Re:夢X夜   作:ろあ

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2020/01/05

 ここまでの夢は覚えていない。メモをしたつもりだが、どうやらメモをしたという夢を見ていたようだ。

 

 私は学校にいた。窓の中にある実体化しない階段や、階段のあるべき位置にあるただの壁。それらを階段として存在させ、通るためには涼宮ハルヒを先に歩かせる必要があった。

 そうして教室へ辿りつくと、古い講義室のような趣ある部屋にはたくさんの生徒がいた。私は低成績者の多い空いた席に送られた。すると、我々の中から特殊な因子を探し、非日常世界へといざなう老人が現れた。老人は生徒らの手に赤い印をつけてテストしていたが、私は隣の生徒がペンで書いたいたずら書きによってテストを免れた。

 

 そのあと、果たしてパニックは起こった。急な凍結によって校舎からの脱出経路は断たれた。いつの間にか生徒は消え、私は水浸しの校舎の中を彷徨っている。氷は解け、脱出は許されたようだが、校舎には怪物が徘徊していた。恐ろしい海蛇が誰かを食っているところを目撃した。迂回し、少し時間を潰すうちに怪物たちの勢力は衰えた。私はこけしの魔物の群れと低レベルな争いを繰り広げていた。すると、奥から車輪の魔物が追ってきた。私はあわててこけしたちを処理し、出口へ急いだ。

 飛び出すと、自分の出てきた建物は苔むした敷地の中にポツリと立つ廃墟だった。緑に蝕まれた建物を美しいと思った自分は「『Fragile』の世界に来たみたいだなぁ」と言って写真を撮っていた。

 

 

 

 別のシーン。私は修学旅行の隊列の中にいた。宿泊があるようで、我々は売店で食事を買っていた。優柔不断な自分は欲しかったパンについて迷っている間に売り切れで逃してしまった。あと、鞄の中から飲みかけのジュースが出てきた気がする。

 

 さて、我々は駅の改札を通った。この先は戦闘地帯である。私はここにくるまでにポケモンの捕獲と育成をした気がする。ギャラドスあたりがいたはずだが、どこかで一度手痛い取り逃しをしていた。さて、仲間の一人がチケットを入れる前に迷っていた。今回は修学旅行だが、この先のエリアは個人的に再訪したい場所なのだという。少し贅沢な特典の付いた高いチケットは、そのときに取っておこうかという話だ。それはいい、と私もその案に便乗した。

 

 それから、我々は寺院のようなエリアについた。仏像のような巨大な敵が、近づいた我々に襲い掛かる。仏像同士は協力関係に無いようで、上手くやればぶつけて争わせることもできた。私は二つの薬品を混ぜて、爆発によって連中を倒そうと思った。薬瓶を投げ込んで奥へ引っ込むと、しかし大した規模の爆発は起きなかった。

 

 奥は図書館のようになっていた。私の他に「とある」シリーズの御坂美琴率いる三人、上条当麻率いる四人が逃げてきた。当麻の一味には「不幸」という名のメンバーがいて、あの抗争で片足を失ったようだ。やがて図書館には強力な人間が入ってきた。魔術師か聖人か能力者か、とにかく我々に比べ圧倒的な力を持っているらしい。彼らは我々に敵対しているようで、寺院の方へ戻る道を塞ぐと、「通るやつは殺す」と言った。

 

 しばらくすると舞台は町の中に変わり、空に巨大な輪がせりあがった。この輪には強力な7人の能力者と、その対抗馬となる7人が組み込まれていた。彼らはこれから神の座でもかけて争うのだろうか。中でも、「強そうな対抗馬はみんな負傷か脱落・交代させておいた」と語る少女が有利なように見えた。

 

 私は小屋に隠れる著名人の傍にいた。この著名人も、例の能力者たちの一人である。著名人は「僕のことは気にせず、どうぞ帰って寝てください」と言った。それから、大学の先輩も同じように著名人に帰された。しかし、我々は彼の支持者だったようだ。外に出ると、他の能力者の支持者と落ちているアイテムを巡って抗争になった。その時には私は銀の、そして敵は金の姿をしていた。私は自分の安全を気にかけながら、遠巻きに参加していた。すると金の軍勢の親玉が現れた。親玉は銀の軍勢が水銀となって溜まっているところに飛びあがると、急降下して一網打尽にした。


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