なおバトルに関して
大会上は伝ポケ、幻ポケの使用制限なし(アイテムはあり)
覚える技はHGSSまで(一部例外あり)
使用技制限なし(四つ以上使える)
タイプ一致技は即使用可能+威力アップ(ゲーム通り)
タイプ不一致はある程度少し(ミュウツーだと0.1秒くらい)時間がかかる(なお彼らには関係ない模様)
その他何かあれば追加してきます。ただアルセウスのプレートは持ち物でなく内包してるので制限しません(できねぇ)
以上のことが認められる人はゴー。
『ついにやってまいりました!シンオウリーグスズラン大会準決勝!!』
ミュウツー達との再会から一夜明け、ついに準決勝。シンジとのバトルで注目を集めたサトシへの声援は凄まじく、実況のハイテンションぶりと合わさって会場のボルテージは非常に高まっていた。
『本日、最初のカードはこちら!マサラタウン出身のサトシ選手!昨日のシンジ選手とのお互いの全てを出し尽くすようなバトルに心を熱くしました!』
カントー地方から旅を始めてここまでやってきたサトシは準決勝という舞台に心を踊らせていた。それは自分のために伝説のポケモン達が駆けつけてくれたという嬉しさもあるだろう。
観客席ではヒカリにタケシ、売り子をしているロケット団の面々に上の方ではシンジや現在リーグチャンピオンのシロナがサトシを見つめている。さらにテレビ越しでマサラタウンにいるサトシの母であるハナコやオーキド博士に共に旅をしたことのあるケンジ、ホウエン地方ではコンテスト会場の控え室に設置されたテレビからハルカが彼の活躍を願っている。マサトや彼のライバルであったシゲルも自宅からテレビの画面に張り付いている。
そして、実況者はサトシの向かい側長い髪とマントような装束を風で揺らしながら不敵に微笑むタクトを見た。
『タクト選手はこれまでの試合をダークライ1匹で全て撃破。今大会のダークホースとしてここまで勝ち上がってきました。今回もダークライのみで完封できるのか!?』
伝説のポケモン ダークライを使うタクトに観客たちの一部は彼に対してエールを送る。その異質で圧倒的な実力はまさに優勝候補の一角であり、たとえシンジがサトシに勝って準決勝に上がってきても彼の勝利は揺るがなかっただろう。
だがそれもサトシの手持ちが何の変化もなければだ。
審判がバトルフィールドの外枠に立ち旗をあげる。1体目のポケモンを出せという合図である。準決勝も6対6のフルバトル。同じポケモンを2匹以上使用してはいけないという以外の制限はないため、タクトはこれまで通りダークライを繰り出す。
影が揺れるように蠢く紅白を差し色とした黒を基調としたシンオウに伝わる悪夢を見せるポケモンの姿にふさわしいその不気味さの中に秘められた強さに観客は熱狂する。
「いくぜ」
サトシは帽子のつばに触れ気合いを込める。マサラタウンから旅立った頃はポケモンを捕まえるときは帽子を回したりしてたなと悠久に浸り、彼はモンスターボールを握る。
「行けっ、ミュウツー!!」
ポン!と音が響くとモンスターボールの中から姿を現したのはミュウというポケモンの遺伝子から作られた人造のポケモン。かつて、自分は誰だ。誰が生んでくれと頼んだという答えのない自己問答の果てに人々に復讐するという道を選んだミュウツーであったが、今は自分を救ってくれた1人の人間のためにその力を振るうべくバトルフィールドに立つ。
『こ、これは!さ、サトシ選手 ミュウツーを出した!!?』
これには観客や審査員、実況者も驚きの声を上げる。タクトも「へぇ」と興味深そうに目を細める。
「ミュウツー!?ちょっとこれどういうことよ!?」
サトシの戦いを見守るカントー地方やオレンジ諸島、ジョウト地方を旅した仲間、ハナダシティのジムリーダー カスミ。突如サトシのモンスターボールから現れたミュウツーの姿に彼女も驚きを隠せず姿にテレビに迫る。サトシには自転車を壊され弁償してもらうために彼の旅に同行する中でカスミもミュウツーと出会った。その強さを目の当たりにしたことのあるカスミはあのミュウツーがサトシの手持ちになっていることに驚愕し、テレビを揺らす。そんな彼女の様子をミュウツーを知らない姉達は「あらあら」と微笑ましそうに見つめる。
「こらサトシ説明しなさいよ!いつのまにゲットしたのよ!」
聞こえるはずもないテレビの向こうにいるサトシへと怒鳴るように質問を投げかけるカスミだが、遠く離れたサトシには感知できるはずもなくミュウツーに何か語りかける。
「君も伝説のポケモンを持っていたんだね驚いたな」
それに割り込むようにタクトは純粋な感想を述べた。まさか自分以外にも伝説のポケモンを持っているトレーナーがいるとは思わなかったし、なにより初めての経験で彼は少しばかり高揚していた。サトシもかつての敵とこうして共に戦えるのが嬉しいのか口角を上げる。
審判がもう片方の旗をあげる。これが振り下ろされると同時にバトル開始の合図が成される。
そして「バトル、開始!」の一声と共にシンオウリーグスズラン大会準決勝が開始された。
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先に動いたのはタクトのダークライであった。
「ダークライ、ダークホール!」
腕の中に黒い渦のようなモノを形成したダークライはそれをミュウツーへと投げ放つ。触れれば悪夢へと誘うダークライ専用の技であり、眠りに陥った者に悪夢を見せる特性ナイトメアを持つダークライの必殺技である。
不眠や寝言を持たないポケモンなら躱すことも防ぐこともできない技だが、ミュウツーは違う。
「ミュウツー!しんぴのまもり!」
すると、サトシ側のバトルフィールドに薄く透明のベールのような膜が張られダークホールがかき消されていく。あらゆる状態異常を無効化するしんぴのまもりはダークライ対策にうってつけであり、先ほどサトシはミュウツーに使えないかと確認をとったのだ。
『おーっと、サトシ選手のミュウツー!ダークライのダークホールを無効化しました!』
これまでのバトルでダークホールからの夢喰いの戦法で敵の体力を奪い、あくのはどうなどでトドメを刺してきたダークライの十八番が封じることに成功したサトシはガッツポーズをとる。しかしタクトとダークライの余裕のある表情は変わらず、次の行動へと移る。
「相性ではこちらの方が有利だ。ダークライ!あくのはどう!」
「躱せミュウツー!」
エスパータイプであるミュウツーは悪タイプのダークライと相性が悪く、さらにはタイプ一致であるあくのはどうの直撃は避けなければならない。だからこそサトシは回避するように指示したのだが。
『そんなことしなくてもいい』
ミュウツーはその選択を無視すると腕にエネルギーを収束させる。それはエスパータイプの持つ独特なエスパーエネルギーではない。サトシはその独特なエネルギーに覚えがあった。
「波導……?そうか!ミュウツー、はどうだん!」
そのエネルギーの正体に気づいたサトシはミュウツーがあの技を使えると指示を変更する。ミュウツーにあくのはどうが迫る。その刹那、彼の手から離れた生命エネルギーを集約させた一撃はあくのはどうを跳ね除け、今度はダークライへと迫る。
「ダークライ、かげぶんしん」
姿が一つ、二つ、三つ…それ以上に増えていく。どれが実体か区別をつけるのが難しくなるほどに数が増えていく。しかし、ミュウツーの放ったはどうだんは軌道を変えダークライの実体へと着弾した。
「よし!」
「なにっ!?」
サトシは拳を握り、タクトは眉間にシワを寄せる。あくのはどうを突っ切ってきたため、はどうだんの威力は幾分か下がっておりダークライへのダメージは多くはない。しかし、悪タイプに対して格闘タイプのはどうだんは効果ばつぐんである。なので、ダメージは結局少なくもない。
タクトはしばし逡巡したのち、ダークライを戻した。
『おーっと!ここでタクト選手ダークライを下げました!』
今までダークライ1匹で試合を勝ち進んでいたタクトがそのダークライを下げた。それに実況も観客も今日何度目か分からない驚きを見せた。そして、タクトの2匹目のポケモンを目にしてさらに驚くこととなる。
「ゆけっ、ラティオス!」
次に現れたのは青と白を基調としたデザインで、戦闘機のようなシルエットをもつポケモン。 その名もラティオス。ラティアスと共に水の都アルトマーレという街で守り神をしている。その姿はサトシとタケシ、そしてハナダジムのテレビに八つ当たりしているカスミも知っているため彼らの反応は薄い。しかもサトシとタケシに関しては昨日にラティアスを見ているためかなり希薄であった。
「じゃあ、こっちも」
ミュウツーを戻したサトシはタクトのラティオスに倣ってラティアスを繰り出した。ラティオスと同じく戦闘機を思わせるシルエットだが、ラティオスよりも体躯は小さく白と赤を基調しているためどこか可愛らしい印象を受ける。
「こら、ラティアス!今はいいから!」
さらには守り神と呼ばれるポケモンが一般のトレーナーにじゃれついている。見方によっては人とポケモンを超えた仲に見える。恋人や人生のパートナーのいる人間はサトシとラティアスの様子を微笑ましく見守っている。しかし、観客やテレビの前で中継を観ているパートナーのいない人に関しては何か憎悪のようなものを滾らせている。シンオウ地方から遠く離れたカロス地方では1人の少女が複雑な目を向けているがそれはサトシの知らぬ話だ。
「いくぞラティアス。お前の兄ちゃんに良いところ見せてやるんだ」
サトシがそういうとラティアスはタクトのラティオスを見つめる。ラティオスとラティアスは兄妹関係にあるが、この2匹は別々の生まれでありそのようなことはない。ラティオスはこれはバトルであり、トレーナーという人間に育てられたため闘争心を剥き出しにしている。一方、ラティアスはアルトマーレで兄に守られていたため戦闘能力はあまりない。それでも好きな人を助けたいと思ったからやって来たのだ。ラティアスはサトシから離れ、バトルフィールドに向かう。
『な、なんということでしょう!これまた伝説のポケモン同士の立ち会い!ポケモン研究者達が狂乱していることでしょう!!』
ますますヒートアップする実況者。そして、サトシとタクトは自分のポケモンにそれぞれ指示を下す。
「ラティオス、りゅうのはどう!」
「ラティアス、ひかりのかべ!」
攻撃的な技に対して守りを選択するサトシ。普段は攻めて攻めまくるサトシのバトルスタイルを知る人間からすれば違和感を覚えるだろう。それは昨日、サトシとバトルしたシンジも同じ。さらに彼の場合はミュウツーやラティアスを使われなかったことから手を抜かれたと思い込み表情には苛立ちが浮かんでいる。
サトシがしんぴのまもりやひかりのかべを使用したのはダークホール対策でタケシから考案されたものであり、ミュウツーが使えると言ったから使ったまでである。ひかりのかべに関してはラティアスが攻撃的な技をあまり所持していないため隙を窺って技を決めようとしているからであり、いつものガンガン攻めるを無くしたわけではない。
彼らに協力してもらっているからこそ、彼らの持ち味を最大限に活かして戦いたいというのがサトシの願いであった。
ひかりのかべにより、りゅうのはどうの威力を軽減させる。特殊技主体のタクトのラティオスにとってこれは痛いところだが、それでもダメージが通らないわけじゃない。軽減させたとはいえ、ラティアスは僅かにダメージを受けている。ならばとラティオスに次の命令を下す。
「ラティオス、もう一度 りゅうのはどう!」
「躱せ!」
ひかりのかべを貼ったとはいえ、こうかばつぐんの技を受けてしまうとラティアスにも負荷がかかる。幸い、ラティアスはスピード重視でりゅうのはどうを躱すのは容易であった。
「りゅうのはどう!」
だが、タクトは手を緩めることなくラティオスに何度もりゅうのはどうを撃たせる。それを何度も躱すラティアス。躱せなかったものは守るで防いでいる。
サトシはラティアスを疲弊させる作戦かと訝しんだが、タクトの狙いはそうではなかった。時間が経過し、バトルフィールドを覆っていた薄い膜が消えている。それを目視したタクトは薄く微笑むと手を伸ばした。
「ラティオス、れいとうビーム!」
タクトの狙いはラティアスの動きを封じること。見るにあのラティアスに特別な攻撃力はない。技も見せた中ではひかりのかべと守るくらいで耐久型。これではジリ貧になると悟ったタクトはラティアスの動きを止めて一気に決める作戦に出たのだ。
ラティオスから放たれたれいとうビームは避けきれず、守るの体制に入れなかったラティアスの羽根に命中する。そして、しんぴのまもりの効果が消えた今、ラティアスの羽根は氷状態となる。
「ラティアス!」
「さぁ、ここからだ!」
タクトの攻めの姿勢に劣勢に追い込まれたサトシとラティアス。タクトとラティオスのコンビネーションにサトシは勝つことができるのか───────
To be continued
アルセウスが先発した場合→誰が来ようがプレートによる強制タイプ一致で6タテ
ダークホール? アルセウスが当たるかんなもん。
てことで、二体目を引き摺り出してサトシがピンチになったところで一旦終わり。アニメだと多分ハルカとかケンジが話すシーンがあるから24分使うでしょ。
ちなみにミュウツーは余裕でダークライを完封できた。
没案ではあくのはどうをテレポートで躱して『愚かな』って言いながら背後にはどうだんぶち込んでた。それは怖過ぎるしタクトさん大誤算になるのでやめました。あくまでサトシ勝たせるだけでタクトさんいじめたいわけではない。
書いてて思ったこと
伝ポケ所持の経緯知らないシンジくん激おこしそう
カスミ、ケンジ、ハルカ、マサトがサトシの手持ち伝説ポケモンが自分の知ってる個体かめちゃくちゃ気にしそう
歴代ヒロインがサトシに恋愛感情あったらラティアス(カノン)に嫉妬とかしそう(セレナは確定で)
ミュウツーとアルセウスで勝てそう
映画でラティアス攻撃技使ってなくね??
タクトさんの勝ち筋頑張ってメガラティオスくらいか?(ギラティナとアルセウスに完封されそう)
などと思いました。
ではまた気が向けば次回。
アニポケで好きだったシリーズ(DPまで)
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