インフィニット・ストラトス 忍ぶ臆病者   作:学生逃避

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遅れて申し訳ありません。学生逃避です。
近日に補修がががががが・・・。SAN値が下がります。
そんな言い訳を言い続けることがこれからもあると思いますので、どうかお許しください。




 私---篠ノ之箒は只今、機嫌が悪い。その原因は私の幼なじみにしてい、意中の相手である織斑一夏なのだ。二人っきりで昼食を食べようと誘ったのだがあいつは他にセシリアや鈴、デュノアを誘ったのだ!全く、せっかく二人っきりになれると思ったのだが一夏め!あとで居合切りの練習台にしてやる!

 

「あら、箒さんどうかしたしたか?なんだかご機嫌斜めのようですけれども」

 

「そんなに眉間にシワを寄せていると老けるわよ、箒」

 

 こ、こいつらはぁ・・・。私を心配しているが顔が三割増しでにやけている!一夏、お前は微塵切り決定だ!!トントンと私の肩を叩くので振り返ってみると、デュノアが申し訳なさそうにしていた。

 

「篠ノ之さん、ごめんね、本当は一夏と二人っきりで食べたかったんだよね?」(小声)

 

「い、いや!そんなことはありえない!!」

 

「そう。そういうことにしておくよ」

 

 男とは思えない、可愛らしい微笑みを浮かばせる。不覚にもドキッとしたのは内緒だ。

 

「それにしても一夏さん遅いですわね」

 

「何か山田先生と訓練機を片付けているみたいだけど」

 

 それにしても遅い。ま、まさか、私の約束を忘れてほかの女子となにかやっているんじゃないのか!?

 

「一夏さん、大丈夫でしょうか?」

 

「大丈夫でしょう。あの馬鹿を心配しても無駄よ。あんまり心配すると、鬱陶しく思われるわよ?」

 

「あら、鈴さん。他人を心配するのは普通のことだと思いますわ」

 

 そして、睨み合う二人。背景に真っ赤な炎が似合いそうな雰囲気が続いていると、なにやら話声が聞こえてきた。この声は一夏の声だ!・・・ん、待てよ?一夏は誰と話ているのだ。此処はIS学園。つまり女性しかいない。話しているのは必然的に女性になる。

 

「「「一夏(さん)!!」」」

 

 さっきの雰囲気はどこにダストシュートしたのか、三人がシンクロした。そして一夏が屋上に現れ問い詰めた。

 

「一夏、いつまで待たせるのだ!それにさっきまで話していたのは誰だ!!」

 

「お、箒。実は転校生の斑鳩が来たんだよ。」

 

「斑鳩だと?!どこにいるのだ!?」

 

「なに言っているんだよ。俺の後ろに---あれ?」

 

「誰もいないではないか。あれ?では誰と話していたのだ?」

 

 そう言いながら一夏に近づいたとき

 

「うわぁ!!」

 

「箒!ってうわぁ!」

 

 後ろから誰かに押され体勢を崩し一夏もろとも倒れてしまった。

 

「痛たた」

 

「大丈夫か?箒」

 

「ああ、大丈夫---」

 

 そういいかけた時私は今自分がどのような状態なのか知った。私が一夏に覆いかぶさるようにつまり、私が一夏を押し倒すような体勢になっていた。

 

「ほ、箒?!どうしたんだよ急に!?」

 

「箒さん!?貴女は一体何をしているのか、分かっていらっしゃるの!?」

 

「箒はとっとと離れなさいよッ!!」

 

 反論したかったが、後の二人が凄まじい勢いで詰め寄ってきたためか口が動かなかった。

 

「箒、一体どうしたんだよ?」

 

「いや、誰かに背中を押された感覚が・・・」

 

「それはそうだよ。だって俺が押したんだし」

 

「一夏、貴様か!」

 

「箒?!どうしたんだよ!」

 

「今、お前が言ったではないか!」

 

「箒ちゃん、それは俺だよ」

 

 今の声は・・・?一夏は私の目の前にいるし、口を動かしてはいなかった。・・・腹話術などという器用な事は一夏には出来る訳がない。それにこの声、・・・懐かしく聞こえる。この声は、

 

「斑鳩か?」

 

「正解だよ」

 

 バチバチと火花が散る様な音を発しながら、人の姿が浮かび上がる。ほっそりとした弱々しい体つきだが、私にはそうには見えなかった。

 

「どうも、箒ちゃん。お久しぶり」

 

「斑鳩!本当にお前なのか!?」

 

「うわわわッ!?」

 

 両肩を掴み前後に勢いよく振り続けていた。

 

「おい、斑鳩!!何故お前がここにいるのだ!?」

 

「篠ノ乃さん、ダメだよ!」

 

「箒ちゃん・・・。か、肩が痛い。骨が、砕ける・・・、息も・・・。放して・・・」

 

「す、済まない」

 

 デュノアの制止と斑鳩の苦痛の訴えを聞き、思わず感情的になっていた手を離すと、斑鳩は胸に手を当てて深呼吸をする。

 

「さ、三途の川が・・・見えたような・・・」

 

「大丈夫か、斑鳩?」

 

「あんた、平気なの?」

 

 一夏と鈴が背中をさすりながら、斑鳩に話し掛ける。

 

「鈴、斑鳩とは初対面だろ。なんでそんなに馴れ馴れしいんだ?」

 

「は?馬鹿なのあんた?馴れ馴れしいんじゃなくて、優しいのよ」

 

「おこがましいと日本の言葉がありますわよ、鈴さん」

 

「さっきまで空気だったのに、いきなり話さないでよ」

 

「・・・鈴さん。貴女とは前々からよーく話し合いたのいたかったんですの」

 

「ふーん。良いわよ、セシリア。放課後にたっぷりとしましょ」

 

 セシリアと鈴は睨み合い、二人の間には火花が散っていた。

 

「一夏、あの二人は止めなくて良いのか?」

 

「俺じゃあ止められないから・・・」

 

「・・・非力だな。俺たちって」

 

「言わないでくれ・・・。悲しくなってくる」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「本当に久しぶりだね。何年ぶりなんだろうね」

 

「あの頃はびくびくしていたお前がなぁ・・・」

 

「何言ってんだよ!昔の事は忘れてくれ!?」

 

 私がからかうと斑鳩はテンパり、大部分が髪で隠れている顔を真っ赤にしていた。

 

「なんだ、斑鳩?かなりテンパっているぞ」

 

「黙れ、朴念仁」

 

「誰が朴念仁だよ、斑鳩!」

 

「落ち着け、二人とも。みっともないぞ」

 

 昔は一夏と私が喧嘩になったら、斑鳩に止められていた。弱虫なのか、泣きながら必死に止めていた斑鳩。その姿に思わず喧嘩を止めて一夏と斑鳩を慰めていた。懐かしくも昔の幼い頃の一夏を思い出してしまい、口元が緩んでしまうのが分かる。

 

「何よ、箒・・・。にやけてるわよ・・・」

 

「全くしまりがありませんわ、箒さん」

 

「あ、そういえば学園に持ってきた荷物の中に、一夏の小学校低学年の写真が混ざっていたな」

 

「箒!あんたのそのしまりのない顔、私は好きよ!!」

 

「私もそう思っていましたわ!!」

 

 一瞬にして態度を変えるとは、全くあざといこの上ないな。しかし、あの写真は私だけの物だ!誰にも見せないし、渡さない!

 

「黒翼君は一夏とはどんな関係なの?」

 

「腐れ縁です」

 

「違うだろ!幼なじみだよ」

 

「一夏さんは一体、何人の幼なじみがいるのですか?」

 

 セシリアの疑問は最もだな。一夏は何故、そんなにも私のライバルを増やすのだろうか。全くけしらかんな。

 

「なんだ?そんなにいるのか、一夏」

 

 そうだ、斑鳩!お前からも言ってやってくれ!昔は私を応援してくれていたからな。

 

「箒と鈴。それに斑鳩だけだよ」

 

「馬鹿女を忘れているぞ」

 

「馬鹿女って?」

 

「燕(つばめ)の事ではないか」

 

「箒ちゃん、正解」

 

 なるほど・・・って、

 

「「姉を馬鹿って言っていいのか!?」」

 

「おおっ!中々良いシンクロしているね」

 

 一夏と私をからかう様に笑い出す斑鳩。

 

「へえー、あんた姉がいるの?」

 

「そうなんだよ鈴。兄が一人と姉が三人でな。燕は斑鳩の双子の姉なんだよ」

 

「一夏は台詞をとるな。それに・・・、俺はあいつを姉とは認めていない。少し腹から出て来たのが早かったからって、姉を気取って威張りやがって・・・。ぶつぶつ」

 

 斑鳩は口を尖らせ、愚痴をこぼし続ける。因みに昔の斑鳩の顔は女の子の様に細くて、よくからかわれていた。今の斑鳩の顔もその少し変わったぐらいで、愚痴をこぼしている顔は女性そのものだ。

 

「ねぇ?少し聞いて良いかな?」

 

「ん?何ですか?」

 

 デュノアが遠慮をしながら、手を挙げて斑鳩に話し掛ける。

 

「燕さんって、もしかしたらモデルのツバメの事かな?」

 

「なんで知っているんですか?確かにあいつはモデルをやってますけど・・・」

 

「ええぇ!?あんた!あの(・・)ツバメの弟なの!?」

 

 鈴は声量を上げて聞く。セシリアとデュノアも驚愕を隠せないようだった。

 

「なんだ。そんなにも有名なのか」

 

「箒さん。貴女はファッション雑誌等を見ないのですか?!世界をもまたに掛けるモデルですわよ!!」

 

「そ、そんな物は見ないからな・・・」

 

「俺は興味無いし」

 

「一夏には聞いてないわよ!!」

 

「斑鳩!?俺はこんなにぞんざいな扱いを受けてるんだぜ!?酷いだろ!」

 

「・・・ん?何か言った?」

 

「・・・お前も同じだったか」

 

「大丈夫だよ、一夏。僕がいるから」

 

「・・・デュノア。ありがとう」

 

 慰めるように、肩を優しく叩くデュノアに涙を拭く一夏。これを他の者達が見たらBLだ、や

らとうるさくなるに違いないな。まあ、そんな事は絶対にさせないがな!

 

「一夏。箒ちゃんが何か使命感に燃えているぞ」

 

「そ、そんなことを言われても・・・」

 

「・・・ヘタレ。何か言えよ」

 

「斑鳩に言われたくない!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「---という所で説明は終わりだ。何か質問はあるか?」

 

 只今千冬さ・・・じゃなかった。織斑先生に学園について説明を受けています。え?なんで飛んだんだって?それは作者の力不足ということで許して下さい。そんなことを考えていると、いきなり頭に強い衝撃が走る。

 

「私が話しているのに、考え事をするとはいい度胸だな」

 

「す、すみません。あっ・・・後、質問があります」

 

「なんだ?」

 

「俺はどこの部屋ですか?」

 

 これはとてつもなく重要な事だ。うん、死活問題だからな。願わくは一夏かデュノアくんと一緒の部屋に!というよりも絶対にその二人のどちらかにしてください!もしくは、一人部屋でも!!

 

「お前には悪いが女子と同じ部屋になってもらう」

 

 ・・・・・・終わった。俺の人生、十五歳にして終了か。俺が女性が苦手って知ってるよね!ああ、なんか走馬灯が見えてきたよ。

 

「ああ・・・なんだ。ショックなのはわかるが、あまり落ち込むな」

 

「無理ですよ、そんなの。・・・なんでニヤニヤしているんですか?!」

 

「なに、予想通りの反応だったからな。ちなみに織斑はデュノアと一緒の部屋と私が決めた」

 

「故意なんですか!確信犯なんでですか!なら一夏をまた箒ちゃんと一緒の部屋にすればよかったじゃないですか」

 

 箒ちゃんが大喜びするしね。その方がみんなハッピーになるし。うん!その方がいい!ぜひとも、そうしてもらいたい!

 

「そんなこと認められるか。一夏が襲われたらどうする!?私はまだ、一夏を誰かにやるわけにはいかないのだ!これは決定事項だ!」

 

「一夏の身を案じているんですね!?わかります!しかし、俺の身も案じてくださいよ!」

 

「だが断る!」

 

 ダメだ、どうしようもないくらいブラコンが進んでいるよこの人。もし一夏が結婚するようになったら姑以上にうるさそうだな。

 

「大丈夫だ。そんな女は作らせないし、もしできたならコンクリートで固めて、海に沈めてくれる!」

 

「大丈夫じゃない!大問題ですよ!?」

 

 本格的にやばくなってきたよ。っていうか!最も酷くなっているような気がする!心の中で叫び、気持ちを落ち着かせる。・・・え?普通に叫べばいいってだって?いや無理だって!!

 

「織斑先生。何をされているんですか?」

 

 なんか助けが来た!確か、え~っと・・・山田先生!

 

「あ、ああ。山田先生か?今こいつの部屋を教えるところだ」

 

 助かりましたよ、山田先生。今ならあなたを女神と崇めてもいいですよ!

 

「では、部屋の番号を教えるからそこにいけ。私は仕事が残っているからな」

 

「では寄り道せずに言ってくださいね、黒翼くん」

 

 寄り道する所あるのかね?まあ、部屋については諦めるか。なんかもう、世界の理(ことわり)みたいな壮大なことみたいだし。反対したら、命がいくつあってもたりないって。早く部屋に行こう。そして俺は足を進める。

 

 

 

 

 

 

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