時刻は1300
周りの招集された日本男子共は
褌(ふんどし)では無く
俺がしれっと開発依頼を出していた
『試作海パン』を着用している
俺は野戦服を着崩して隅っこに居る
「畝傍!何をしておる!」
あぁ、海パン一丁の
キンメル閣下はまぁ(下の膨らみを見てしまう)
これがアメリカンなんだろうねー
〔えっと〕
「おぉ、そうだったな、
貴殿は英語が喋れんのだったか?
ふはははははっ!!」
『流石に頭に叩き込みましたよ、
キンメル閣下』
「おぉ!これは助かる!
直接会話出来るのは良い事だからな!」
『はぁ』
「ん?どうした?」
『いえ、戦争中なのに、
何をやっているのだろうなぁって』
「なんだ?貴様が
このパーティーの発案者だろう?」
『・・・神宮大佐が俺の私室を
勝手に漁って勝手に
俺の名前を使って書かれた物です』
「なんだ、例えそれでも
楽しむ者だろう?ほれほれ!
酒だ酒だ!のめのめ!」
「ん?」
『失礼、野暮用です』
「あ、おいっ!!」
『おや、入れ違いでしたかキンメル閣下』
「おぉ、神宮大佐、
丁度、畝傍の奴が
血相を変えて飛び出して行ったぞ?」
『・・・いえ、
特に火急の用事は入っていませんが』
「じゃぁ、アイツは何を。」
ドドドドドド
「お、日本のバイクか、
中々良い音を出すじゃないか!」
『あ、畝傍大佐が乗ってますね』
「ん?どこに・・・。」
『どうやらあのライトバンを
追いかけているようですね』
「どれ。」
双眼鏡で覗く
「随分物騒な恰好だな、
神宮大佐?アレは・・・って?
おいおい、主賓が
二人共いなくなるのは駄目だろうに。」
「閣下?」
「仕方ない、俺も追いかけるか、
おい、軍警察の部隊と、
家の陸戦隊も声を掛けとけ、大捕り物だ。」
「は?はぁ、伝えます。」
(さてはて、なにを見たのかね畝傍大佐は?)
▽
何処かの倉庫
「っ!?」
「よーし、お前らは後でな?」
「ったく、しょうがねぇアニキっすね、
ちゃんと俺にも回して下さいよ?」
「ま、お前のはデカいからな、
お前の後だとガバガバだからよ。」
「好きでデカくしたんじゃねぇっすよ。」
少女は口を布で塞がれ
手は縛られ上に吊り下げられる
「このっ!!」
必死に抵抗する
「大人しくしやがれっ!!」
殴打され静かになる
「ったく、てこずらせやがって。」
手持ちのナイフで服を引き裂く
「けっ、泣けばそそるんだよ!!」
ごろん
なにかが転がって来る
「なんだ?」
『抵抗したんでな』
「うわぁああっ!?」
それはさっきまで話していた相棒の頭だった
「なっ!?なんなんだよお前っ!?」
『大日本帝国海軍臨時技術大佐だ、
貴様を拉致誘拐及び強姦罪で逮捕する、
これで素直に逮捕されるなら
裁判だが?』
「ふざけんな!」
銃を構え
ことん
「へ?」
『容疑者の抵抗を確認、
よって、この場で処分する』
頭を失いフラフラ歩く身体は
『あぁ、これがゾンビの元ネタかね?』
蹴とばし、噴き出す血が壁を汚す
「おい!畝傍大佐!!」
『キンメル閣下、なぜここに?』
「・・・死体は家で回収しよう。」
『・・・わかりました』
『処理班、行動開始』
ハンドサインで静かに死体を回収し
家屋を清掃して行く
『レディ、お怪我は?』
上着を掛け、包む
「あ、なた、は?」
『海軍臨時、技術大佐、畝傍と言います。』
「その、お怪我は?」
『・・・すいません、
返り血でレディを抱える物では無かったですね。』
「ぁ。」
『・・・動きますね。』
「はぃ。」
▽
「閣下、死亡した二人の身元確認完了しました。」
「ふむ。」
「そう言えば保護した女はどうした?」
「はい、畝傍大佐に
ぴったり張り付いて離れないそうです。」
「あん?」
「畝傍大佐から事後報告なのですが、
身元引受人として登録しておいてて欲しいと。」
「・・・はぁっ!?
軽巡に密航してまで着いて来ただぁっ!?」
「書類には、責任を取るので
戸籍変更も頼みたいと。」
「・・・ふはははははっ!!」
畝傍大佐
なよっちい
もやし
ひょろまつ 等々、余り良い呼ばれをしていない
技術大佐としては
一応功績を立てているので『大佐』止まり
『准将』は断っている
実は海軍陸戦隊の訓練について行ける
そして日本刀と『野戦用甲冑』を
専用装備として持っている
兜に飾りは無い
甲冑は、戦国武将での一般風を
可動域を拡張したカスタマイズ品
防弾性能は十四式拳銃を150mから撃たれ
辛うじて貫通しないが滅茶苦茶痛い
海軍陸戦隊と一緒になって鍛えるうちに
日本刀で人間の首を切り落とせる腕前になっていた
少女
実は畝傍を目撃したのは
『開戦7日目のキンメル閣下と移動中』を目撃
半年の期間を経て再び畝傍を目撃
パーティーに参加はせず、遠目から
畝傍を眺めていた
その時、後ろから襲われ攫われ
その後、畝傍に救助?される
そして、畝傍が乗る『軽巡・刈川』に
泳いで乗り込んだ行動派
湾外に出て、
オアフ島の明かりが見えなくなるタイミングで発見
保護をされる
そして、畝傍にぴったりくっついて離れない