Re:夢X夜   作:ろあ

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2020/05/26 etc

 2020/05/19

 

 離島の学校だろうか?私はやけに人数の少ない教室にいた。休み時間だろうか、昼下がりの教室には倦怠感が漂っている。ふと、際どい服装の女が伸びをした。私は窓の外の座るヤギに向かって「バフォメット!」と叫んだ。それから「メシアは串刺しだ!」と叫び、椅子に画鋲を撒くことを決めた。すると、入ってきた教師が「君の隣の席がメシアだ」と指示した。私はそこに画鋲を撒いた。

 

 その後、画鋲を撒いたことは問題になった。私は職員室に呼び出され、平謝りした。クラス中から後ろ指をさされ、居場所がなくなった。移動教室中でのことだったのだろうか? 私が自分のクラスに戻ると、だが噂は私を見逃してはくれなかった。

 

 

 

さて、この島は漂流していて、定期的にほかの島と隣り合うらしい。私はそのたびに『ソニック』シリーズに出てきそうなデザインの女性の獣と会う習慣を持っていた。

 

 

 

 別のシーン。

 私は悪役で、高所に陣取って主人公らを狙うスナイパーの役だった。ステージの裏側、壁の外側をよじ登って狙撃ポイントを目指すのだ。陣取るのにも一苦労である。そのうえ使えない弟分がいて、ポチエナやジバコイルといったポケモンに絡まれて隠密行動どころではない。

 

 

 

 別のシーン。海外ファンタジーに出てきそうなキャラクターたちが陸橋を駆け、戦いのための結集していた。彼らはプレインズウォーカーだという。しかし、ここはラヴニカというより日本に見える。プレインズウォーカーらに加えて、これまた海外ファンタジー然とした、芯の強そうなおばさんが集まってきた。どうやら彼女たちは火守女であり、プレインズウォーカーの補給拠点を作っているらしい。ビールサーバー並みの大瓶いっぱいにエストスープを作っていた。

 さて、私はメールを受け取った。内容を見ると、「先日の新歓イベントにおいて、電車内で寝過ごしてしまった者に返金はない」とのことだ。

 

 

 

 

 2020/05/21

 

 地震が起きた。体育館で寝ていた私は慌てて布団を畳むと、赤い六面ダイスを振った。6の目が出たので六年生の集団に混じって脱出した。

 さて、この災害はただの地震ではないらしい。ある因子を持った者は避難所を追放されるが、外にいると終いには理性を失って野生化するらしい。私は因子の出た集団を率いて、別の部屋へ

 

向かった。狭い、駅の待合室のような空間だ。だがなおまずいことに、屋内に留まり続けると今度は自然消滅の危機にさらされるらしい。私はここを寝床とするにあたって、雪山で寝るときのように起こしあいを提案した。

 

 その後、私は少女と二人で施設内を放浪していた。少女は多少、私に懐いていた。

 

 

 

 やがて私はこの世界の真相を突き止めた。二人の仲間に見送られながら、私は人柱として世界を救った。

 そのあと、私は霊体となって施設を回遊した。二人の男はこの施設の中で伝説となっているらしい。その裏側を知っている自分は、多少得意気だった。さて、霊体となった私も他人と会話することができるらしい。私は「『半端者』の作者ですよね?」と半ば伝説の人物のように持ち上げられ、知らないふりをしながらも嬉しくて、照れていた。

 

 

 

 2020/05/26

 

 私は旧友と土手で自転車を牽いていた。スロープのない階段をダンダンと下ろしながら、「ワン、ツー、スリーで歩き出せ!」と口ずさんでしまったので、慌てて「『少女終末旅行』って知ってるか?」と聞いた。彼女が別のものを想像しているのがわかったので、「『幼女戦記』じゃないぞ」と先に言った。

 

 さて、我々は高校時代の後輩の家に呼ばれていたらしい。入ると、なんとまあ豪勢な家だった。一回がホールになっていて、バーまで付いている。パーティーのようで、すでに結構な人数が集まっていた。地元全般に顔が広いのか、旧友らに加えて父までいる。私は「後から見つかって相手をするのも面倒だし、先に父と喋っておこうか」などと考えてちらちら目を遣っていた。パーティーが始まると、コブクロの『蕾』が歌われた。それを合図にみんなで乾杯した。

 

 ふと誰かが、「宮崎駿ってすごいよな、この家って何かに似てると思っていて……」と言った。私は階段を登り始めた。上についた扉をいくつも開けて、登る。白い扉を開け続ける様は、殻か、繭でも破っているようだった。「入り口は華やか。でも上を見ると、皮を破ってみると、そこには……」最後の扉の先には、水色の子供部屋があった。天井が水槽になっている。狭い部屋の中に、トトロタッチのパンダが数匹、寝そべっていた。最後は私が「ツイッタランド」と言った。


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