春に咲く桔梗の花   作:信府臣民

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本作品は前々から書いてみたいと考えていた作品です。


再会

永水の地

 

 

 永水女子高校1年生・滝見 春の朝は忙しい。

 先ず決められた時刻に起床し、身支度を整えて朝の御勤めを行う。

 次に朝食を摂り、制服に着替え、再度、身支度を整えて忘れ物が無いかを確認して家を出る。

 家を出た後は、そのまま永水高校へ向かわず、何時もの待ち合わせ場所へ立ち寄る。

 

 

何時もの待ち合わせ場所

 

 

小蒔「おはよう御座います。春ちゃん」

 

霞「おはよう、春ちゃん」

 

春「おはよう御座います。姫様、霞さん」

 

 

それから間もなく

 

 

巴「おはよう御座います。お待たせして申し訳御座いません」

 

初美「皆さん、おはようですよー」

 

小蒔「おはよう御座います。巴ちゃん、初美ちゃん」

 

霞「私たちも今し方来た所よ」

 

初美「全員そろった所で早く学校へ行くですよー」

 

 

 待ち合わせ場所に全員そろった所で共に永水女子高校へ向かった。

 永水女子高校へ到着後は全員、各々のクラスへ向かうのであった。

 

 

クラスメイト1「あ、滝見さん、おはよう」

 

春「おはよう」

 

 

 滝見 春は手短に挨拶を済ませるや自分!!の席へと直行し、お気に入りの黒砂糖を一つ口にした。

 

 

クラスメイト2「ねぇねぇ、聞いた?今日、このクラスに転校生が来るんだって~!!」

 

クラスメイト3「どんな子かなぁ~」

 

 

キーンコーンカーンコーン

 

 

クラスメイト4「あ、チャイムが鳴った!!」

 

クラスメイト5「早く席に着かなきゃ!!」

 

 

 それとほぼ同時に担任の先生が入ってきた。

 

 

担任「皆さん、おはよう御座います。では早速、ホームルームを始めます」

 

担任「えぇ~御存知の人も居るかと思いますが、今日、このクラスに新しい仲間が加わりました。皆さん、仲良くして下さいね」

 

生徒一同「はい~」

 

担任「それではどうぞ。入って来て下さい」

 

?「はい」

 

 

 担任の掛け声と同時に教室の扉が開き、一人の生徒が入って来た。

 

 

クラスメイト6「へぇ~あの子かぁ~」

 

クラスメイト7「ねぇ、あの子、どっかで見た事ない?」

 

春「えっ・・・」

 

 

 春は一瞬、自分の目を疑った。何故なら今、自分の目の前に、否、教卓の前に居るのが永水女子高校の制服を身に纏った宮永 咲だからである。

 

 

担任「自己紹介を」

 

咲「はい。長野から遣って来ました、宮永 咲です。皆さん、宜しく御願いします」

 

担任「それでは宮永さんの席は・・・。丁度、滝見さんの隣の席が空いているからその席で」

 

咲「はい」

 

春「!!?」

 

 

 宮永 咲は担任の指示に従い、滝見 春の座っている席の隣へと向かい着席した。

 

 

担任「では宮永さんに質問のある人は挙手を」

 

クラスメイト1「はい~」

 

担任「1さん」

 

クラスメイト1「長野からこちらへはどうして?」

 

咲「父の転勤の関係です」

 

担任「他に質問のある人は?」

 

クラスメイト2「は~い。宮永さんの趣味は何ですか~?」

 

咲「本を読むのが好きなので読書です」

 

 

 この様な具合で咲への質問が殺到した事により、授業が一時間、潰れたのであった。

 

 

休み時間

 

 

クラスメイト1「ねぇ、宮永さん、良かったら私が学校の中、案内しようか?」

 

クラスメイト2「それなら私が!!」

 

クラスメイト3「いやいやいや、それをするのは私だよー!!」

 

咲「えっ、えっーと・・・(ど、どうすれば・・・)」

 

春「私がやる」

 

クラスメイト1「滝見さん!!」

 

咲「(春ちゃん!!)」

 

春「咲に会わせたい人達がいるから」

 

クラスメイト2「それなら仕方ないかぁ~」

 

クラスメイト3「それじゃあ滝見さん、宜しくね」

 

春「わかった。咲、来て」

 

 

 微笑みながら躊躇する事なく手を差し出す滝見 春。

 

 

咲「ありがとう、春ちゃん」

 

 

 これに即答で応じると共に微笑みを返し、その手を受け取る宮永 咲。

 二人は、そのまま互いの手を繋ぎつつ教室を後にした。

 

 

クラスメイト2「ねぇ若しかして、あの二人・・・」

 

クラスメイト3「まさかぁー!!」

 

 

永水女子高校・廊下

 

 

 駆け足で駆ける二人。

 

 

咲「ねぇ春ちゃん。会わせたい人達って?」

 

春「咲が知っている人達だから心配ない」

 

 

とある教室の前

 

 

咲「教室?」

 

春「ちょっと、待ってて」

 

 

トントン

 

 

?「どうぞですよー」

 

春「失礼します」

 

小蒔「御疲れ様です。春ちゃん」

 

霞「いらっしゃい。春ちゃん」

 

初美「はるるー待ち草臥れたですよー」

 

巴「(あれ?)若しかして少し走りました?」

 

春「うん。皆に会わせたい人がいたから」

 

初美「誰ですかー?」

 

春「入って」

 

咲「し、失礼します・・・」

 

霞「あら!!」

 

小蒔「咲ちゃん!!」

 

初美「これは驚きですよー!!」

 

巴「お久し振りです!!咲ちゃん!!」

 

咲「お久し振りです!!皆さん!!」

 

 

 咲との再会に沸く神代一門であった。

 

 

霞「でも如何して、またこちらへ?」

 

咲「父の転勤の関係でこちらでお世話になる事に」

 

小蒔「そうでしたか」

 

初美「ホント、ビックリなのですよー!!」

 

巴「本当に驚きました・・・」

 

春「咲とは同じクラスで席も隣同士」

 

初美「そうなんですかぁー?」

 

咲「はい」

 

霞「あらあら」

 

小蒔「春ちゃんがお隣の席なら咲ちゃんも安心ですね」

 

巴「そ、そうでしょうか・・・?」

 

春「問題ない」

 

 

 こうして休み時間は楽しい談笑で満たされ過ぎていった。

 

 

放課後

 

 

永水女子高校・屋上

 

 

春「改めて。咲。久しぶり。また会えて嬉しい」

 

咲「私もまた会えて嬉しいよ。春ちゃん。」

 

 

 二人は再会を喜び合い、お互いに身体を抱き寄せてキスを交わしたのであった。

 

 

 

初美「大変ですよー!!はるると咲ちゃんがチューしている所を見ちゃったですよー!!」

 

 




処女作ですので何分、可笑しな箇所があるかも知れませんが、その点につきましては何卒、御容赦の程を。

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