ありがとうございます!
見切り発車なので急停車にご注意ください。
この小説の進みが遅すぎるせいで、原作小説1巻の一夏と箒の剣道シーンまでしか読んでいないのでこの先どうなってたかわかりません。
今決まってることは、ラウラの性格改変、シャルは男装する。
あとはまだ読んでいない上にアニメはうろ覚えなのでこれくらいしかきまってないです。
「うぐぅ……」
まだ完全に夜があけない早朝、人のいないアリーナで1つの人影が大の字で倒れていた。
思っていた4倍くらいは操縦が難しかった。
ブーストをすれば風景を置き去りにして闘技場を覆うバリアに突っ込み、無敵のバリアーを張ろうとすれば武器にエネルギーをまわすことが難しくなる。
ランチャーは反動が強く、次弾装填に時間がかかる。
ガンスラッシュは連射できるが反動のせいで連射してもブレブレになる。
近距離武器はまだいいのだが、機体の速度に体が追いつけていないので武器に、ISに振り回されてるのだ。
(これは……早く体に馴染ませないと……)
シロナのISについてはセシリアと織斑一夏が戦う時にエキシビションマッチとして織斑先生との試合でお披露目される。
ISを持っていることを黙っていた罰……らしい。
言わなかっただけで世界最強と戦わせられるなんてどう考えてもおかしいよ!
しかし、先生のおかげでアリーナの使用時間外で1人でISの訓練をすることが許されているのだから複雑な気持ちだ。
ついでに言うと、誰一人としてアリーナに入ることは出来なくなっている。
ハッキングして全てのゲートを閉じているのだ。
もちろん、カメラも見られないようにしてある。
…………やっぱり罪に対して罰が重すぎる。
宝くじに当たって黙っていたら猶予付きで死刑にされたようなものだと思う。
まぁ、それは後でいいとして。
IS『フレズヴェルク』は動力源を増やしたせいで制御が難しいのだ。
まだ時間はある。
再度展開して歩行から飛行、オーバーブーストと速度を上げていく。当然、相手が居ることを想定しているのでフェイントをかける動きも混じえての3次元的な動きをしている。
残像が残るほどには速く動き回れるのだ。
なんとしてでも最高速近くで操れるようになりたい。
2人が戦う、世界最強と戦う日まであと2日。
どうにかして感覚を合わせるため、休憩を挟みながら飛行を繰り返す。
(やっぱり速い!)
大飯食らいのバリアとブースト。
使ってる間はほぼ他のことにエネルギーを使えない。
イグニッションブーストみたいに、一瞬の超加速の後なら超速度での攻撃が可能になる。
……もっとも、そのスピードでの制御ができるなら。ではあるが。
武器の方はだいたい扱えるようにはなれた。
1番の問題はやはりスピードだ。
(………やるしかないよね……っ!)
「やはり心配ですわ……」
お姉様は、お姉様が専用機持ちだと情報が広まった日から1人だけでアリーナでの調整を始めた。
ただのお披露目ならそこまでしなくていいのだが、シロナのISのお披露目は世界最強、織斑千冬との模擬戦。
今までの傾向から、織斑千冬は訓練機『打鉄』に乗りIS用日本刀『葵』を使うだろう。
遠距離で撃ち続ければ近づかれることなくなんとかできるかもしれない。
(………無理そうですわね、平気で突っ込んできそうですわ)
引き撃ち…もたぶん逃がしてはくれないだろう。
近距離なら織斑千冬の得意分野だ。
近づいたらあっという間にシールドエネルギーを減らされる。
(お姉様のISは近距離なのでしょうか……)
イギリスでシロナと戦った時はラファールリヴァイブに乗り、近距離での攻撃を仕掛けてきた。
3世代機に乗り、国家代表候補という立場に慢心していたセシリアは遠距離での攻撃を尽く躱されブルー・ティアーズの得意分野を潰されて敗北したのだ。
(あの時の猛攻でも織斑先生には……)
(考えても埒があきませんわ!大丈夫、お姉様ですもの!)
「お姉様のために朝食を作って差し上げましょう!」
(そろそろ片付けないと……)
アリーナの使用時間ものこり少なくなり、授業に出るために1回部屋に準備をしに戻らなければならない。
ISの練習で出来た大小様々なクレーターを土で戻しながら反省点を振り返る。
速度は全開の半分くらいなら進行方向を変えることも射撃もできるようになった。
しかし、まだ先生には及ばない。
剣術、射撃に集中出来る汎用機の方が善戦できるだろう。
おそらく先生は私を試してくる。
先生を越えるにはまだ足りない。
『フレズヴェルク』は織斑先生が乗っていた『暮桜』よりも性能は高いはず。
本人の技量がまだ足りていない。速さも、重さも、技の流れも。
先生の本領は流れるような剣、篠ノ之流剣術。
中でも居合は、切られると思った時には既に切られているほど速い。
先生は世界最強だ。
昔から1番近いところで見てきた。
隣の家ということもあり、本人に頼んで弟子としてアシスタントとしていろいろついてまわってきた。
だから先生のことはある程度分かる。
今のままだと全くと言っていいほどに敵わない。
試験ではまだ本気じゃなかった。
本気で切り合うなんてことはなかった。
ならせめて本気を出させてやろう。
後ろに着いていた子供がどこまで成長したか、
先生に見せてやろう。
自分が今どれだけ世界最強に近づけているのか、
先生で知ろう。
だから私は『フレズヴェルク』と一体にならなきゃいけない。
片付けも終わり、綺麗になったアリーナを見渡す。
(……最後に好きに飛び回ろう)
誰もいない広いアリーナ。
誰の目もなく、誰にも咎められない。
どんな動きをしようが、ただ飛び回るだけだろうが注意はされない。
ゆっくりと浮遊し、風を感じながら飛ぶ。
ISで自由に飛び回る機会なんて無かったからただ飛ぶだけということが酷く新鮮だった。
フレズヴェルクのブースターが熱を上げ加速する。
太陽が顔を出し明るくなってきたアリーナで、思うがままに飛び回る。
「私は風になる……っ!!」
気がつけば今までの最高速を超え、風を纏って飛んでいた。
風景は高速で変わっているはずなのに不思議とどこを飛んでいるか、どこになにがあるか理解できる。
高速移動に完全に慣れることができた。
一旦止まり、両手にガンスラッシュを持つ。
両手を下ろしている状態から片手で切り上げ、もう片方で突き、2回イグニッションブーストをして回り込み縦に切り裂く。
すぐもう片手で斜めに剣を走らせ、回し蹴りと共に距離をとる。
ガンスラッシュを仮想敵に向けてビームを連射した。
最後に剣に風を纏わせ、十字に切る。
切った十字が回転し竜巻となって向かっていく。
………気を張りつめすぎたせいで変に力が入っていたらしい。
今はとてもリラックスできていて、さっきまでの練習中とは違い流れるように連撃を振ることが出来た。
これなら先生も遊ぶ余裕はないと思う。
ピットに戻ってからアリーナ全体にかけておいたロックを外しISの解除と共に動きやすい服装に変える。
(部屋に戻ってセシリアとご飯食べに行かないと…)
最後に素振りをしたせいで予定より時間が遅れてしまった。
急いで部屋に戻る。
その日シロナは学校を欠席した。
主人公は織斑千冬の弟子(?)です、その関係で束博士とはもう顔見知りで気に入られてます。
一夏と面識がないのは特に関わることがなかったからです。
一夏の方は隣の家に住んでる、2回目のモンドグロッソでも見かけた謎の白髪の子で、シロナのことを知りたいと思ってます。(ついでに千冬と同等の戦闘ができるため特訓に付き合ってもらおうと思ってる)
主人公はセシリアと一緒にいることが多いのでまだ一夏に声をかけられていません。
※主人公が一夏に惚れることは無いデス。
どれが一番マシにかけると思いますか?書くと決まったわけじゃないですけど、いつか手を出すと思います。よろしくお願いします。
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