もしも白蘭島事件が起きなかったら   作:ロンメルマムート

1 / 100
よく考えたらちゃんとした年表出してなかった。
とりあえずこれだけで世界観は大体わかる。


設定:年表

<年表>

2030年

・白蘭島事件

 2030年、上海沖白蘭島の遺跡に中学生がいたずら目的で侵入しようとするも警備の人民解放軍兵士が発見、逮捕された事件を切欠に全遺跡群の安全管理体制の抜本的見直しをすることになった事件。

 この事件を切欠に国連の管理下による崩壊液研究管理の国際的枠組みとなる上海条約(正式名称:崩壊液技術研究開発の国際的管理に関する枠組み条約)がこの年の12月締結。

 翌3月に国連国際崩壊液管理委員会(I3C)発足。

 

・上海条約

 正式名称崩壊液技術研究開発の国際的管理に関する枠組み条約。

 文字通り崩壊液の技術開発を国際的に管理する条約。

 この時点で崩壊液技術の研究開発を行なっていた12カ国を中心に最終的に156か国が条約に署名、批准した。

 

・スティザムシミュレーション

 上海条約締結に際して世界中の全遺跡および研究施設からの崩壊液流出時のシミュレーション。名前はシミュレーションを行ったイギリスの物理学者ローランド・スティザムから。

 結果、もし遺跡を爆破していた場合最悪で人類の半分が2年以内に死亡するというシミュレーション結果が発表される。

 

・ドイツの哲学者フリッツ・フォン・ハマーシュマルク「人間とは何か」を出版

 本書の中で「もし中身が機械である事以外全て--人間と同じように思考し、感情を持ち、欲を持ち、恋をし、食事をし、戦い、発言する--機械が生まれた時、それは機械なのだろうか?」、「もしも機械だとするならば何を以って人間ではないとするのか?」などの問題を提唱。後にハマーシュマルクの問題と呼ばれるようになる。

 

 

 

2031年

・中露合弁の軍需企業として鉄血設立。本社はウラジオストク、その後モスクワ

 

・I3C発足

 

 

 

2032年

・死去した教皇ヨハネ・パウロ3世に代わりコンクラーベでローマ教皇に初の北アメリカ出身者としてボストン大司教が選出、教皇ルカとして着座。

 

 

 

2033年

・I3C、崩壊液中和剤開発成功。

 

 

 

2035年

・極東経済危機

 この年の二月、数十年に渡って行われていた日本政府の緊縮財政と社会保障費の増大、事実上機能しなくなった法人税制により国債の返済期限延長を申請、これにより円が暴落、ハイパーインフレに突入、翌月史上最大規模のデフォルトを宣言。これが切欠になり韓国や台湾、中国、東南アジア各国に派生、アジア通貨危機を彷彿とさせる大規模な経済的混乱が発生する。

 日本経済の事実上の崩壊、さらに追い打ちをかけるようにこの年の10月12日、南海トラフ地震が、翌月に浅間山が大噴火を起こし太平洋沿岸部が壊滅、日本政府は災害緊急事態を布告、戦後初の挙国一致内閣が成立。

 その後何とか経済を立て直し米国の影響を受けた中道政権が成立。

 

 

 

2036年

・米大統領選挙、初の無宗教の大統領として民主党コーネリアス・ライアン大統領当選。

 

・民主党の20年

 ライアン大統領当選後約20年後の2056年まで民主党の大統領が5期連続当選。

 選挙でも民主党が安定多数を維持。

 全体的に大きな政府路線、社会保障拡充とインフラ再建が行われた。

 

・米露合同のロボット・AI開発組織90wish開始(40年まで)

 

 

 

2037年

・香港で中国からの独立を求めるデモが開始。その後年々激化

 

・世界初の自律人形開発。

 

・ロシア側の生産企業が鉄血が生産開始。

 

・IoP、ドイツ・アメリカ・ベルギー合弁の会社として始動。本社はブリュッセル

 

 

 

2038年

・ロシア首相ミハイル・コボロフ就任(40年まで)

 

・第一世代人形生産開始。(44年までを第一世代、それ以降を第二世代)

 

・ライアン大統領、自律人形に関する演説でハマーシュマルクの問題に触れる。人形権利問題発生。

 

 

 

2039年

・ライアン大統領暗殺未遂事件

 民主党の党大会が行われていたソルトレイクシティで市民と交流していたライアン大統領が敬虔なモルモン教徒のウィリアム・モリアーティに階段から突き落とされ意識不明の重体となる。

 幸い一命をとりとめ意識を回復するも下半身と左半身まひとなり大統領選を辞退。

 代わりに副大統領のユダヤ系のトレイ・フォアステルが候補となる。

 一方犯人の調査の結果、モリアーティの姉がもう一人の予備選候補であったモルモン教徒の上院議員ジェームズ・バーガンデールの愛人と判明、この事実が公となりバーガンデールは殺人教唆の容疑でFBIに逮捕。調査の結果愛人が大統領を殺すか重傷を負わせることでバーガンデールを大統領候補にしようとしたのが動機と判明、無関係だったがバーガンデールは失脚。

 結果民主党候補はフォアステルとワシントン州知事ジム・モスに。

 ライアン大統領は任期を全う後退任。

 

 

 

2040年

・フォアステル大統領当選、就任。

 

・I3C、崩壊液浄化装置開発成功。その後放射能除去能力が追加された統合型崩壊液浄化装置に改良。

 

・90Wish、解散

 表向きは研究方針の相違と目標達成だが実際は米露間で互いに研究情報の流出が相次いだため。

 

 

 

2044年

・第2世代自律人形生産開始。

 

・2044年米大統領選

 危なげなくフォアステル勝利

 

 

 

2045年

・台湾、マカオ、香港の独立投票が国連監視の元行われることが決議(国連決議8000201)

 この決議を元に4月4日に3地域にて現状維持・中国への合流・独立の3択を各国の要職歴任者(ライアン前大統領やコボロフ元首相ら)からなる監視委員会の監視の元国民投票。

 マカオは一国二制度維持となったが香港、台湾は独立を選択。

 

・香港事件

 この投票結果を元に台湾は独立を宣言、香港は独立委員会を設立するが直後、中国軍が香港・マカオを占領、国連監視委員会と独立運動関係者ら、さらに在香港・北京大使館領事館関係者ら拘束、反国家分裂法で起訴。

 これにロシア・アメリカを中心に抗議するが中国は無視。

 

・ライト・ロスコヴァ宣言

 香港事件に対して事件の3日後、アンカレッジで会談した国務長官モーリス・ライトと外務大臣アレクサンドラ・ロスコヴァが共同で出した宣言。

 内容は監視委員会と独立委員会のメンバーの即時釈放とマカオ・香港からの即日の撤退だが中国政府は拒否。

 

・アンカレッジ条約(米露相互安全保障条約)

 アンカレッジで行われたライト・ロスコヴァ会談でライト・ロスコヴァ宣言と同時に締結された安全保障条約。

 事実上の米露相互安全保障条約。

 期限が8年と制限があるが事実上世界のナンバーワンとナンバーツーの軍事力の国家が手を結ぶという出来事で世界のパワーバランスが一気に傾いた。

 

・フランクリン・バルジャン宣言

 イギリス外相チャールズ・フランクリンとフランス外相シャルル・バルジャンが危機回避の為会談を提唱するも拒否。

 スイス首相バーゼル、仲介を打診するも拒否。

 

・北京裁判

 香港事件で拘束された人々の裁判。香港独立委員会及び選挙監視委員会のライアン元大統領やコボロフ元首相らに対して死刑判決。

 ライト・ロスコヴァ宣言、カーン・バルジャン宣言の直後、処刑。

 

・チャガーリン=フォアステル通帳

 ロシア大統領チャガーリンとフォアステルの中国への連名の最後通牒。

 コボロフ元首相やライアン元大統領の処刑に対しての最後通牒。

 中国は拒否。

 両国国連安保理に採決を仰ぐも中国が拒否権を行使し否決。

 両国中国への制裁開始。ロシア非常事態宣言、総動員開始。

 さらに時を同じくしてマリを訪問中の中国外務大臣が「黒人は知恵遅れの良い財布」「イスラム共は精神異常者を信じる狂信者」と中国語で発言したのをアルジャジーラとAFP通信が傍受、報道された結果イスラム圏とアフリカで反中運動激化、サウジアラビア他アラブ諸国、中国に対して断交。

 これにより米露英仏などNATO加盟国各国中国からの自国民退避を開始。

 

・上海事件

 ロシア国民退避の為ロシアがチャーターした客船ミハイ・デニーキンと護衛の駆逐艦アドミラル・フェルケルザム、アドミラル・コルチャークを中国海軍駆逐艦瀋陽、青島が攻撃、アドミラル・フェルケルザムが大破その後自沈、反撃により瀋陽を大破、捕獲、青島を中破させ撤退させた。

 これによりロシア軍、ボストーク作戦開始。

 

・ボストーク作戦

 ロシア軍による満州地域占領作戦。

 上海事件により翌日未明より開始。

 ロシア軍78万及びモンゴル軍2万が満州および内モンゴル自治区に総攻撃を開始。

 史上初の戦術人形を使用した軍事作戦となる。

 これにより満州および内モンゴル自治区は占領。

 

・6月8日の決議

 ボストーク作戦が開始された直後、北京で臨時党大会が開催、その席で国家主席の李成功解任動議が決議され直後北京が戒厳令下に置かれる。

 李国家主席は軍により逮捕、代わりに外務大臣の鄭有利が国家主席に就任。

 翌日、チャガーリン=フォアステル通牒受諾を発表。

 

・6月10日事件

 鄭国家主席の受諾に対して報道管制により世論が反欧米に完全に偏っていた国民と軍の過激派が激昂、長江以南の各地で反中央政府の抗命事件が発生、さらに一部軍部隊が主戦派で決議で解任、逮捕された王三桂前副国家主席を担ぎ中華人民共和国臨時政府を自称し杭州で蜂起。

 すぐに長江以南の各省や北部の一部が臣従、さらに新疆とチベットではウイグル人とチベット人が蜂起を開始。事実上中華人民共和国崩壊。

 中国内戦勃発

 

・安全保障理事会決議345792

 この事態に伴い安全保障理事会は一時的に中国の権限を停止。

 さらに中国政府より介入の要請が出たため中国への国連軍介入を決議。

 これにより米露を中心とした国連軍派遣開始。

 北京政府は受け入れるが重慶政府は拒否、ベトナムより入国しようとしたベトナム軍派遣部隊を攻撃。

 

・中国内戦(2045〜51)

 北の北京政府と南の重慶政府の争い。

 長江を境に南北両政府が争うが中国軍主力の大半がついた南政府に対して北政府は国際社会の支持を得て国連軍の支援で戦う。

 一方、南のベトナム国境でもベトナム軍と南政府軍の間で戦闘が開始、台湾海峡でも台湾軍との戦闘が行われる。

 その中で2046年1月9日、南政府は奪取した核弾頭で核実験を強行、更に三日後に後方支援基地となっていた沖縄と韓国の米軍基地を攻撃、これに呼応して南政府に付いていた北朝鮮が韓国に侵攻。

 この一連の出来事に日本は初の防衛出動を決定、国連軍も北朝鮮への攻撃を決定、一週間後平壌をロシア軍と米軍が包囲、一ヵ月に渡る市街戦の末占領、これにより北朝鮮崩壊。

 また南政府は47年7月に突如核ミサイルをニューヨークに向け発射するも米軍がアラスカ上空で破壊に成功するがアンカレッジ郊外の一部が汚染、統合型崩壊液浄化装置が初めて使用される。

 最終的に6年間に渡り続き史上初の戦術人形を大々的に使用した戦争となり戦術人形の名誉勲章受勲者なども生まれる。

 またこの内戦中、いくら軍と言えど世界最大の人口を誇る中国では管理が行き届きにくかったためPMCが主に補助任務で活躍、G&Kなどロシア系PMCが活躍しG&Kは49年にはアメリカに支局を設置するほどに。

 

 

 

2046年

・ロシアで民間軍事会社グリフィン&クルーガー設立。中国での治安維持の仕事を受注、急拡大。

 

・南中国政府核実験強行

 

 

 

2047年

・アンカレッジ事件

 南政府が大陸間弾道ミサイルを発射、米軍がアラスカ上空で撃墜するもアンカレッジ郊外の20万ヘクタールが汚染される。

 

・ペルミ事件

 ロシアマフィアが中国から流出したとされる崩壊液を密売しようとした事件。

 密売を察知した別のマフィアが当局に連絡、秘密裏に結託し他の犯罪組織を巻き込みその組織と買おうとしていた連中を摘発した事件。

 これ以降崩壊液は世界中の犯罪組織で「絶対に扱ってはいけない品」となる。

 

 

 

2048年

・合衆国憲法修正第30条制定。

 自律人形の権利に関する条文。

 2048年に制定。

「登録された自律人形は選挙権、社会保障を受ける権利以外の全ての市民と同じ権利を登録された時点で保持し行使できる」

 

・2048年米大統領選

 フォアステルが退任し後任として同じ民主党のハンナ・フックスラテンとアラン・ウェルズが共和党候補を破り当選。

 米国史上初の女性大統領誕生。

 

 

 

2049年

・名古屋条約

 中国内戦中の2049年3月10日に日本の名古屋で締結された国際条約。

 正式名「自律人形の製造開発登録権利に関する国際条約」

 文字通り自律人形の権利と製造開発等に関する条約。

 これにより自律人形は限定的権利を持つ存在として認知。

 また製造開発に関しても一定の制限がかけられるようになった。

 

・海兵隊所属のM14が名誉勲章受勲(自律人形としては初の受勲)

 

・教皇ルカがコンクラーベで票を得る見返りに叙任権を悪用していた疑惑が浮上、これにより辞任。

 後任の教皇に70年ぶりとなるイタリア人の教皇としてトリノ大司教がインノケンティウス14世として着座。

 

 

 

2050年

・カラカス合意

 中国内戦終結の為2050年12月25日にベネズエラの首都カラカスで行われた合意。

 南北両政府が一旦長江を休戦ラインとし戦闘行為の一時停止に合意。

 2051年1月1日より両陣営は停戦するが両地域内で互いの支持勢力がテロを続ける。

 

・シュワルツシルト計画・バルカン計画開始

 崩壊液の能力を利用したワームホールを開ける計画とワープ航法の開発計画。

 

・オコンネル法制定

 正式名「人形登録管理法」

 今まで内務省が管轄していた人形関連行政をすべて独立した組織であるロボット省に移管、同じくロボット省傘下に人形関連犯罪専門捜査局を設置、更に全ての人形製造メーカー及び人形購入者に対して連邦政府への人形の登録を義務化、輸入に際しても税関で連邦政府によって登録される。

 その他に人形のマインドマップリセットは本人の同意と裁判所の許可を必須と明文化、人形の改造に関しては本人の意思により資格を持った整備士による改造のみを合法とした。

 

 

 

2051年

・サンティアゴ・デ・クーバ条約

 2051年6月にキューバの仲介で締結された条約。

 中国内戦の終結を目的とする。

 内容は

・長江を境とする休戦ラインの設定

・内モンゴル、広州、満州、台湾海峡沿岸部と長江両岸30キロを非武装地帯とし国連軍が管理する。

・香港・台湾・新疆ウイグル・チベットの独立

・上海の中立化

・両政府軍の全核武装・化学兵器・生物兵器の国連立ち合いの下での廃棄

・停戦監視軍の派遣

 であった。

 条約締結後6月15日より発効、これにより中国内戦は集結。

 

 

 

2052年

・2052年米大統領選

 フックスラテン再選

 

・メキシコ及び中南米で麻薬戦争激化

 およそ50年以上続いていた麻薬戦争が中国内戦で中国政府が持っていた武器や人員、更に中国マフィアが流入しカルテルが一気に強大な武装をし始め激化。

 コロンビアとメキシコでは警察どころか軍が離反し事実上の内戦状態に。

 

・ラテンアメリカの自由作戦

 コロンビア等中南米諸国が内戦状態になり米州機構と国連に援助を要請。

 国連安全保障理事会が決議し国連軍の派遣が決定。

 麻薬カルテルと国連から派遣された30か国以上の軍が交戦、1年後には9割の麻薬カルテルが壊滅しコカイン畑の大半が焼き尽くされ農地となる。

 処分された麻薬は合計10万トン以上とも。

 これをきっかけに各地で麻薬カルテル根絶の動きが加速化。

 それでもなお南米各地では麻薬カルテルの掃討作戦が続く。

 

 

 

2053年

・アンカレッジ条約更新

 

・第3次バチカン公会議

 ローマ教皇インノケンティウス14世がバチカンにて公会議を開催。

 主な議題はカトリックと自律人形の関係について。

 最終的に自律人形の改宗を認めるバチカン勅令を発布する。

 

2054年

・ダラス条約

 PMCの行動を制限し地位を確認し義務を明確化した初の条約。

 これによりPMCによる軍事行動は

・軍との契約による警備

・輸送・補給・訓練支援

・要人警護

 のみに限定、義務として

・戦時国際法等の遵守

・戦闘員の適切な教育・待遇

・交戦規定の遵守

 が与えられ監督国家・契約組織は

・契約PMCがこれらを遵守しているか

・自国PMCが政府や軍に事前通告せずに軍事行動を契約又は実行していないか

 を常に監視する義務が与えられた。

 

 

 

2055年

・穀物不景気

 農業技術の向上により殆どの農作物が供給過多になりこの年の7月、小麦の先物取引で1ブッシェル3ドルを切りそれをきっかけに穀物メジャー、次いで農業関連企業が次々と赤字決算を発表し連続して破産。

 時のフックスラテン政権の対処が遅れアメリカに次ぐ穀物生産国だったロシアに飛び火しシベリア銀行破産の要因となった。

 

・ロシア金融危機

 ロシアの大手銀行のシベリア銀行が破産、それが引き金になり次々と地方中小銀行が破産、更に取り付け騒ぎも起きる事態となる。

 何とかロシア政府は国際的な支援を行い危機を収めるも国内銀行の30%が破産又は倒産、全企業の1/3が倒産。

 

・グリフィン&クルーガー倒産

 ロシア第3位の大手PMCとなったグリフィン&クルーガーだったがこの時期中国内戦での影響から戦術人形中心の編成に再編していたがそれと同時期にロシアの大手銀行で主要借り入れ銀行だったシベリア銀行が破産、これが切欠になりロシアで体力のなかった中小地方銀行が次々に倒産、この影響でグリフィン&クルーガーも資金難に。

 折しも再編の為大量の社債を発行しそれの最初の返済が始まる時期でそのため負債が5000万ルーブルに達し破産。

 会社は再編され再建に協力した米国ファンドによってG&Kの米国支社としてG&Kセキュリティ創設。

 その後G&Kセキュリティは独立。

 

 

 

2056年

・G&Kセキュリティ独立

 米国ファンドが事実上買収、独立する。

 ロシア由来ではあるが米国資本の会社に。

 

 

・2056年大統領選

 民主党候補を破り政治経験ゼロのピーター・カークマンとオズワルド・ジャクソンが20年ぶりに当選。

 両院で共和党が多数派となるも民主党の20年の影響で大きな政府路線を維持。

 

 

 

2058年

・聖マルティヌスの悲劇

 第3次バチカン公会議のバチカン勅令に不満を持つカトリック保守強硬派の一部が反人形勢力と結託、教皇インノケンティウス14世の暗殺を計画。

 第一次世界大戦終結140周年を記念してフランスのヴェルダンで行われた教皇による特別ミサの会場でカトリック保守派だったリール大司教の手引きでスイス衛兵を装い侵入したテロリストの一団が説教中の教皇と教皇を支持していたパリ大司教らに向け銃を乱射、インノケンティウス14世は瀕死の重症、出席していたパリ大司教ら4名、更には流れ弾とその後の銃撃戦で出席していたフランスの外務大臣やその他出席者12名が死傷。

 更にカトリック保守派は辛くも生き残った教皇を病院への搬送途中に襲撃、殺害する。

 教皇以下カトリック教会の高位聖職者5名、更にはフランスの外務大臣などの政府高官数名が殺害されるカトリック史上最悪の悲劇となった。

 しかしながらこの事件によりカトリック保守派と反人形勢力は完全に失墜した。

 

・2058年コンクラーベ

 聖マルティヌスの悲劇後、悲しみ冷めやらぬ中行われたコンクラーベでバルセロナ大司教ペトロ・ホアキン・ガルシアが選出、ヨハネス24世として着座。

 

 

 

2060年

・2060年大統領選

 カークマン再選

 

 

 

2061年

・蝶事件

 あるハッカーが鉄血のシステム内に侵入、内部情報を暴露しただけでなく一部ソフトウェアを書き換え一部の鉄血人形を暴走させる。

 これにより500人以上が死傷、この事件後鉄血は倒産する。

 なお流出した情報の中には鉄血で行われた非人道的研究やそれをロシア政府が隠蔽していた事実なども含まれ大統領と首相が辞任、その後司法妨害などの罪で訴追。

 更にはIoPのリコリスやペルシカがそう言った研究に関わっていたと判明、議会の公聴会に出席する。

 

・シュワルツシルト計画成功

 シュワルツシルト計画により小規模なワームホールを数回開けることに成功、更に研究を進めこの年の12月14日、カリフォルニア州エドワーズ空軍基地で大規模な実験に成功、幅200メートル、高さ100メートルのワームホールの解放に成功。

 安定が確認されると米政府の契約に基づきG&Kセキュリティの戦術人形が異世界を調査。

 その後反対側に基地が設置、調査が開始される。

 なおその異世界とはドルフロ本編。

 

・アンカレッジ条約更新

 

 

 

2062年

・2062年大統領一般教書演説

 シュワルツシルト計画成功を発表。

 数日後には公聴会の開始が議決される。

 

・国連安全保障理事会決議435698

 異世界への治安維持及び和平目的の国連軍派遣決議。

 

・神々の怒り作戦(3/5〜3/7)

 異世界の平和維持活動の最初の作戦であるグリフィンとの連絡作戦。

 国連軍合計4万の部隊が二箇所にて前線を突破、機動戦を仕掛け僅か6時間で敵主力を包囲、その後数日かけ完全殲滅に成功。

 損害は極僅か。

 

・エドワーズ合意

 グリフィンとの正式な協力に関する合意。

 これによりS地区全体の主権がアメリカ合衆国に譲渡されアメリカ合衆国カリフォルニア州ミューロック特別行政区となる。

 また同時に成立したミューロック特別行政区法、通称イシザキ法よりこの地区における国連軍の警察権が認められ民警団法の例外となる。

 またS地区内ではグリフィン全部隊が国連軍の指揮系統に組み込まれ運用される。

 

・フォルゴーレ事件

 S地区における摘発作戦中にイタリア兵45名が爆殺されたテロ事件

 この後、欧州を中心に更なる介入が叫ばれるようになる。

 

・ファントム・メナス作戦(4/29)

 フォルゴーレ事件を起こしたグリフィン指揮官サーラシ・アンドラーシュとその一党を逮捕する作戦。

 作戦は成功し彼とその一味は全員国連軍に逮捕された。

 

・アイアンフィスト62

 ワシントン州ヤキマ演習場で行われた最初のソ連軍と国連軍の合同軍事演習

 結果はソ連軍の能力不足が判明しただけだった。

 

・2062年ワールドカップ

 ポーランドで行われイタリアが優勝

 

・高い城の女作戦

 国連軍とソ連軍による最初の合同作戦

 鉄血の基地を特殊部隊が襲撃し成功した。

 

・インターコンチネンタル・エア・カーゴ218便地上衝突事故

 国連軍が起こした最初の死亡事故

 S地区の空港に着陸した787貨物機が滑走路に誤って侵入したセスナサイテーションと衝突し大破炎上

 事故原因はセスナ機の乗員の英語力不足

 

・五賢帝作戦/フールズ・メイト作戦

 鉄血との決戦作戦

 正規軍と国連軍の合同による大攻勢と包囲殲滅作戦だが実際は正規軍の反乱勢力の武装解除・鎮圧作戦

 

・鉄血壊滅

 フールズメイトの一か月後、再度国連軍主導による大攻勢が行われ鉄血は文字通り壊滅した。

 

 

 

・2063年

・カタール空軍機スモレンスク撃墜事件

 スモレンスクからエストニア方面の除染に向かう予定のカタール空軍の空中給油機が離陸直後に地対空ミサイルの攻撃を受けて被弾、撃墜された事件。

 この一件により国連軍は撃墜した武装勢力を当面の敵と識別した。

 

・新ゲート建設

 色々あった末に3月、ついに補給問題を解決する新ゲートが建設された。

 これにより更なる物資輸送の円滑化と経済活動の活発化が図られた。

 

・パラデウス一斉摘発

 一周年記念式典の最中、国連軍・各種諸機関が合同で崩壊液管理法違反容疑がかかっていた宗教団体パラデウスに一斉に家宅捜索に入った。

 結果大量の武器、麻薬、崩壊液などが押収され関係者多数が逮捕された。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。