最近、大学が再開してきて時間があまりできずにこんなに日にちをあけてしまいました。
今後とも、読んでもらえるのなら幸いです。
「ここだな。・・・うん、間違えない」
俺は、教えられた部屋の前に到着したんだけど、
「ねえ、あの男の子ってあの噂の?」
「みたいよ。しかも、織斑くんと仲よさそうだったし」
「もしかして、織斑君とできているのかな!」
女子の視線がキツイです!そして、最後の人!俺はそっちの趣味はないからな!?ここに居ても仕方ないし、入るとするか。
「し・・・失礼しま~す。誰か居ませんか?」
入るとそこは高級ホテルのような部屋が広がっていた。さすがIS学園ということだろう。家具もおそらく一級品なのだろう。しかし、この部屋に誰もいないんだよな。織斑先生がいうには女子と同じ部屋だっていってたよな。あれは嘘だったのか?だったら、感謝しないとな!では部屋の確認をするか。まずは、シャワーからかな。いざ、使おうという時に使えなかったらまずいし。そう思いシャワー室に向かう。
「ほ~う。なんか使うの、もったいない気がするな」
だってすごいんだよ。きれいで高級感が漂ってるんだぜ。こんな所に暮らすとなると、なんだか緊張するな。
「・・・誰か居るの?」
「ッ!?」
こ・・・声がしたな。しかも、シャワー室から。シャワー室を見てみると、人のシルエットがくもりガラスに映っていた。・・・となると今、女子が使っている?!まずい、マズイ、まずいでしょ!
「・・・本音?今・・・出るから」
しかも、誰かと勘違いして出てきそうだし!ヤバいよ、ヤバいよ!あぁ、ドアを開けないで!
「・・・・・・誰?」
「あ、アハハッ」
ドアが開いてしまい、乾いた笑い声を出すしかなかった。中から出てきたのはしっとりと濡れた髪は空の青をそのまま写したような色で肩までかかり、髪先はくせなのか、内側に向いていた。しかし、どうしてだろうか。その子俺の顔をまざまじとと見ている。
「あのー、俺の顔になにか付いてますか?」
「・・・斑鳩?」
「え、なんで自分の名前知っているの?」
もしや、知り合いだったりするのかな?でも誰だ?・・・それよりも!
「な、なにか、着てもらいたいんだけど」
「・・・?・・・ッ!?」
自分の状態に気づいたのか、シャワー室のドアを壊れるんじゃないかという勢いで閉めた。あ、ヤバい。鼻血が出てきたの。ティッシュは何処に。
数分後、女の子と俺は向き合って正座をしている。
「失礼なのは承知で聞きます。あなた誰ですか?」
「・・・本当に・・・覚えてない?」
そんな捨てられた子犬のような顔をしないで。
「・・・すみません」
「・・・グスン」
「あ、あぁ!?泣かないで下さい!お願いします!なんでもしますから!」
「・・・ほんと?」
そんな捨てられた子犬の以下省略。
「本当ですって!神に誓って!」
「・・・じゃあ、許す」
涙を拭きながら、お許しを出してくれた。よかった。一気に肩の力が抜けたようだった。
「じゃあ名前、教える。私は更識簪。・・・覚えてない?」
更識簪。・・・え!?もしかして!
「かんちゃん!」
そういうと簪---かんちゃんは俺に抱き着いて来た。
「えッ!ちょっと、かんちゃん!?」
俺の体に慎ましいも軟らかい物が当たってるんだけど!
「うん・・・うん!そうだよ、私・・・だよ。会いたかった、斑鳩!」
再会が嬉しかったのか、抱き着く力がさらに強くなってる!ヤバい、鼻血が出てきた。
「か、かんちゃん・・・。嬉しいのは分かったから・・・、離れてくれない?」
「・・・嫌だの?」
「そんなことは・・・」
ないとは、すぐには言葉が出なかった。悲しいが俺も男だ。異性に抱き着かれたら、嬉しいに決まっている。
「・・・斑鳩」
「な、なんでもないよ!?気にしないで!」
「スケベ・・・」
「・・・面目ない」
顔がこれ以上ないような真っ赤ですよ、かんちゃん。俺も顔が熱くなっているのがわかるし。
「けれど婚約者なんだから、いつかは・・・」
「それは・・・」
実は、俺とかんちゃんは婚約者なのだ。俺の家---つまり黒翼家とかんちゃんの家、更識家は仕事の関係で付き合いが長いのだ。俺とかんちゃんもそれのおかげで知り合ったしな。それで両家の親が何故かお互いの子供を結婚させようということとなり、次男の俺が選ばれ、更識家からはかんちゃんが選ばれたのだ。いや・・・婚約者だからって、それは・・・流石にまずいんじゃないかな?
「・・・なんでもするって、言ったのに・・・グスン」
涙を浮かべて俺を真っすぐ見る。今、言いますか!?
「お願いです!他のことにしてください!」
「・・・分かった・・・」
そんな残念そうにしないで下さい。お願いしますから。
「・・・それより、斑鳩はどうしてこの部屋に来たの?」
「あ、あぁ。実はこの部屋に配置されたんだよ」
「えっ!?」
そりゃあ驚くよな。俺も驚いたもんな。
「・・・じゃあ、一緒に・・・寝食を」
「ともにするだろうな」
・・・かんちゃんが固まった。まぁそうなるよな。
「・・・本当?」
「本当」
「・・・マジ?」
「マジ」
なんか肩を震わせ始めたよ。そんなに驚いたのかな?
「(ど、どうしよう・・・!そんなにおいしい・・・、じゃなくて!?新婚生活のみたいな甘いイベントは・・・。し、心臓がもたないよ~!!)」
と、とりあえず話を変えてと!かんちゃんも話題に困っているのか、俯いている。
「かんちゃん!」
「・・・!?な、なに?」
少しびっくりした表情を浮かべていた。
「と、とにかく、これから宜しく」
「う・・・うん!宜しく!」
そういったかんちゃんの顔は少し赤くなっていた。