ールージュー
赤いトサカ…モヒカン頭の少年傭兵ことルージュ、そんな俺も16歳になりました!…あの転生者であることを思い出した日から4年、色々なことがあったんよ。
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モヒカン少年傭兵になった俺、まだまだガキんちょのぺーぺーなわけで。威圧的な見た目でも侮られました、…俺っちはまだ名を売っていない。そう思った俺は自身の力を見せ付けるにはどうすればいいのか? 本気で考えた。傭兵は実力主義だからね、弱けりゃ消えていくだけなのよ。そうならんようにしなければならんのだ!
だから俺は真面目に考えた結果………。
俺が世に名を上げたのは1169年、思い出した日から1年後のことである。俺がいるコーデリア領はフリュム家の内乱に巻き込まれていた、アドラステア帝国までもが介入してきてめちゃくちゃよ。しかもそれを好機と考えたのか見覚えある人拐い集団も活発に活動、コーデリア領は多方面から蹂躙されていったんさ。
…全ての記憶を俺のモノにした、だからこそ
色々と事情を知る俺、だからこそ思う。そのような悪行を許していいのか! …否、許していい筈がない! このコーデリア領は俺の生まれた地、悲惨な地にして良いわけがない!!
一人奮い立ち、反乱軍と帝国軍に挑む。本命の人拐い集団は言わずもがな、コーデリア領を荒らすならず者達全てを駆逐してやる! 俺をただのモヒカンと侮ることなかれ、怒りの修羅モヒカンと知れ! 気炎を上げて討つべし討つべし!!
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ー名も無きコーデリア領民ー
唐突に現れた何処ぞの兵が俺達の村から略奪していく。抵抗すれば殺されると思い、泣く泣く言う通りにするしかなかった。最初は食料や金目の物、次いで女…妻や娘を連れていかれたり、幼子であれば男すらも拐っていく。…こんなことになるのなら、死んでもいいから最初に抵抗すればよかった。…これじゃあ生き地獄だ、それにもう…抵抗する気力がない。
そんな日々の中、突如として現れた者。トサカ頭? に厳ついトゲ付きの白い鎧が目を引く少年、その少年が一人…ならず者達を倒していく。フリュム領から侵入してきた反乱軍を、それを追ってきた帝国軍を等しく倒していく。そんな日々が続いていく内に、このままでいいのか? …と考えるようになる。
聞けば、件の少年はコーデリア領各地に現れるらしい。そして、ここと同じようにならず者達を倒しては再び別の場所へ移動。それが続き、ならず者達の略奪していく頻度が減っていく。何でもコーデリア領には地を這うが如く現れる赤き炎を吐く白き怪蛇がおり、コーデリア領に害を及ぼす者の
それを耳にした時、久々に心から笑ってしまった。白き怪蛇とかって…いる筈もなし、それはただの一人の少年だ。ただ一人で戦いならず者達を倒し、コーデリア領を守る少年。その少年一人に敗戦する者達の戯れ言、少年を化物に見立てて恐れる情けない者達の戯れ言だ。
…自分達はこんなにも情けない奴等に略奪され続けていたのか? 強者とはいえ一人の少年に討ち取られているこんな奴等に? …自分達が情けない、…こんな奴等に俺達は!! そう考えていたら、いつの間にか武器を手に戦っていた。コーデリアの白き怪蛇と呼ばれる少年、ルージュ君と共にならず者達と戦っていたんだ。
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ールージュー
俺は一人でコーデリア領を荒らすならず者達を返り討ちにしていた、情け容赦なくぶっ殺してますとも。俺自身の才能と行軍の指輪のお陰か、何の苦もなくコーデリア領を巡って戦っとります。出来る限り逃さない方向で、相手に情報を与えたくないからね。そうでなくとも俺が反抗しているから色んな人達に迷惑を掛けてんのに、…悪いね? とは思っているけどやめるわけにはいかんのよ。
多少の犠牲はあるかもしれない、けれど今までのように略奪され続けることはなくなっていると思う。…だって俺に続く人達が増えてきたから、俺と共に戦ってくれる人達が出てきたから。この調子で反抗してコーデリア領からならず者達を叩き出そうぜ!
………俺、奴等にリントヴルムって呼ばれているの? 炎を吐く白き怪蛇とかって、…確かにトゲ付きの白い鎧を着ているから分からんでもないような? …因みに炎は吐かんよ? 念の為に言っておくけどさ。
オリジナルスキル
俊英:入手経験値が1.2倍、入手技能経験値が2倍になる。