騒動喫茶ユニオンリバー The novel 異端たる双眸   作:級長

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 これユニオンリバーの二次創作なんだよね忘れがちだけど


100回記念! 陽歌の知らないユニオンリバー!

「そういえばユニオンリバーのメンバーを全員把握してないかも?」

 陽歌はふと思った。何せエヴァ達四聖騎士だけでも28人姉妹。それ以外ももちろんいる。なので自分で情報を纏めてみることにした。

 

 まず四聖騎士を生み出した天才錬金術師、アスルト・ヨルムンガンドについて語らねばならない。黙っていれば銀髪のスタイルがいい美女。しかしその酒癖は最悪で、酔った勢いで発掘品の貴重な動力を使って四聖騎士とかいうチート集団を作ってしまう。その実力は確かなもので、その四聖騎士に使われていた腕パーツが陽歌の義手の原型となっている。

 以前の戦いなどでも分析や装備制作で大いにユニオンリバーを助けた。そんな彼女だが前はカティ共々宇宙海賊という敵対勢力のメンバーであった。

 

 そのもう一人であるカティ、ヘカティリア・ラグナ・アースガルズ。紫の髪に青のメッシュと自分が髪色で悩んでいたのが馬鹿らしくなる姿をしている。なんでチャイナドレスなのかは知らんが宇宙は広いのか。宇宙海賊アースガルズ総帥という肩書はどこへやら、今や料理に目覚めて喫茶ユニオンリバーのキッチン担当となっている。あのアスルトが参謀にいたくらいなので、アステリア側にもユウノの様な同格の錬金術師がいるとはいえその戦いが壮絶であることは陽歌にも想像に難くない。

 

 喫茶ユニオンリバーの主要ウェイトレス、アステリア・テラ・ムーンスはかつて神様を倒したというが、普段の彼女からはその様な経歴を想像できない。しかし彼女がそうしたからこそこのセプトギア時空は様々な次元を呑み込んで混沌を続けているのだが。それ以前の過去についてはさらに不明瞭なところが多いが、研修時代の雇い主が死んでも求婚して来る辺りその美貌と人徳は昔からの様だ。美しい青銀の髪をメイドらしく後ろで束ね、エメラルドの瞳が優しげに微笑む。メイド服は主人がメイドに劣情を催さない様に設計されたというが、その美しさの前には慎ましさこそ似合うのであった。

 

 そんなこの世界の神を討ち、構造さえ変えた戦いの後に何でこんな強いの作ってしまったのかと頭を抱える四聖騎士筆頭、それがエヴァリー・クルセイド・コバルトドラグーンである。そう、平和になった後に産み出されたのが彼女達である。そのせいか性格は騎士と魔反対のぐだぐだぶり。人間の姿はコアが変質したもので、プラモの様な縮小ボディ、キャストと修正プログラムの入ったキャンディ、『天魂(あめだま)』を使うことで本来の姿と性能を引き出す。その機会は少なく、エヴァリーはあらゆるサブカルに通じ、その布教を狙っている節がある。あのマナとサリアをアイドルとしてプロデュースしたのも彼女、動画を作り始めたのも、生放送のBGMを選ぶのも彼女である。動画の編集はバディであるフォンブレイバー、セブンと共に行っている。

 エヴァリーから始まる青龍姉妹、末妹がヴァネッサ。まぁ常識人の方である。サーディオンにまつわる一見でレオパルドに特別な思いを抱いたのか、その後は四足歩行の獣メカを主軸に乗っている様な気がする。何故か食玩担当になりつつある。

 

 白虎長女、ルナルーシェン・ホワイトファング。ねこと呼ばれてとらと訂正するやり取りがぱっと思い浮かぶ様に七耶との絡みが多い。時折天魂を使って謎のガンダムマイスター、ホワイトタイガーになりすますことがあるが、七耶は詳細を知らない。

 そして三つの超文明が力を合わせて生み出した兵器、超攻アーマーサーディオン七号機こと攻神七耶。正確にはそのCPUのみ持ち帰って四聖騎士のテクノロジーで復旧したものである。幼女の姿をしており概ね性格もそれに準じているが、それは復旧時の後付けであったりする。しかしどこで全部乗せ大好きになったのか。大元が超科学、超精神、超自然文明の全部乗せだからなのだろうか。その実力は健在で、あまりの強さに本気モード時は数秒に百円消費する制限を付けられている。

 

 虹白苺奈(にじしろまいな)はエヴァがどこからか発掘してきたアイドルの卵である。魔法で改造したライダーベルトで変身して様々な姿に変身出来るが、どうやら素の姿も魔法による変身らしい。何か事情があるっぽいので陽歌はそれ以上聞かなかったが、ペヤングショートケーキ味を食べた時など不意にプラットフォームとかディアクティブモードとかそんな感じで色が消える。一応彼も同じものを口にしたがそこまでマズイとは感じなかったのはここだけの話。クリアや限定のガンプラを束ねて生み出した「ストライクアシェル」を愛機とする、恐るべきアイドルだ。

 サリュー・アーリントンはそのマナとコンビのアイドル。マナが変身して姿を変えるのなら、彼女はそのままで完璧ともいえるプロポーションも持つ。とても11歳とは思えない。元軍人のコックが師匠ということもあり、腕っぷしは強い方だ。ペルーからやってきたそうだが、最初にパスポート忘れたとか聞いた時はもう意味が分からなかった。ユニオンリバーでは常識に囚われてはいけないと考える様になった。

 

 陽歌がメンバーの中で一番心を開いているのがミリアである。もちろんと言うべきか、彼女も人間ではない。悪の組織クォヴァディス、その戦闘員アインファルは風が吹けば死ぬレベルであった。しかしそうやってデータを収拾した結果、とても頑丈な個体を生み出すことに成功したのである。ミリアはその『ミラヴェル計画』の先行生産個体だ。一言で言えばポンコツ、ダメ人間の飲んだくれ。計算高い振る舞いは無論、外見相応なミステリアスさも無い。そんなだからこそ人間不信に陥った陽歌の心の扉を開くことが出来たのであろうか。しかしバディであるフォンブレイバー、ゼロワンは「お前は圏外だ」と相手にされていない模様。

 そんなミリアの相方である月の住人、さな。その力は小柄ながら百トンのパンチを繰り出すことさえ可能。それに耐えるミリアも大概であるが。獣の様な耳と尻尾が生えていることもあるが、何の動物かまでは分からない。

 

 ユニオンリバーから離れて提携先の「おもちゃのポッポ」。雇われ店長の魔樹瑠璃(マギルリ)ことルルイエ・エズラ=マギ。その面影からは見られないが、実は凄腕の魔法剣士だったらしい。

 

「あー、これでも全員じゃないんだよね……」

 陽歌は一通り纏めて息を付く。果たして今後の騒動では誰が表に出るのか、まるで想像が出来ないのであった。




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