Re:夢X夜   作:ろあ

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2020/01/02

 私は学校にいた。そこで『Hearth stone』のカードを使って冒険していた。この学校で何かもうひと下りほどあった気がするが、最近メモより睡眠を優先しているので記憶にない。

 

 

 

 別のシーン。私は両親と出かけていた。自転車で進むうち横断歩道に分断され、おまけにめいめい勝手に進むものだから三人は散り散りになった。私は母に電話をかけた。すると、「変な爺さんのいた所だ」と言われた。私は直前に見たそれを記憶していた。指示された場所は小さな建物で、植物園ということだった。自転車を止めて中へ入ろうとすると、そこにいた塾の生徒に話しかけられた。講師と生徒のプライベートな関係は禁じられている。適当に流していると、両親が建物から出てきた。私はその場を去った。

 それから、同じ複合施設の敷地内で我々は買い物をした。そのときには母の代わりに弟がいた。古着を漁ったが、ナイロン製のスポーツウェアの類ばかりで私の着るようなものは無かった。それからその日の食事を選ぶよう言われた。パンの代わりにお菓子を買おうとした私は先にお菓子コーナーにいた母に見咎められ、行き過ぎたふりをして涼しい顔でパンコーナーへと引き返した。そのあと、父が調味料を買い込んでいた。私は「切らしているものはもう無い?もう無い?」と入念に確認した。

 

 駐輪所へ出る。このときには私は私でなく、数人の見知らぬ男女の一人だった。私は全員の駐輪代の清算を任されていた。事前に番号を伝えられていたが、精算機の示すそれなりの値段を前にした私はもう一度自分の目で確認して回ろうと決めた。ひとまず自分の分を確認して清算すると、精算機からはクーポンとも電車の切符ともつかない数枚のチケットが発行された。複合施設の煩瑣なサービスに辟易していると、その間に仲間内で金銭トラブルが起こったようだ。犯人探しが始まった。すると仲間たちは各々に握ったチケットの裏側にロア(正確には私の本名の苗字)と書かれていることに気付いた。そして、「このロアという奴が経営側のお偉いさんで、俺たちの金をだまくらかしたんだ」という論調になった。しかし幸いなことに我々は偽名で呼び合っていたらしい。ロアというのが私の苗字であることには誰も気づかなかった。

 

 同じ駐輪場でのシーン。騒乱はどう転んだか、体制派と革命派の対立状態になっていた。体制派の私は革命派の集団に掴まり、注射によって洗脳された。しかしこの洗脳というのが不発に終わり、私は特に意識を改変されないまま洗脳されたという芝居を打った。

 それからシーンが続くうち、呉越同舟のような場面があった。『ドラゴンボール』のキャラがいて、私は体制派ばかりになったところでこっそりコンタクトを取ってやろうと機を窺っていた。長い並木道をまっすぐに歩くルート。特に強力な悟空とベジータがいた。悟空は体制派で、ベジータはというと体制派だが自分を革命派と誤認している、といったややこしい状態だった。各々に複雑な事情を抱えたまま、我々は道の果ての建物に着いた。

 

 建物の中では、ゲームの体験会がやっていた。大学の講義室のような席に座って順番を待つ。私の隣にはかつて大学で一緒にバンドを組んだ留学生がいた。彼もSteamの海外ゲームなどを漁るようで(ゲームのプログラミングなどに興味があるそうなので、実際にやってそうだ)、久しぶりに話すと楽しかった。やがて順番が来ると、私は開発中のゲームを遊んだ。白い餅のような生物の表面に現れる模様を指示に合わせて指でつつくというものだ。実際にやってみるとそれなりの処理能力を要求されたが、それにしてもつまらなかった。「あーあ、これなら隣の『Slay the spire』」の方が良かったな、と思った(現実でもまだ買っていない)。


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