ありふれた……は?料理人ですけど何か?(威圧   作:黒姫凛

4 / 7
トータスに召喚

ーーー雫。また眉間にシワ寄せてる。

 

 

ーーーなんかおばさんみたい笑

 

 

ーーーぶっ叩かれたいの?

 

 

ーーーちょ、冗談だって。その竹刀しまってよ銃刀法違反だぞ。

 

 

ーーー家の敷地内だから大丈夫よ。さぁ、覚悟しなさい。

 

 

ーーー鬼!!畜生!!オカン!!

 

 

ーーーオカン言うな!!

 

 

 

あぁ、懐かしい夢だ。小学生の時の思い出だ。

彼と出会って数年ぐらい経って、香織達よりも腐れ縁になってしまった彼との関係。楽しかったし、イライラした時もあったけど、私は多分その日常が好きだった。いいえ、多分じゃなくて絶対と言ってもいいかもしれない。

今、彼が居なくなって思う事は寂しさと虚しさ。彼が居ないと私はもうダメなんだって痛感した。

彼のいない寂しさを紛らわすように剣道に打ち込み、彼との念願の全国制覇を果たし、今では『可憐な風雲児』なんて渾名が付いているほど有名になった。……渾名に関してはもう何も言わない。呼ばれる自分は馴れたから……。

 

彼に目標達成した事を伝えたいけど、彼が今どこにいるのか分からない。だから私は彼に自慢出来るような事を言えるようにもっと頑張らなければならない。

だって彼は私の憧れで、世界で一番惚れている相手なのだから。

好きな人に振り向いて欲しいのは誰でも当たり前。剣道にしか能が無い私でもそう思うのだ。

 

早く会いたい。だけど、まだもう少しだけ会いにこないでほしい。

私の誇れるものがまだまだ足りないのだからーーー。

 

 

 

 

 

 

 

「ーーーちゃーん。雫ちゃーん?起きてー」

 

ハッと目が覚める。目を開けると幼馴染の白崎香織が目の前一杯に広がっていた。心配そうにじっと見つめている。

 

「………香織?どうしたの?」

 

「どうしたのじゃないよ。凄く疲れてるみたいだけど、大丈夫?」

 

「……えぇ、大丈夫よ。心配かけてごめんなさいね」

 

「そう?昨日は日曜日だったけど、雫ちゃんは昨日も剣道の稽古だったんでしょ?少しはお休み貰わなきゃ」

 

「休める時に休んでるわ。それに、私には目標があるから止まれないのよ……」

 

「いつも言ってる()って言う人の事?雫ちゃんはほんと一途だよね」

 

「……そっくり貴方に返すわ。未だに成就しないなんて可哀想ね」

 

「ブーメランって言葉、知ってる?」

 

彼女、白崎香織も私と同じように恋する乙女である。意中の相手は、正直私もなんとも言えないほど微妙……。別にオタクが悪いとかそういう訳では無いのだけど……。彼も料理オタみたいな所あったし。

私自身、香織から出会いまでを聞かされて納得はしなかった。その時の香織の顔はまさに恋する乙女顔であった。

 

「今日もお弁当作ってきたの?流石女子力の塊ね」

 

「今日こそは一緒に食べてもらうんだ。雫ちゃんも一緒にどう?雫ちゃんにも評価をして欲しいんだけど……」

 

「構わないわ。約十年で肥えた私の味覚に震え悶えるのね」

 

「……ちょっと厨二臭いよ雫ちゃん。私が教え過ぎたせいかな……」

 

 

 

 

 

 

 

時刻は昼。授業が一段落し、一気にクラス内が騒がしくなった。

私は鞄から小さいお弁当袋を取り出し、席から立ち上がる。

香織と一緒に食べるために向かおうとするが、香織が席にはいなかった。ふと後ろを見ると、一人の男子生徒に押し気味にお弁当を突き出す香織の姿を見つける。どうやら、やっと意中の相手を捕まえたらしい。

 

「南雲くん、今日は珍しいね教室にいるなんて。私これからお昼なんだけど、雫ちゃんを加えて3人でお昼ご飯食べない?ね?良いでしょ?私お弁当作ってきたんだ。良かったら一緒に食べましょ?」

 

「うぇぇぇ、ちょ、ちょっと落ち着いて白崎さんっ」

 

「なーにやってんのよ、香織」

 

思わず手刀を頭に食らわせる。ふぎゅっと可愛らしい悲鳴が聞こえ、男子生徒から引き剥がす。

助かった、と言わんばかりに安堵の溜息を零す男子生徒。

 

「ごめんなさいね、()()()()。香織、ちょっと今日はテンションが可笑しくって」

 

「……あ~、それには驚いたけど、気にしないで八重樫さん」

 

彼、南雲ハジメくんは、香織の意中の相手だ。いかにもオタクですと言わんばかりに伸ばす前髪と少し根暗感のある雰囲気の彼。しかし実際話してみればなんのことはない普通の男子生徒だ。優しい所もあるし、もう少しやる気を出せば少し第一印象も変わるかもしれない。

 

「もう、痛いよ雫ちゃん。旋毛にクリーンヒットだよぉ」

 

「貴方がグイグイ行って彼が困ってたからでしょ?自業自得よ、反省しなさい」

 

「あはは……、大丈夫だよ、僕は気にしてないから」

 

苦笑いを浮かべる南雲くん。まぁ苦笑いしか出来ないわよね。学校で二大天使と呼ばれる香織の普段とは違った一面を目の辺りにしたのだもの。彼からしたら言葉が見つからないわ。

 

「それで南雲くん。私達とお昼ご飯一緒に食べましょ?」

 

「あ~、実はもうお昼はーーー」

 

 

「ーーー香織、雫。こっちで食べようぜ?南雲はさっき昼ごはん食べてたからさ。それに南雲はあんまり2人と食べたくないように感じる。そんな奴の前で2人が作ったお弁当を披露するなんて勿体無いよ。何より、俺が許さない」

 

突然の横からの爽快な声に私は頭を痛める。

こちらにやってきたのは女子に人気のある王道的な存在、天之河光輝とその親友である坂上龍太郎だ。2人とも香織が南雲くんに絡むとやたらと絡んでくる。まぁ私と香織、そしてその2人は幼馴染関係にあるので、よく話しかけてくるのは普通と言えば普通なのだが……。

 

「えっ?なんで光輝君の許しがいるの?私は好きで南雲くんにお弁当を作ってきたのに」

 

「ブフッ!!」

 

「お、お弁当を作ってきたァ!?」

 

思わず吹いてしまった。お茶を飲んでいなくて良かった。南雲くんも香織の言葉に驚いている様子。顔を赤く染めている。

光輝も、今の言葉に困惑している。あれよこれよと香織に言っているが、香織には光輝の言葉は響かない。響くはずも無い。逆に今香織はちょっと怒っている。せっかくのチャンスを潰され、あまつさえ『俺が許さないぜ(キリッ』発言でイラッとしている。まぁ私も光輝の為に作った訳でも無いのでイラッとしているのだけど。

 

ホントにもう、もう少し平穏に過ごせないのかしら。ストレスマッハで溜まって肌が荒れるのだけど。最近香織に頼んで美容にも気を遣い始めたのにこれじゃあ一向に良くならないじゃない。

はぁ、昔みたいにたまには自然の中を歩いてリフレッシュしたいわ。……確か、香織が南雲くんを知るためって言ってライトノベル?って本を買ってそれの絵にあったような()()()の草原。私も行ってみたいわ。

それこそ、彼にお弁当を作って貰ってーーー。

 

 

 

 

瞬間、凍りついた。

 

私の目の前、光輝の足元を中心に純白に輝く紋章が教室中を覆う。突然の現象に戸惑うも、紋章が足元を覆った瞬間に固まった生徒達が一斉に教室から飛び出す。

それと同時に、紋章は一気に輝きを増し、教室中の生徒を光で覆い尽くした。

 

どれくらい時間が経ったか。純白に輝く紋章は既になく、あれだけ騒がしかった教室は一瞬で音1つない無人の教室へと変わった。

 

これが、白昼の高校で起きた集団神隠しだとニュースに報道されるのは、さほど時間は掛からなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

だいぶ視界が慣れてきた。ゆっくりと目を開いていく。

既に目を開けて状況を理解出来ていない生徒達が騒いでいた。

 

ふと上を見上げる。そこに広がるのは巨大な壁画。でかでかと飾られた壁画には、光を背に長い髪を靡かせ微笑む中性的な人物が描かれている。

 

背景には大自然をイメージしたかのように木々や草原、川や湖に山などが描かれ、それを包むようにその人物は腕を広げている。美しいと思った。

実際には見た事ないが、美術館で展示されるゴッホやミケランジェロと言った名のある有名な画家が描いた歴史あるものに感じる。

 

私達はどうやら巨大な広場のような所にいるらしい。床には教室に現れた紋章と似たものが描かれている。

 

そして私は周りを見渡した。祈りを捧げるかのように跪く白い装束を着た人達が私達を囲んでいた。

 

その中に1人、周りとは違う豪奢で煌びやかな格好の老人が手を広げて近づいてきた。

 

「ようこそ、トータスへ。勇者様、そしてご同胞の皆様。歓迎致しますぞ。私は、聖教教会にて教皇の地位についております、イシュタル・ランゴバルドと申します。以後、よろしくお願い致しますぞ」

 

そう言って、イシュタルと名乗った老人は、まるで孫に向けるお爺ちゃんのような親しみやすい笑顔を見せた。

 

……少し、イラッとしたのはご自愛願いたい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「まずは場所を変えましょう。あちらに大広間がございますのでそこで」

 

「ちょっと待ってください」

 

私はイシュタルと名乗った老人の言葉を遮り呼び止めた。

 

「如何なされた?」

 

「如何なされたって、貴方本気で言ってるの?私達は突然の事で何が何だか分かってないの。それに、いきなり出てきた貴方達にホイホイと着いていくほど馬鹿じゃない。答えなさい、ここはどこで貴方達は何者なの!!」

 

「……それをあちらで、と思いましたが確かに。突然の事で困惑しているのも事実。では、申し訳ありませんが、この場でお話するとしましょう」

 

イシュタルは黙々と話を始める。まるで香織に借りたライトノベルの話のように感じる。

 

要約するとこうだ。

 

この世界はトータスと呼ばれており、トータスには大きくわけて3つの種族がある。人間族、魔人族、亜人族である。

 

その中でも人間族と魔人族は何百年もの間、戦争を繰り広げているらしい。

 

人間族は力は弱いが数で対抗。逆に魔人族は数は少ないものの圧倒的な力を奮っており人間族はジリ貧を迫られているそうな。

 

最近では魔人族の動きが変わり、魔物を使役してくるらしい。魔物とは野生の動物が魔力を取り入れて変質したものらしい。

 

これにより、数で勝っていた人間族側は苦戦を強いられ、死者が後を絶たないとか。

 

「皆様を召喚したのは『エヒト様』です。我ら人間族が崇める守護神、聖教教会の唯一神にして、この世界を創造した至上の神。『エヒト様』のお導きにより、皆様は魔人族に対抗すべく召喚された。召喚されたものは強力な力を与えられ召喚される。どうか皆様方、何卒その力を我ら人間族の為に発揮し、人間族を救って頂きたい」

 

言ってしまえば身勝手な話である。突然呼ばれて魔人族を殺せと言ってくるなんて、性根が腐ってるとしか言いようがない。

 

私の心を読んだかのように、突然立ち上がり猛然と抗議する人が現れた。

 

「ふざけないでください!!何故生徒を戦争に参加させなくてはならないのですか!!突然呼び出されたと思えばそんな危ないところに生徒達を向かわせなくてはならないなんて!そんなの私は許しません!ええ、先生は許しませんよ!申し訳ありませんが、私達は無関係です!!早く元の世界に返してください!!」

 

 

我らが担任の愛子先生だ。

身長のせいかあまり威厳は保ててないが、生徒を大切にするという気持ちはとても伝わってくる。私を含め何人かの生徒は少し安堵の息を漏らす。

 

「お気持ちはお察しします。しかし、我々には皆様方を帰還させる方法は持ち合わせておりません。よって、元の世界にお戻しすることは不可能です」

 

不可能。その言葉に誰もが唖然とした。

愛子先生ですら空いた口が塞がっていたいのだから。

 

「……ふざ、巫山戯るなよ!!勝手に呼んどいてなんだよそれ!!」

「どうしてよ!早く帰してよ!!」

「嘘だろ……」

 

パニックになる生徒達。

 

私自身、内心かなりヤバい。こんなの勝手すぎる。正直荒れたいが、周りを見たらそれも自然と薄れていく。

ライトノベルのような現実。作品の中では主人公はウハウハで冒険していたが、いざ戦争ーーーつまり殺し合いをしなくてはならない現実を目の当たりにすると、とてつもなく嫌気が刺してくる。

 

ふとイシュタルを見た。その表情は少し歪んでいる。生徒の誰かがエヒト様とやらを蔑んだからだろうか。それとも、至上の神であるエヒトに選ばれたのになんだそれはと、信仰心がある彼だからこそ思える感情があるのだろうか。

ともかく、私はこの場から物凄く逃げたい気分だ。何だか少し嫌な予感がする。

 

 

「ーーー皆、今イシュタルさんに文句を言っても仕方ないだろ。彼にだってどうしようもないんだ。……俺は、戦う。誰かが困ってるって言うなら、俺はそれを見過ごせない。それにもし、戦争を終わらせることが出来たら、元の世界に帰れるかもしれない。イシュタルさん、どうですか?」

 

「必ず、とは言えませんが、エヒト様も救世主様の願いを無下にはしないかと」

 

「なら俺はやりますよ。それに、俺達には強力な力があるんですよね?ここに来てから力がみなぎってるんです」

 

「元の世界の数倍から数十倍の力を今皆様は持っていると考えていただいて構いません」

 

「なら尚更、俺はやる。俺の力がどんなものか分からないが、必ずこの世界と皆を救ってみせる!!」

 

ギュッと拳を握り、天に突き出す光輝。

 

その光景に、今まで不安がっていた生徒達は顔色を良くしていく。その表情はまさに希望を見つけたという感じだ。女子生徒の何人かは熱っぽい視線を送っている。

 

「へっ、お前ならそう言うと思ったぜ。お前一人じゃ心配だからな。…俺もやるぜ?」

 

「龍太郎……」

 

立ち上がった龍太郎は光輝と固い握手を交わす。

光輝がなにかする度、龍太郎はその隣に立つ。昔からのお約束だ。2人で力を合わせれば敵無しなのは事実だし、頼りになるといえば頼りになる。

が、やっぱり私は不安だ。

 

「……雫ちゃんは、どうするの?」

 

「……まだ、分からないわ。実際まだ現実を受け止めれてない。あの二人があんな感じなのはいつもの事だからほっとくけど、あんまり悠長に考えてる時間もないわね……」

 

「私は雫ちゃんと一緒にいるよ。……勿論、南雲くんもだけどね!」

 

「なんで僕まで!?」

 

明らかなアピールに対して顔を赤くする南雲くん。……何だか香織のアピールが露骨になったのは気のせいかしら?

 

「雫、香織。2人はどうするんだ?後、香織は早く南雲から離れなよ」

 

「私は直ぐには言えないわ。もう少し考えさせて」

 

「私は雫ちゃんと一緒だから。後、南雲くんにくっついてるのは好きでやってるから光輝くんは気にしないで」

 

……もう放っておこう。何だか変な争いに巻き込まれそうだ。

 

「皆様方、一先ず今日のところはおやすみください。訓練などは明日から行うつもりですので。さぁ、皆様方をお連れしなさい」

 

イシュタルの後ろに控えていたメイド服を着た女性達が生徒1人ずつに付き従う形で案内する。私や香織、南雲くんの元にもやってきた。

続々と広間を抜ける生徒達に続き、私達も歩き始める。

ともかく、今日は色々考えなければ、と思った時、イシュタルや残ったメイドが首を傾げながら愛子先生と話しているのを耳にした。

 

「おや?召喚された方が2人ほどいないようですが、申し訳ありませんがどちらに?」

 

「え?クラスの生徒は全員確認しましたが……」

 

瞬間、私達が立っていた紋章が再び光出した。広間を出ようとしていた生徒達も足を止める。

刹那の光と共に2つの影が現れる。

 

向かい合った椅子に腰をかけ、足を組んで優雅にティーカップを持ち上げで飲んでいる男女の姿。

このクラスのものでは無い。女性の方はすらっとした足を大胆に広げ、青いドレスを見に纏い、金色に輝く長い髪を2つに結んで流した、10人中10人が美人だと言う美貌の持ち主。

そして男の方。黒い短い髪にラフなTシャツとジーパンという女性の方と全く釣り合ってない格好。キリッとした表情と着込んでいる服の差が激し過ぎて違和感を覚える。

 

「ねぇ、()()。いきなり眩しくなったと思ったらなんなのここ。ローマでもないのに彫刻がそこらじゅうにあるわ」

 

「うおー、すげーよソフィア。俺たちいつの間にか転移なんて魔法使ってたみたいよ」

 

「ほぇー、これが転移ですの?確かに一瞬で場所が変わりましたが、少々お目目に負荷がかかりますわ」

 

「そうかいそうかい。それよかソフィアさんや。英国淑女はそんなに紅茶を音立てて飲まないぞ。ジャムでもぶち込もうか?」

 

「ロシアの風習をぶち込まないで頂けますか?私は誇り高き英国淑女、ソフィア・オールドレーズンですわ。馬鹿にしないで頂きたいですわ」

 

「けどさぁ、口の周りにそんだけ食べかす付けてたら英国淑女(笑)ってなるよ」

 

「よしゃ決闘ですわ。生憎手袋は持ち合わせておりませんので、平手打ちで果たし状ですわぁ!!」

 

「あっぶねお前っ、それやったら戦争だろうが!!」

 

「黙らっしゃいっ。今日こそその表情を泣きっ面に変えて差し上げますわ!!」

 

「ハッ、ブーメランにして返してやるよ!!」

 

何やら騒々しくなった2人の雰囲気。

私はその片方、男の方をずっと見つめていた。

間違える筈がない。あの目と変わらない髪型。そして圧倒的なファッションセンスの無さ。間違いなくこの場にいるはずもない()なのだ。

 

 

()!!」

 

 

私はそう叫ぶ。

こっちに気付いたのか、彼は私を見つけると目を見開いて紅茶を飲んだ。

 

「え?なんで居んの?」

 

私は、彼の姿に今日一番の安心を感じだ様な気がした。




今作のかおりんは雫ちゃんと共に押しどが強化されております。
よって、原作よりも南雲くんにグイグイ行ってハジメくんの精神をゴリゴリ削っております。

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。