あと13年前を13年半前に変えました。急ですみません……
「くそっ!!また奴らか!!」
海軍本部大会議室にアフロヘアー男、センゴクの怒号が響く。
その剣幕に一部の将校たちはビビり、機嫌を損なわないようにしようと心の奥底で思った。
ブランニューもその一人で、ビビりながらも報告を続けた。
「さ、サイファーポール長官スパンダインの汚職事件が、海賊シルバー・D・リクの手によって世間に情報が暴露されました……なお情報を公開した新聞社は……」
会議の内容は諜報機関の長官が海軍支部の支部長とともに海賊に海軍の情報を金と引き換えに渡していたということが世間に知られたということだった。当然政府はすぐにスパンダインたちを処分して揉み消すつもりだったが、百鬼夜行海賊団の総大将であるリクがスパンダインのいた海軍支部を壊滅させると同時にスパンダインが海賊と違法取引していたという証拠である音声と写真を世経の社長を初め大手新聞社に情報を提供したのだ。
幾つかの新聞社は政府の圧力を恐れて載せなかったが世経の社長モルガンズが情報を載せると同時にリクに情報を渡された新聞社たちはこぞってリクに渡された情報を公開し始めた。
すぐさま政府は誤報として処理しようとしたが、海軍が情報を揉み消そうとしていた事実も録音されていたため収集がつけられなくなっていた。
「ブワッハッハッハ!まーたやりおったようだの!」
端の席では海軍本部中将、ガープがおかきを食いながら面白がっていた。
この場には本部の将校全員が集められていたが、一部の過激派たちはガープとは真逆でイライラしているようだった。中でも過激派随一と呼ばれ、かつてリクに手傷を負わされているこの男、サカズキは
「全く海軍の恥さらしどもめ……!それに……!この小僧……!」
サカズキが右腕の拳を怒りを抑えるように握りしめると溶岩と化して机を溶かした。
その迫力に怯むもブランニューは報告を再開する
「せ、世間からの反応は……わ、我々海軍に対する評価は下がり……ぎゃ、逆に奴隷を解放し、今回の件を世間に告発した百鬼夜行海賊団は……その……世間からの支持を得ています……」
ブランニューの報告に苛立ちが募ったのかサカズキの右腕は更に赤く燃えていた。
「まあ~、でも今、支持を得ているこいつらを捕まえたらうち等更に、世間から責められるよな?どうするんですか?センゴクさん」
だるそうに欠伸をしている男、クザンの発言にセンゴクは納得できるのか、はぁ……とため息をはいた。
「クザンの言うとおりだ。世間からの支持を得ているこいつらを捕まえでもしたら、我々に対する世間からの評価は地に落ちる。そこで奴に王下七武海への加盟を提案する」
・・・・
そんな世間から最も注目されている百鬼夜行海賊団はグランドライン、ウォーターセブンで船のメンテナンスを船大工トムにしてもらうために停泊してある。
リクは船長室のソファーで本を読んでいた。
「リク、お茶です」
モネがリクのカップに紅茶を淹れているのに気づいたリクは
「モネ、ありがとな」
「いえいえ。リクのためだから♪」
そういって微笑むモネにリクは内心ドキッとした。
モネにファーストキスを奪われてからリクはモネに対する感情が前とは違うものだとわかっていたのだがやはりドキドキしてしまう。ちなみにファーストキスを奪われたとロビンに知れてからはリクは油断しすぎと説教され、モネは警戒されることとなったが、接しているうちに二人でリクを狙う同志となったらしい。後にこのメンバーにペローナも入ることになるのだが今は知らない。
今のモネは奴隷の時のようなボロボロの格好ではなく、雪景色を思わせる白い和服を身に纏っておりその妖艶な雰囲気から世間に氷帝と呼ばれている。
そしてリクの隣に座り、腕を絡ませてきた。
「ふふっ♪」
「……」
リクも嫌ではないのか更に絡ませてくる。
だがその二人っきりの桃色空間に
「あーっ!ずるい!モネだけ!私も!」
ロビンが入ってきてモネとは反対の席について腕を絡ませてきた。
「むー……!」
モネは二人っきりの時間が終わってしまったのか少々不機嫌なようだったがすぐに機嫌が直りリクに甘える
リクもそんな二人の期待に応えるかのように更に力強く抱きしめた。
とそんな中で
「すみませーん!総大……将……」
油断しすぎたせいか伝令の船員に気配に気づかずに見られてしまったのだ。
「……邪魔しました」
「ちょっと待てよ!」
・・・・
10分後リクはある人物を面談をしていた。
「来てくれてありがとう。モルガンズ」
「何を!リクに情報を提供してもらっている身だ!それに取材したいと頼んだのは私の方なのでな!」
リクとモルガンズは互いの情報交換から関係が始まって今では友達にも近い関係にまでなっていた。
そして取材が終わるとお互いに愚痴を語り合っていたが
「ちょっとここだけの話だが……聞いてくれるか……?」
「うん?」
モルガンズが普段とは違う真面目な顔でリクを見ると
「……ニコ・オルビアと思われし女性が北の海にいるとの情報を掴んだ」
「!」
「……海軍に情報源を話さなければ……詳しい情報を教えても構わないと思っている……」
リクがオルビアを探しているのをモルガンズは掴んでいたためあらかじめオルビアの情報を掴もうとしていたのだ。
「……教えてくれるのは感謝するが……なぜだ?おまえにメリットなんてないだろう?」
「取材の礼というのもあるが……友達のためさ!それぐらいはするさ!」
「モルガンズ……ありがとな」
「いいさ!それでニコ・オルビアの情報だが……」
そして情報を教えて、取材を終えたモルガンズは去っていくとリクは幹部たちを集めた。
「ロビン……お前の母さんに会えるかもしれない」
「ほんと!?」
「モルガンズの話が本当ならだが……奴はウソはついてなかった」
「じゃあ……!」
「ああ、行くぞ!北の海へ!」
「ウィーハッハ!初めてだな!北の海ってのは!」
「情報によりますと、今北の海ではドンキホーテファミリーいるとのこととか」
「奴らに会うのも……運命なのか……」
「会いたくはないがな」
「ホロホロホロ……面白そうじゃねえか」
「フフフッ!リクと一緒ならどこまでも……」
こうしてリク達は北の海に行くことになった。
誰か和服姿の可愛いモネの挿絵を書いてくれる人はいないかな~……
リクは七武海になるべきなのか
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