Re:夢X夜   作:ろあ

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2019/11/13

 私は近所の公民館にいた。館内にはソニックが走る予定のステージがあった。『ソニックアドバンス3』のルート99がモデルのようだが、エレベーターの造形はサイバートラックだ。私はここのチェックを任されていた。数人の仲間と一緒に点検して回ったが、私の気付きはなかなかにいい方だった。

 点検の後、公民館で落ち込んでいる人がいた。仲間に馴染めなかったか、あるいは失態か、ギャグで大滑りでもやらかしたのだったと思う。すると音楽が鳴った。陽気な音楽はコールアンドレスポンスに対応しており、私は何度も「Foooo!」と合いの手を入れながら拳を突き上げ、そのまま公民館を飛び出して走り去っていった。

 陸橋を渡り、駅に着く。そこにはカフェがあった。奥へ続く二つの入り口があり、通常コースと方言コースがあった。方言の方が割高だった。接客オプションというと、メイドカフェか何かだろうか?そもそも普通のカフェに行く金も無い。私は引き返した。どうやらここへ来るまでに一度乗り換えを間違えているらしい。ひとまず公民館まで戻る必要がある。私は駅で発車直前の電車に乗り、手近にいた子供に公民館への路線を聞いた。私は先ほど騒いだせいで多少有名になっていたらしい。あの騒ぎがあった公民館だというと、子供たちはこの電車で行けると答えた。

 

 

 

 それからまた、私は陸橋を歩いた。以前はただの通行用の陸橋だったが、今度はデパートの一部にでもなったのか屋内だ。何枚もの自動ドアを通り抜けたが、誰とも会わない。照明は暗く、壁のショーケースもほとんど空だ。隣町のシャッター通りデパートがモデルなのかもしれない。

 騒ぎの後の静けさにトボトボと一人歩いていると、近年ネットビジネスで成功している芸能人がやってきた。「君はクリエイターとして売れたいんだろう?ならさっき目立ったのはチャンスだ。顔を出せ。名前を公表しろ。そして目立ちそうなことは何でもやれ。成功のためには手段を選ぶな」そんなアドバイスをもらった私だったが、なかなか乗り気になれなかった。

 確かに私はただ小説を書くことの他にも面白そうなことをいろいろ考えている。しかし、作家としての名義でそれをやることが非実力派的な盤外戦法に思えて躊躇うことが多い。まあ、大概は経験的な嫌悪が原因だとは思うが。しかし大抵それは「作家がそういうことするとダサい、とか言ってやりたいことをやれないのが一番ダサい」という理屈で最終的にやることになるので、無駄な躊躇と言えばそうなのだろう。


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