紅茶提督に転生したと思ったらガンダムじゃなく宇宙戦艦の世界だった。
自分でもよく分からないこの状況…ただ…よく分からない状況だったかま、それでも、宇宙戦艦の世界がガンダム世界以上にヤバいのは分かっていたので、色々やってみた。
おっと…まず私の自己紹介をしなければならないな。
私は前世では宇宙戦艦とガンダムをこよなく愛した社畜だ。
社畜やってたから死んだ訳だが…そして西暦2199年1月現在…
地球連邦防衛宇宙軍 欧州管区宇宙艦隊司令 グリーン・ワイアット少将として私は生きている。
しかも…メ号作戦に駆り出されている。
沖田よ、なぜ私の艦隊を連合艦隊に組み込んだ!?
いや、わかっている。
動かせる艦隊を総動員しての総反攻作戦…と見せかけての陽動だと言う事は…そして、私が欧州管区宇宙艦隊の総指揮官として沖田の地球連合艦隊に参加させられているのも私に原因がある事もわかっている。
ガミラス艦隊に対し、第一次火星沖海戦では潰乱し、蹂躙されていく味方の艦隊を何とか纏め上げ、包囲されつつある状況から辛うじて撤退を成功させたり、第二次では沖田提督の艦隊と一緒に戦って……敵艦隊に対してある程度の打撃を与えたり、遊星爆弾をサーチアンドデストロイしたりしてたけども……。
マゼラン級とサラミス級が出来て良かったですはい。
じゃなかったら原作みたいに簡単に蹂躙されて終わるところだったわ…。
いやー私頑張った。(真田さんが頑張った)
私の説明でミノフスキー粒子とかその他諸々何とかした真田さんすげーわ。
おっと…そろそろ作戦空域に着くな…
この世界に転生して50年近くたちやっと原作開始に辿り着いたのだが…実感は薄い。
その理由は解る。
既にこの世界こそが私にとっての現実であり、かつて…前世では捨てられなかったものを捨て父となれたこの世界こそが今、私の守らねば成らぬ世界だからだろう。
さて、原作をぶっ壊そうか…
西暦2199年1月
メ号作戦発動
作戦投入戦力(連合艦隊構成
極東管区宇宙艦隊 司令 沖田 十三中将 (作戦総指揮官)
金剛型宇宙戦艦 霧島
マゼラン級宇宙戦艦 三笠 敷島
村雨型巡洋艦 8
磯風型駆逐艦 12
欧州管区宇宙艦隊 司令 グリーン・ワイアット少将(作戦次席指揮官)
改マゼラン級宇宙戦艦 キング・ジョージ5世
マゼラン級宇宙戦艦 レナウン レバレス
サラミス級巡洋艦 サラミス
磯風型駆逐艦 6
北米管区宇宙艦隊 司令(臨時) ブライト・ノア 大佐
改マゼラン級 ワシントン
サラミス級巡洋艦 ウィチタ
村雨型巡洋艦 ハワイ
磯風型駆逐艦 7
冥王星宙域にて、合計43隻の地球聯合艦隊と、ガミラス帝国銀河方面軍太陽系制圧艦隊との戦いの火蓋が切って落とされた。
「敵艦隊確認…超弩級宇宙戦艦1、戦艦7、巡洋艦22、駆逐艦 多数 高速で接近中」
「作戦総旗艦より入電、全艦隊戦闘準備のうえ作戦行動に入れとの事」
「ふむ…時間にぴったりだな…やはり、紳士は時間に正確でなくてはな……全艦戦闘準備、極東艦隊が戦闘開始と同時に敵艦隊へ仕掛ける!北米艦隊の動きに注意し、行動せよ!」
かくして冥王星海戦と呼ばれる戦いが始まる。
「司令!極東艦隊の損耗率80%を超えます!我が艦隊も既に半数が壊滅!北米艦隊にも被害甚大!」
「北米艦隊と極東艦隊の支援に入る!全艦敵艦隊に向かって突入せよ!」
「司令!?」
「これも紳士の嗜みだよ、奴らは既に勝った気でいるだろう…この期に奴らの出鼻を挫き、撤退する。敵が勝った気になったその時が一番良いタイミングなのだよ」
その言葉通り、ワイアット率いる欧州管区宇宙艦隊の突撃により、既に勝利を確信していたガミラス艦隊は狼狽し、同士討ちなども頻発し被害を増加させた。
さらに、その激戦の最中に太陽系内に侵入してきた未確認物体を北米艦隊が
この時のガミラス艦隊は約3分の1の戦力を喪失していたのだが、その損害を与えた本人に自覚が無い。
そしてこの時点で、太陽系にいるガミラス軍は、ワイアット(名前までは知らないが)の抹殺をより真剣に考えるようになっていた。
本人は知らない方が幸せであろう…。
地球聯合艦隊 残存艦艇
極東管区宇宙艦隊
旗艦 霧島
駆逐艦 雪風
欧州管区宇宙艦隊
旗艦 キング・ジョージ5世
マゼラン級戦艦 レナウン
駆逐艦 レーベレヒト・マース 、マックス・シュルツ
北米管区宇宙艦隊
旗艦 ワシントン
駆逐艦 ジョンポール・ジョーンズ、シャイロー
そして、その後、ワイアットは、宇宙戦艦ヤマトが飛び立ち、冥王星基地を壊滅させ、イスカンダルへ向かい、さらに帰還するまでの間…やけくそになった残存ガミラス艦隊との死闘を演じる羽目になるのだが……彼はそれでも紅茶があれば大丈夫だろうと思う。