ザンザスが、殺し屋を目指すお話。   作:黄色いうちわ

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  忍者・侍がいないなんて嘘やろ…(._.)(._.)


 憤怒、日本旅行をする。

  

 

   飛行機内でアホ家光が、日本に可愛らしい期待をしていた少年二人に

 

  《日本に忍者はいない。勿論、侍もな。芸者は、まあいるにはいるが京都や奈良に料亭だな。うちに泊まるから、会えないぞ》

 

   爆弾発言をした。可哀想に、ザンザスとディーノは気落ちしてしまった。他の、日本に忍者や侍がいると信じていたピュアな生き物も落ち込んだ。家光、罪深すぎるぞ。

 

   「…侍、いないんだ。そうだよな…お父様と見た《ラストサムライ》…最後の侍って意味だものな…いないんだ…会いたかったな…」

 

   「…忍者、いないんだ。そうだよな…風先生言ってらしたもの。忍者がいたら第二次世界大戦で日本はもっと長くたたかっていたかもしれませんねって…いないんだ…会いたかったな…」

 

   仲が良すぎると、言動が似通ってくるものなんだな。

 

   ちなみに家光のアホは、空港から出て直ぐにディーノの護衛達に連れて行かれて別行動になった。助けを乞うてはいだが、あえて無視をした。

 

 

   良かったな、普通の旅客飛行機できていて。お前の爆弾発言に落ち込んだちみっこ旅行者達が他にもいて。そのちみっこの両親に睨まれていて。…顔を見られていて。これがキャバッローネファミリー所有の自家用飛行機で来ていたのなら、家光、お前だけは突然の心不全で死んでいたか行方不明だぞ。

 

   もう、キャバッローネファミリーは、お前がボンゴレファミリーの門外顧問であろうと一切容赦しねーからな。次代ドンナのディーノと夫のザンザスを馬鹿にされたり傷付けられて報復しない構成員は、武闘派マフィアなキャバッローネに存在していない。

 

   「…ディーノ。いないものは仕方ない。気持ちを切り替えて日本を楽しもう。食べ歩きをしたり、アニメイトに行ったり神社仏閣に参拝したりお城を見学したりしよう」

 

   「そうだな。日本って食べ物が美味しくて魅力的だったわって亡くなったお祖母様が話してくれた。うんっ。いないなら仕方がない。別の事を色々と楽しまなきゃな!お土産もたくさん買って帰ろうっ。リボーン、お薦めってあるか?」

 

   「二人は初めての日本だからな。和食。寿司にカツ丼、和菓子とラーメンは押さえるぞ。修業は免除するが、日本の武術は一通り見学をさせる。ディーノ、お前はその身体に慣れるまでは無理をしなくていいからな。まだ、体がまだだるいんだろ?ザンザス、さりげなく体を支えてやっていて偉いぞ。免除するが、ザンザスお前は体験したいですって顔に書いてあるな」

 

   「すみません。なんか訓練していないと落ち着けないんです。体を休ませる事も必要だとわかっているのですが」

 

   「…いいか、ザンザス。今は、子供のうちはそれでも構わない。だけど、大人になったら気を付けるんだぞ。体の鍛練は良いが、仕事までもをそうしては駄目だ。俺やコロネロの仕事を継ぐ気でいるのなら、仕事と休みは等しくしろ。自分の趣味を、息抜きを、家族や仲間との時間を大切にしろ。でないと生き残れないぞ」

 

   「はい。気を付けます。俺は重責をもつ九代目や十代目、ディーノを支えて生きる人間です。生きて役にたちたい、死ぬとしたら老衰と決めています。ディーノ、仲良く共白髪を目指そうね?って、ディーノ?また気絶って!リボーン先生、ディーノに撃った特殊弾の説明書を読ませて下さいっ。明らかに最近のディーノはおかしいっ。一緒に風呂に入ると途中で墜落睡眠一緒に寝ると朝には鼻血まみれ…帰国して検査入院させるべきですイタッ」

 

   「(*´ω`*)病気じゃねーから。落ちつけ。なっ?」

 

   「そうだぜ、ザンザス。ボス・ディーノは病気じゃねーから。(恋のそれかも知んねぇけどよ(*´ω`*))」

 

   「そうそう。病気じゃないから。ザンザスさんだって、アルコバレーノの兄さん達と酒を呑める年齢になるの待ち遠しいでしょう?一緒に酒盛り出来たら嬉しいでしょう。そんな感じです。病気ではありませんから(*´ω`*)」

 

   甘酸っぱい恋だよな。ディーノ、敵は鈍さには定評がついてしまった魔王ザンザスだ。超頑張れ。

 

   事前に家光から聞いていた並盛町にある家光の自宅へと向かう事にした。日本の電車に初めて乗ったザンザスとディーノは、時刻表通りに運行されている列車に大いに感動をしていた。で、町にスラムがないこと、孤児が町中に居らず孤児院-国で保護を受けて教育をさせてもらえているー事を知り、真剣な表情をして話し合っていた。そうして、町行く人々に話し掛けて二、三質問をして答えを聞いてを繰り返していた。そうだ考えろ。この、俺達からみたら美しく生きやすい国でも、住む人々からしたら不幸や不満がある。国を、人を、自分が愛する存在の事を常に考え続けろ。俺達は社会からはみ出した存在だ。望んで入った俺とは違い、ディーノ、お前はそうあれと望まれる家に生を受けた。ザンザス、お前は母親に置いていかれた。だが、その場所に留まる道を選んだ。だから考えろ。どう在れば、自分が後悔する事なく生きられるのかを。

 

 

   俯き、涙を流すディーノの顔を

隠すかの様に立っているザンザス。

 

   絵になるな。二人とも顔が整っているから、映画のワンシーンかのようだ。

 

   泣く自分の女を心配している面をしているくせに、妹&弟で大親友だと公言していやがるんだよな。やっぱりバイパーを探して、ザンザスの奴にディーノが異性として、伴侶として好意をもっていると暗示をかけてもらわないとな。俺達以外のどっちの親も高齢だからな。

 

 

   「おーい、弟子共。そろそろ移動するからディーノは泣き止め。観光は明日にする。とりあえずは、一番最初の目的を、奈々からの謝罪を受けるを達成するぞ。奈々は家光の嫁だが、俺達や家光の裏の顔、マフィアは知らん。普通の人だから会話内容には気を付けろ。自分の旦那が、上司の息子と上司の友人の娘に暴言を吐いている事を知り、謝罪をしたいと申し出た女性だ。家光にはもったいないから敬意を払うように」

 

   「わかったけど、奈々さんはまったく関係ないのに謝罪をするなんて、おかしくないか?」

 

   「ディーノへの暴言も家光さんはもう報復を受けていますし、奈々さんは関係ないですよね?」

 

   「まあ、大人の事情だ。…ディーノ、お前の父親がな。…奈々と家光に《簀巻き状態の子供に向かって暴言を吐いている姿》の録画映像をな産院で見せて、「子供が生まれて幸せだねぇ。愛しいねぇ。その子供の為ならなんだってできるよね。…私の可愛い娘に暴言を吐いていたねぇ。君さあ、今どんな気分かなあ?君さあ、8年後のその子供がさ、父親の自分のせいで酷い虐めにあっていてさ、ある日凄く酷い扱いをされて、それを助けてくれた男の子に恋をして自分を変えたいと思って努力をして変わったら、父親と交友関係にあたる男から無駄な努力だとか恋心を暴露され馬鹿にされたらどう思うのかな?更には自分にとって子供の恩人の人格否定に誹謗中傷されたらどう思う?監禁暴行殺害計画たてたな。ていうか、私の娘と娘の婚約者にしたよな。ごく最近。…今どんな気持ちだよ?答えなさいよ。泣いてないでさ」ねちねちねちねちくどくどくどくど、看護士に摘まみ出されるまで言っていたらしい。謝罪を受けてやれ。なっ?」

 

   「お、お父様っ。奈々さんになんて事をっ。い、家光が悪いだけじゃんかっ」

 

   「…な、なんと言ったら」

 

   「「「ボス、家光の嫁さんは巻き込まないで下さいよっ。護衛なしで出掛けちまったと焦っていたら日本に来ていたなんて…イタリアで見つからなかったわけだ」」」

 

   …家光のアホの行動の結果は、巡り巡って二人の少年を打ちのめし、キャバッローネファミリー次代ドンナの三人の護衛を陰鬱な気分にさせた。

 

 

   「そういえば、お前達は家光をどうしたんだ?」

 

   連れ去った割には、三人で早く戻ってきた。家光を撃ってねーだろうな?

 

   「えーっと、ディーノ坊っちゃんとザンザス坊っちゃんの前では、教育と情緒的に最悪なので話せません」

 

   「殺してはいません。生きていますです。たぶんね。気に入られれば。預けたのでワカリマセン」

 

   「神聖な儀式の日に、マイボスのヒーロー、俺達にとっても恩人なザンザスさんに対して吐いていた暴言とその他に供述していたおぞましい内容があれでしたからね。《あなた様が考え付く〔されたらやだなぁな内容をすべて当てはめて下さいませ〕》をまるっと仕返ししてやっただけですよ。本当です。私怨は入れてません。あ、供述内容は風先生とコロネロ先生とヴェルデ先生とボンゴレ九代目にコピーして渡してあります。ぶっちゃけアレなGOサインは出てます。リボーン先生にはお渡しする機会がありませんでしたので、あ、これですね。帰国したら聞いて下さい。奈々さん巻き込んでの戦争はいかんでしょう」

 

 

   「…なるほどな。実弾をかましたくなる内容か。レオン、頼む。《渡されたデータを聞いている》すまんな、予定変更だ。ザンザス、駅前の並盛ホテルに泊まれ。今日は俺とアルコバレーノの父親、ボンゴレ九代目以外にはドアを開けるな。ディーノ、お前は護衛達と一緒に別のホテルに今日は泊まれ。明日から三日間は観光して楽しめ。泊まるホテルは後で連絡する。帰国する日に謝罪を受ける。すまねぇな。俺が冷静になる時間が欲しい」

 

 

   「「「「「…わ、わかりましたっ!」」」」」

 

 

   五人が怯えるほどの殺気を抑えられなかった。俺のなかの荒ぶる鬼神と邪神と魔王が家光を殺させろと喚いている。息子を愛弟子を守れと叫んでいる。ああ、糞っ。ちょっと前に家光を心配した自分に一番腹が立つ。

 

 






   リボーン、俺・私達もキレたから。

   

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