Re:夢X夜   作:ろあ

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2019/11/12

 私は誰かと一緒に名のある教授を追っていた。市街地だった。大きな段差を越えると、入れ違いに小さな子供が段差を転げ落ちるところだった。私たちは子供を助けて段差の上に持ち上げようとしていたが、なかなかうまくいかない。すると、そこに誰かがやってきた。その誰かから、私は隠れる必要があった。ちょうど黒ずくめの格好をしていた私は地面に寝そべると、アスファルトに擬態してその場をやり過ごした。やり過ごした後で、私は上手く黒い部分を残すことによってポケモンのサンダーに変身した。そしてスパークを走らせながら去っていく背中を派手に煽ってやった。

 

 

 

 別のシーン。私は地中海風の洒落た街にいた。夜になったばかりだ。青い闇に灯るのは蝋燭か白熱電球の温かな光。とてもエレガントな夜だ。私は数人の同伴者をレストランへと案内していた。とても狭い店についた。個人経営だろうか?白い木製の家の一階に、テーブルが一つだけ置いてある。我々はそこでいそいそと食事を済ませた。

 

 

 

 別のシーン。教室で、旧友にコートを貸していた。「随分前からずっと来てるけど、案外臭くないな」と言われた。デザインが気に入ったようで、なかなか返してくれなかった。それから私はその教室で歌った気がする。ELLEGARDENの『Salamander』だったと思う。

 

 

 

 別のシーン。旧友に乗り換えの案内をしてもらいながら、電車を乗り継いでいた。旧友と別れた後、次に降りた駅の名前が「エルネストの逆行」駅。なんでもエル君(『半端者』の挿絵の作者)が大きくV字を描く通学路を取っていたために、折り返し地点のこの駅にそんな名前が付いたらしい。なぜ一介の小市民たる彼にそんな力があるのかというと、エル君はそれなりに権力のある社長と懇意にしていたようだ。さて、エルネストの逆行駅には両親と親戚がいた。案の定、この奇妙な駅名の話題になった。エル君の正体は私の両親もよく知る人物だが、彼のことは秘密にしておいた。

 

 

 

 別のシーン。私は何かの拍子に私の第三世界に新たな設定をねじ込むこととなった。ただしこの世界カウントは第一世界に存在しない世界をねじ込んだ上に順番がシャッフルされていて、ここで第三世界と呼んだのは実際には私が第一世界と呼んでいる未来の代表作のものである。

 それから、『Black survival』のフィオラが決闘を挑んできた。フェンシングでの決闘で、そこには第一世界の主人公となった私と、キアラがいたが、細剣はむしろ代表作のヒロインの得意分野である。私は彼女を呼ぼうとした。

 

 


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