なので運転の感をなくさない為にGTA始めたら見事沼に沈んで執筆が中断してました。
だが私は謝らない。
本編と本編から数年後を描くアベンジャーズっぽいよく分からん話を書き終えるまで執筆を止めないと決めたからな
そんな前置きという名の言い訳は置いといて本編再開します。
拝啓、お母様――
今朝ぶりですがお元気でしょうか。
僕は元気です。
お母様は『お礼参り』という言葉をご存知でしょうか?
なんかグレタ人たちが自分たちを陥れた相手に制裁を与える、という八つ当たり以外の何物でも無いアレな行事です。
個性が誕生する以前は犯罪者の方々がお世話になった警察官にやったり、またある場合はヤのつく現在絶滅危惧種の職業の皆さまの抗争の原因となったりするものです。
それはヒーロー社会となった現在も変わりないようです。
何故そんな事を言ったのかというと、今目の前でお礼参りが起こっていて、それを職場体験先のヒーローが返り討ちにする現場に遭遇してしまったからです。
遡る事数日前の昼休み――――
「みんな~、どこに行くか決まった~?」
そう訊ねる芦戸の声が教室内に響き渡った。
まぁ話題がそうなるのは自然の摂理というやつだろう。自分の将来――とまで言っては大げさだが、自身のステップアップをする上で職業体験先選びは重要な事だ。俺みたいに単独指名とか峰田みたいに欲望丸出しなのを除けば悩んで当然だろう。で、あれば他者の選択やその基準を参考にするのも悪くない。
そうだ、そうやって悩むのも悪くない。何せ僕はまだまだ若者だもん。
なのになんで。なんで、なんで単独指名で選ぶ権利も与えられないのさ。しかもそれが寄りにもよって――――――いかん、考え過ぎたら全身が震えてきた。
ガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタ
うん、その挙動はまさしく某ブルーベリーみたいな色をした全裸の巨人を目にしてクローゼットの中に籠る風雲〇けし城の如く――――
「おいおい、そんなに震えてどうしたんだよ? もしかして今から楽しみって奴か?」
「お前のそのノリが時々うらやましく思うぞ、上鳴」
そんな震えてる様子に上鳴が後ろからがバンバンと叩いてくる。
ホント羨ましいわ、この能天気さ。とか思いつつ胸の内に抱く本音をポロリとこぼした。
「単純に怖えんだよ、俺の体験先」
「なんだよそれ。指名されたんだから胸張れよ」
「それな!」
芦戸、そこ同意しないで。
マジで怖いから、俺の行くところ。
そんな恐怖が声にも表れたのか、震える声音で教室に残った皆に一つ訊ねるのだった。
「断罪ヒーロー、ブラッドサーティーン……その名前聞いてピンとくる奴いる?」
しかし反応は薄く、「誰だ」という声がチラホラ聞こえてくる。
まぁ正直マイナーなヒーローだから知っている奴なんて――
「断罪ヒーローブラッドサーティーン!? メディアへの露出が極端に少ない影響で一般認知度が低くヒーローチャートでも毎回100位圏外でありながら、数多くの未解決事件を解決していて、現役ヒーローでの敵検挙数はトップ10入りするとも噂されているバリバリの武闘派ヒーローじゃないか!!」
いたよ。
てか説明しようとしたこと全部緑谷に言われた。緑谷なら仕方ないけど。
「まぁ今緑谷が言った通りのヒーローが指名先なのよ。ついでに一言付け加えとくと……俺の師匠なんだ」
最後だけ明らかにトーンが落ちているのが駄々漏れになった。
その後も「怖えよ……入学前ですら実戦形式の組手ばっかやらされたのに今ヒーロー候補生だよ。どこまで無茶させられんのか分かんなくって怖えよ……」なんて暗いトーンでぶつくさ言うもんだからその様子見た皆誰も彼の事を羨もうとしなくなった。
そんなテンション真っ逆さまな状態でも時間だけは無常に過ぎ去るもので、あっという間に職場体験初日の日を迎える事となり……
で、冒頭の一分前――――
「―――――――あーっ」
眼前に広がるは『13番探偵事務所』、つまりブラッドサーティーンの事務所の看板だ。(ヒーローの事務所なのに探偵事務所ってなんだってツッコミは止してくれ。この人ヒーローとか言いながら実質やってること探偵みたいな感じだから)
しかし来てしまった、この日がついに来てしまった……
皆「ヒーローの現場で活動できる!」と大層意気込んでいるが正直憂鬱でしかない。そりゃ皆憧れだったり目標とするヒーローの下で(一時期的とはいえ)活動できる嬉しさは分かるけどさ、誰が好き好んで自分の師匠の現場に行かねばならないのか。
だがいつまでもこうしている訳にはいかない。人間嫌な事でも絶対に立ち向かわないといけない時がある。俺の場合は今この瞬間か――
そう自答を終え、カツを入れるために頬をパンパンと叩く。
よっし、行こう。慣れはしないが、親しんだ場所ではある。挨拶は大切。戦に臨む忍者も挨拶は欠かさないと言うからな。元気よく行こう!
そう覚悟を決めて扉に手を伸ばした瞬間だった――
バァン!! と大きい音を上げなら扉が吹き飛んでいく。
というか一緒になんか飛んでいったんですが……
そのなんかの方へ視線を向けようとすると事務所の中から男の声が響いてきた。
「ったく……せっかくお勤め終えたばっかだろ。なのによぉ、なのに一番最初にやる事がこれかよ……。バカは死ななきゃ治らないっていうが、この手のバカと会うのは久しぶりだな」
先ほど覚悟を決めたばかりというのに、それが一瞬にして消え却っていく。
その声を聴いた瞬間先ほど飛んで行った存在への意識は失せ、彼へと目を配らざる得なくなる。
「選択だ……。もう一回ムショ暮らしするか、相模湾に沈められるか……。さぁ、選べ。好きな方に送ってやるぞ」
断罪ヒーロー ブラッドサーティーン
個性:エナジーバレッド
注訳:金術錬錆の師匠
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拝啓、お母様――
今朝ぶりですがお元気でしょうか。
僕は元気です。
お母様は『お礼参り』という言葉をご存知でしょうか?
なんかグレタ人たちが自分たちを陥れた相手に制裁を与える、という八つ当たり以外の何物でも無いアレな行事です。
個性が誕生する以前は犯罪者の方々がお世話になった警察官にやったり、またある場合はヤのつく現在絶滅危惧種の職業の皆さまの抗争の原因となったりするものです。
それはヒーロー社会となった現在も変わりないようです。
何故そんな事を言ったのかというと、今目の前でお礼参りが起こっていて、それを職場体験先のヒーローが返り討ちにする現場に遭遇してしまったからです。
とまぁ目の前でお礼参りに来たらしい敵っぽいチンピラ達をボコる師匠という光景に現実逃避しかけていた。そんな中でポンポンと後ろから肩をたたかれて意識が強制的に戻される事となった。思わぬことに変な声が出てしまった……。なんだよ「ひゃいっ!?」って。
驚きつつ後ろ振り向くと、そこにはよく見知った女性が立っていたのだ。
「
「勝手に驚ていてそう言われるのは心外ね。もっとも、翔に驚かされて呆然としてたんだから当然かもしれないけど」
あの人の事はそのうち片付くから、と言って紫さんの案内で事務所に通された。
彼女の名前は夜上紫。ブラッドサーティーンが構える13番探偵事務所の事務員さんであり、彼の奥さん。サイドキックから別の視点で彼を支える事やその実務能力からか、事実上のNo2共いわれている。……師匠でも彼女だけには頭上がらないらしい。
で、まだ騒いでるヒーロー当人は充てにできないので彼女主導の下で職場体験の説明が始まった。と言っても明日以降のスケジュールを簡単に説明するだけだが。
「うちは基本朝昼夕の3回はパトロールしてるわ。勿論地方に出張してる時はその限りじゃないけど。長旅、って程の距離じゃないけど今日は移動で疲れてると思うから……パトロールは明日からで。その時は翔かサイドキックに同行する形になるからよろしくね。あと明後日は――――」
流石一年の三分の一は地方での未解決事件や未発覚事件嗅ぎ付けて解決しまわってるヒーローの奥さんなだけある。すごい落ち着いてるし説明も分かりやすい。
「――っと、こんな感じだけど……何か質問ある?」
「いえ、別にだいじょぅ――――――」
大丈夫ですと、と言いかけところで思いっきり頬に衝撃が加わるの感じ――――というか感じた頃には身そのものが吹っ飛んでいて壁に思いっきり叩きつけられていた。
何事かと反転した視界に入って来たのは、先ほどまで表でドンチャン騒いでた師匠の姿であった。
「こら若者。そこは何もなくっても聞くのがマナー、って奴らしいぞ」
(不良ヒーローが何か言ってらっしゃる!?)
てか再会早々に弟子を殴り飛ばすとか、貴方どこの次元の師匠ですか。てかこんなノリだったっけ、師匠って????
少しばかり呆然としていると師匠は呆れる様にため息をつく。
いやいや、ため息つきたいのこっちなんだけどぉ。
「紫、道場の準備してくれ。あと念のために救急キットも」
呆然としたままでいると「お前もコスチュームに着替えて道場来い」とさぞ当たり前のようにそんな言葉を投げかけられた。
いや、なんでさ。
なんでいきなり道場に? いくら紫さんに事務所の説明任せてたからと言って改めて紹介とかしないの?
そんな疑問が頭の中をぐるぐる回っていると、まるでアホかと言わんばかり言葉をつづけた。
「初日は説明だけで何もしない、なんて甘い考えは無しだ。分かってる通り、俺は少しばかりスパルタだからな……。錬錆、雄英に入学したこの一ヵ月でどれだけ成長したか、今ここで示してみろ」
あっ、これ
それを察するにそう時間はかからなかった。
キャラクター’sファイル
夜上翔(やがみ しょう)
ヒーロー名:ブラッドサーティーン
誕生日 12月24日
身長 186cm
好きなもの 牛乳、嫁さん
趣味 昼寝、銃火器収集
夜上'sヘア 鮮血の様に真っ赤。
夜上'sアイ 輪郭がいいが、真剣になる時の切れ目がヤバい。
夜上'sヘッド 右側の皮膚が吹っ飛んでて真っ赤。
夜上'sハンド 銃タコだらけ。
夜上's全身 細身に見えて割とマッスル。
夜上's脚 その細さでなんでそんな威力出るの的なレベルでキック力がヤバい。
個性:エナジーバレッド
己の生体エネルギーをエネルギー弾に変換し、撃ち出す個性。
この個性で最も重要なのは『エネルギー弾を撃ち出す銃身』であり、彼は基本的に回転式拳銃を模したサポートアイテムを銃身として使用する。
ただし銃身になりえるものなら何でもよく、奥の手中の奥の手として『自らの身体を銃身と見立てて強力な弾を放出する』というものがある。またサポートアイテムが無い際は指鉄砲の様にエネルギー弾を撃ち出す事も可能。
要は霊丸。その気になればサイコガン。
元々は単にエネルギー弾を撃ち出すだけの個性だったが、本人の努力により雷の属性を付与した弾を撃ち出せるようになった。しかし只でさえ生命力を消費する個性に加えてそれの燃費は通常の倍以上なので、文字通り必殺技でしか扱わない代物である。
概要:
本作オリジナルヒーロー。
錬錆の幼少期に起こったある一見以来、彼の面倒を見る様になり半ば師弟関係を築く。
若い頃は街の用心棒を自称しヴィジランテ活動に従事していて、その度も警察のお世話になっていた。しかし19歳になる頃に師となる人物と出会い、以降ヴィジランテ活動を止め正式にヒーロー免許取得に向けて行動するようになる。
少なくとも24歳の頃には独立した模様。
余談だが彼は本作用に作ったキャラではなく、元々作者が別作品の二次創作執筆していた際に生まれたオリジナルキャラクター。その頃の大半の作品で主役扱いされていたが、そっちの二次創作をしなくなったので容姿や一部設定を流用する形で登場することとなった。