特区警察警備部特別対応部隊 SRU   作:Jdeath0930

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前回までのあらすじ
SRUが国防軍との共同演習中に、国防軍の輸送部隊が謎の部隊により襲撃され、輸送部隊の兵士は全滅してしまう。

SRUと国防軍は襲撃現場に到着するが既に敵はおらず、破壊されたサーバーが残されているのみだった。

一方謎の少女は部下のウルフに仲間を奪還せよとの指示を出していた。

用語解説
八雲会
山陰地方に本拠地を構える指定暴力団。日本一の過激組織であり、他の暴力団組織からも恐れられている存在である。

最近になり特区へと進出を始めたが、警察の厳しい追及により勢力拡大を中々進められずにいる。


第6話 会遇

5月3日 飛鳥特別行政区警察第3男性寮408号室 白瀬悠木の部屋

ピピピピピ!

部屋に時計のアラームが鳴り響き、俺は時計を叩いてアラームを止める。

「ああ、もう朝か」

俺達はあの後現場を軍へと引き継ぎ本部へと引き上げ、俺はそのまま自宅へ帰宅した。訓練や突然の出動で俺の体はすっかりと疲れていたのか、俺はそのままベッドで寝てしまっていたのだ。

俺はベッドから起き上がり、キッチンで簡単な料理を作りテレビを見ながら朝食を食べることにした。

 

「次のニュースです、国防軍は昨日の飛鳥特別行政区で起きた襲撃事件について・・・」

ニュースでは昨日の事件について報道していた。まああれだけの事が起こったから軍も報道しないわけにはいかないのだろう。

 

朝食を食べ終わった俺は風呂場でシャワーを浴びて服を着替えて、PCのメールリストを確認すると俺の個人アカウントにメールが来ていた。

 

 

『4月29日 白瀬悠木様、毎度当店をご利用いただきありがとうございます。白瀬様が注文されていた商品が入荷しましたのでご連絡いたしました、お時間のある時に当店までお越しください。飛鳥銃砲店本店』

 

メールは先月の29日に届いていたようだ、幸い今日は仕事が休みなので商品を取りに行くことにした。

俺はSW1911を腰のホルスターに入れて見えないように長袖のシャツでホルスターを隠す。そして寮の駐車場に出て、自分の駐車スペースに置いてある白のチャージャーSRTヘルキャットに乗り、寮を後にした。

 

飛鳥特別行政区北区飛鳥銃砲店

俺は店の近くの駐車場に車を止めて店の中へと入る、店の中には様々なショットガンやライフルが置かれていた。俺はレジのカウンターにいた黒髪の女性に声をかけた。

 

「理央さん久しぶり、頼んでたものが入ってたてメールが来たから取りに来たよ」

「お久しぶりです悠木さん、奥にあるので案内します」

理央さんはこの銃砲店のオーナー夫妻の娘で大学生だが、時々店の手伝いをしている人だ。

彼女はそう言うと、俺を店の奥へと案内する。奥の小さい部屋に通されると、理央さんは小さいアタッシュケースと弾薬箱3つを机の上に置いた。彼女がアタッシュケースを開くと中には、銃のバレルとグリップパーツ、スライドが入っていた。

 

「ご注文していたSW1911のパーツとGA社の45ACPタングステン弾頭弾です」

「いつもすみませんね、本当なら警察の装備係に言うべきなんですが自前で用意した武器のパーツは自分で用意しないといけないので」

「いえ、悠木さんはお得意様ですしあなたの銃をメンテできて、私もワクワクするので気にしないでください」

「早速ですが、ここで組み込んでもいいですか?」

「ええ、どうぞ」

 

理央さんから許可を貰うと、俺はホルスターからSW1911を取り出して分解を始める。マガジンを引き抜き、スライドの小さな切り欠きにスライドストップを合わせ抜く。そしてフレームからスライドから外し今までのバレルを取り外して新しいバレルとスライドを組み込む、新しいバレルにはサプレッサーを着けれるようにして、スライドも強化弾使用に対応して今まで以上に強度を強めている。グリップパーツも今までよりも握りやすいものに交換する。そして逆の手順で分解した銃を組み上げて、俺のSW1911のアップグレードは完了した。

 

「試し打ちしてみますか?」

「いいですね、レンジは空いてますか?」

「悠木さんのために、1つ開けておきましたよ」

 

俺は彼女に連れられて、店の中にある射撃場へ向かう。射撃場にはほかにも何人かの人がいて、それぞれ銃を撃っていた。俺はレンジに立ち、からのマガジンに新しい弾を込めて銃に装填して、標的に向けて銃を撃つ。弾を撃ち尽くすとSW1911のスライドが後退する、俺は銃を机の上に置いてレンジ横のボタンを押すと標的が自分の目の前に寄ってきた、的の真中には銃弾の弾痕が集中しているの俺は確認した。

 

「相変わらずいい腕ですね、流石は警察のベスト3に入る人は違いますね」

「銃の腕が良ければ、助かる命が増えますからね」

「あなたのその考え、嫌いじゃありませんよ」

 

俺はその後も何回か試し打ちをして銃のコンデションを確かめた後に、代金の支払いをして店を後にした。

 

 

 

 

 

同日 飛鳥東大橋

「CPへ東大橋検問所を通過、間もなく飛鳥特別行政区に着く」

<CP了解、先の襲撃事件で情報が流れている可能性が高い、十分に注意しろ>

「了解した」

東大橋を装甲車を先頭にした国防軍の車列が走っている。

 

「じっとしていろよ、何かあれば射殺しろと命令を受けているからな」

一人の兵士が、拘束されている女性に向かって喋りかけた。

「そう・・・」

女性はそれだけを言うと、目をつむり黙り込んでしまった。

 

車列は順調に進み、間もなく特区に着くという時に先頭の装甲車が突如爆発して横転した。他の車は直ぐに停車して、兵士が車から出て警戒態勢に移る。すると橋の下からヘリが現れ兵士に向けて銃撃を始めた。

「CP!襲撃を受けた、現在応戦中!」

兵士はヘリに向けて銃を撃つが、効果は全く無い。更に他のヘリも現れ何人もの敵が降下し、激しい銃撃戦が始まった。

 

 

 

 

<通信指令から、北区でパトロール中の車両へ緊急連絡>

車の無線から通信が流れてきた、俺の車は覆面車両として登録しているため、パトカーと同じ装備を積んでいる。

<東大橋で銃撃戦が起きていると通報あり、付近の車両は現場に急行せよ。なお現場では国防軍も応戦している模様>

「こちらSRU所属の白瀬悠木、ID番号2313IUだ、休暇中だが現場から近い位置にいるため急行する」

<白瀬巡査部長感謝します、他にも応援が向かっていますが、気を付けて>

俺はサイレンを鳴らし車を急発進させ大橋へと向かった。

 

 

 

大橋を少し渡った位置に車を止め、車外へと出る外に出ると銃声や爆発音が響き渡り、一般人が車を捨てて次々と走って逃げている。俺はトランクを開けて中に入っていた防弾ベストとサイドポーチを装備。そしてトランクのガンロッカーからベネリM4とフレシェット散弾を銃に装填し残りをサイドポーチに入れ、準備を整えた俺は銃声のする方向へ向かった。

 

橋を進むと段々と銃声が大きくなっていく、俺は銃を構えて警戒しながら進むと、黒の戦闘服を着た連中が銃を撃っていたが幸いこっちにはまだ気づいていないようなので俺は静かに敵に近づいた。

「警察だ!武器を捨てろ」

俺が敵に向けて叫ぶと案の定俺は銃撃を受け、車の陰に隠れながら応戦した。

 

敵がこっちに接近してきたが、俺はベネリM4を近づいてきた敵に向けて撃つ。撃たれた敵は防弾ベストを着ていたが、ベストはフレシェッ散弾により無数の穴が開きそこから血が流れ出て敵の一人はその場に倒れこんだ。敵はマスクをかぶっていたがやられた敵を見て少し動揺しているようだったが、俺は残った敵にも同じくショットガンを打ち込み、5~6人の敵を倒すことができた。

 

ショットガンに新しいショットシェルを込めながら進むと、突然俺の目の前に敵が現れて蹴りを入れてきた。俺は吹き飛ばされベネリM4も遠くへと飛ばされてしまったため、ホルスターからSW1911を引き抜き敵に向ける。

「女!?警察だ!両手を挙げて地面に伏せろ!」

「ただ警官ごときが!粋がると痛い目見るわよ」

「ただの警官だからて、甘く見ると病院送りじゃすまなくなるぜ!」

俺はSW1911を敵に向けて撃つがその敵は素早く銃弾を避け、車を使って空中へとジャンプする。敵は左右のホルスターからステアーM9を引き抜き、俺に向かって撃ってきた。俺も走って銃弾を避け、敵に撃ち返す。銃弾を撃ち尽くしスライドがSW1911のスライドが後退し、俺は新しいマガジンを装填して、敵のほうを見るが、相手は俺から少し離れた位置にいた。

 

「これを避けれるかしら」

相手はそう言うと何本ものナイフを投げてきたが、俺は慌てず神経を集中させる。すると飛んでくるナイフがはっきりと見え、ハンドガンの照準を合わせ、飛んでくるナイフを撃ち落とす。7本撃ち落としたところで弾切れになったが、素早くマガジンを装填して残りのナイフを撃ち落とし、驚いている敵の右肩に銃弾を喰らわせる。

 

「あんた、いったい何者!?」

「ただの警官さ、少し射撃が得意なだけのな」

「あなた・・・もしかしてSRUの!?クソ”ウルフ”が言ったとおりだわ!」

「どこで噂になってるか知らないが、武器を捨てろ!次は頭を打ち抜くぞ」

「クソ!」

 

俺はゆっくりと敵に近づく、しかし敵ヘリが突如現れて俺に向けてマシンガンを撃ってきた。

「クソったれ!」

俺はたまらず敵から離れて、車の陰に隠れる。ヘリが橋の上に降り立ち、3人の敵が俺に向けて銃を撃ちつつ、残った2人が負傷した敵の女を抱えて、ヘリへ運ぶ。

 

「白瀬悠木!この借りは必ず返させてもらうわ!」

彼女がそう言うと銃撃してきた敵もヘリに乗り込み、橋から飛び去って行き、その後を追うように2機のヘリも飛び去って行った。

 

「あいつ、なんで俺の名前を知ってたんだ」

「白瀬巡査部長!大丈夫ですか?」

俺の後ろから、応援の警官や機動隊員が駆け寄ってきて俺に声を掛ける。

「ああ大丈夫だ、それよりまだ先に負傷者がいるかもしれない。行くぞ!」

俺は吹き飛ばされたベネリM4を拾い警官達と共に先へと進んだ。

 

 

 

 

 

 

海の上を3機のUH-1Yが海面すれすれの位置を飛行する。そしてその内の1機では負傷した茶髪の女が部下から治療を受けながら無線で会話している。

<油断したなレイン、お前は腕が立つが慢心するのが弱点だな>

<そうよ、そうよ>

「うっさいわよウルフ!あとヘンリエッタ!あんたがへましなければこんなことにならなかったのよ!」

レインはウルフからの注意とヘンリエッタからの煽りに不機嫌そうに反応する。

<それより、お前をやったのは例のSRU隊員の一人で間違いないんだな>

「私の投げナイフを全部撃ち落とした、あの射撃の腕は間違いなく白瀬悠木よ。それに部下も5人殺られたわ」

<流石はお嬢様が目をつけた敵なだけはあるな>

「ええ、今度はヘマしないわ」

3機のヘリはそのまま低空飛行しながら、特区へと飛び去って行った。

 

 

 

 

同日夕方 飛鳥東大橋

橋の上では警察と消防、国防軍により救助と捜査が夕方になっても続いていた。その中で俺は国防軍のトラックの前に立っている、なぜならトラックには機能の襲撃事件の時のトラックと同じような穴が開いていたからだ。

「こう思ってんだろ「昨日の事件の奴が関わっている」てな」

「翔太郎!いたのか」

「人が足らないから、本部の奴らも動員されてんだよ」

「そうだったのか、てかお前昨日の事件知ってんだな」

「隊長が何かあるかもしれないて言って、あったことを話してくれたからな」

翔太郎は俺の横に立ちながら、彼のメモ帳を見せてくれた。確かにそこには機能の事件の大まかな詳細が書かれていた。

 

「翔太郎、お前はどう思う?」

「この街で何かよからぬ事をやらかそうとする連中がいる、しかも大きな力を持ってな」

「お前もそう思うか」

「だが、そいつ等を捕まえるのが俺たちの仕事じゃないのか」

「そうだな、お互い頑張ろうな」

「おう!」

 

俺は翔太郎と互いに拳をぶつけ確認する、この街を守る意思と友情を。




だいぶこちらの投稿をさぼってしまいましたが、これからも頑張っていきます。
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