からの授業。
ヒーロー基礎学!!。
「わーたーしーがー!!。普通にドアから来た!!!」
オールマイトの登場にクラスの皆が騒ぎ出す。
ちなみにヒーローの基礎学とは、ヒーローの素地をつくる為、様々な訓練を行う課目だ。
「早速だが、今日はコレ、戦闘訓練!!!」
「戦闘……訓練!」
かっちゃんが妙にやる気を出していた。
「そしてそいつに伴って…こちら。入学前に送ってもらった「個性届」と「要望」に沿ってあつらえた…
この日、一番の盛り上がりだ。
「着替えたら順次、グラウンド・βに集まるんだ」
「はーい!!!」
そして一足先に教室から出ているオールマイト。
「格好から入るってのも大切な事だぜ、少年少女!!。自覚するのだ!!!!。今日から自分は…ヒーローなんだと!!」
うん、やっぱりこの服、動きやすい。
「さあ、始めようか。有精卵共!!」