初心者なもので読みにくい部分などあるかと思いますがどうか温かく見守って貰えればと思います。
古いアパートが立ち並ぶ道を1人の男と少女が歩いていた。
「ねえ、リンタロウ!まだ着かないの!?」
「お願いだからもう少し待ってておくれよ、エリスちゃん!あ、飴あるよ!食べる?どれもエリスちゃんの為に選んだものばかりだよ!」
いらないと言いエリスちゃんと呼ばれた少々は顔を背ける。
男の名は森鴎外。ヨコハマの闇を取り仕切る組織ポートマフィアの首領である。
そんな彼が何故護衛も付けずに町の外れまで来ているかというと。
「着いたよ、エリスちゃん。」
其処は築40年の古いアパートだった。昔ながらの木製の作りであり、看板は錆びついて文字も読み取れなくなっている。
森は階段を上ってすぐの部屋の前で止まりインターホンを押した。
「土井くん、居るかい?私だ。」
森が言うとドアが開き、中から20代前半くらいのやや身長が高い青年が出てきた。
「お久しぶりです、
「やあ、久方ぶりだね、土井くん。元気にしていたかな?」
「はは、貯金を切り崩して生活する日々ですよ。此処で立ち話もなんですから中へどうぞ。エリス嬢もご一緒に。」
「この長い道をわざわざ歩いて来たんだからね!アイスとかないと承知しないんだから!」
「勿論、ご用意していますよエリス嬢。」
「では、お言葉に甘えて上がらせてもらおうとしようか。」
「どうぞどうぞ、男の1人暮らしの部屋でよければ。」
アイスを美味しそうに食べる少女を見て、安堵した森は口を開く。
「いい加減こんなアパートでなく、ウチのビルに来たらどうかね?此処よりもずっといい部屋を用意するよ。」
「いえ、僕は豪華な場所はどうも落ち着かなくて、、、此処で充分です。」
「君はまだ休暇中とはいえ、五大幹部の1人だ。貯金をする切り崩して生活していると言うのもねぇ、、、。」
「その点は心配ありませんよ。先日新しいバイト先が決まった所なんです。」
「ほう、どういった仕事なのかね?」
「簡単な掃除のアルバイトですよ。僕にはこれくらいしか取り柄がありませんから。」
「成る程、確かに君によく似合っている仕事じゃないか、
“裏の掃除屋 晩翠”とはよく言ったものだ。」
「よしてください、昔の呼び名なんて今となっては只の飾り名ですよ。」
「フフ、まぁ君のことだから大丈夫だとは思うが、、、何かあればいつでも戻って来たまえよ。」
「考えておきますよ、
「本当に歩いて帰るおつもりですか?宜しければお送り致しますが、、、。」
「いいんだ、偶にはエリスちゃんと2人きりでデートしなければいけないしね。それに白昼堂々と襲われるようなことも無いだろう。」
「リンタロウ、キモい!」と言いながら少女はゲシゲシ森の足を蹴る。
「ならいいんですがね。ですが少なくとも2人きりというのは守れそうにないみたいですよ。」
アパートの前に周りの風景とは全く似合わない黒塗りの高級車に、側には紳士然としたマフィア員が立っていた。
「広津さん、護衛はいらないと言ったはずだが?」
「いくら今が探偵社との対立もなく、落ち着いた時期であるとは言えお一人だけで外に出られるのは危険過ぎます。よって独断ではありますがこうしてお迎えに上がりました、申し訳ありません。」
「むぅ、、折角エリスちゃんと2人きりのデートだったというのに、、、ねぇエリスちゃん!ってあら?」
そう言っている森をよそに早々とエリスちゃんは車に乗ってしまっていた。
「仕方ない、今日はこれで帰るとしよう。では土井君、近いうちに顔でも見せに来てくれ給えよ。」
「そうさせて頂きます、ではお気を付けて。」
「晩翠殿、お久しぶりです。」
「お久しぶりです、広津さん。
「承知仕りました、失礼致します。」
そうして高級車は行ってしまった。
「広津さんも元気そうで良かったなぁ、、、さて、明日の準備に取り掛かるとしますか!」
これは余り目立たないポートマフィア五大幹部の1人が日々を生きていく物語でたる
どうでしたでしょうか、2話から探偵社の面々など出せたりしたらと思っています。応援よろしくお願いします!