「お爺ちゃん!この本にお爺ちゃん載ってる!かっこいい!!!」
今年小学校を卒業する孫娘がそんな事を言いながらとある本を持って私の元へ駆け寄ってくる。
私は孫娘が差し出したそれを受け取り、孫娘と一緒に目を通していく。
孫娘と触れ合う貴重な時間…紅茶を飲みながらゆっくり過ごすのは悪くない。
明日からまた艦隊を率いてまたDQN異星人を片付けに行かないとならないので、今は私はこの時間を噛み締める…。
本の題名は【特集・ガミラス戦役後期の傑作艦、傑作兵器解説】
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本誌では、ガミラス戦役後期に登場した傑作艦を紹介して行こうと思います。
まずは宇宙戦艦から。
ヤマト型宇宙戦艦
全長 333.00 m
全幅 43.60 m
艦載機 36機+α
機関 次元波動エンジン×1 補助 ミノフスキー複合核融合推進機関×2
武装 艦首次元波動爆縮投射機(波動砲)×1、48cm三連装衝撃砲×3 、20cm三連装衝撃砲×2、煙突型VLSミサイル発射機8セル、艦首ミサイル発射管2門×2、舷側ミサイル発射管×2、連装対空パルスレーザー砲多数、3連装対空パルスレーザー砲小数、4連装対空パルスレーザー砲多数、側面機雷投射機
波動爆雷投射機、艦底部垂直投下爆雷、艦首対エネルギー弾撹乱膜散布装置
補足
建造開始当初は極東管区主体の地球脱出計画、通称イズモ計画で設計された艦であったが、後にイスカンダル星の技術供与を経て、脱出計画からイスカンダル星へ放射能除去装置を取りに行き地球を救うと言うヤマト計画に引き継がれ完成した艦で、かの沖田十三元帥が指揮をとり、見事に任務を完遂した。
恒星間航行を地球で初めて成功させた艦の一隻であり、初の波動エンジン搭載艦でもある。
ガミラス戦役後は改装を受けて外周艦隊旗艦となり、現在は記念艦となり、日本州呉市のミュージアム大和にて余生を過ごしている。
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ヴァンガード級宇宙戦艦
全長398m
全幅171m
機関 次元波動エンジン×1 、ミノフスキー複合核融合推進機関×6
武装 51cm連装衝撃砲×5、20cm単装衝撃砲×8基 、艦底部格納型波動砲×1、12連装ミサイルランチャー×2基、4連装パルスレーザー砲×12機 、連装パルスレーザー砲多数、対エネルギー弾撹乱膜散布装置
艦載機 4〜6(偵察機又は救命艇)
補足
ワイアット少将(当時)の働きかけにより、イズモ計画派に対抗して欧州管区が独自にガミラスに対抗できる艦をと計画したのがこの艦である。
イズモ計画がヤマト計画に変更された際にはすでに艦体は完成していた。しかし波動エンジンの搭載は出来たが、補助となるミノフスキー複合核融合推進機関の生産が間に合っておらず、乗員は地上で訓練を積むしかなかった。
ヤマト発進後にやっと完成したが、その後は試験航海=実戦と言うヤマトと同じ運命を辿る。
ガミラス戦役に置いて、本艦の主砲がガミラス軍のセルグート級の正面装甲を数発で撃ち抜いたとの記録が残る。
宇宙戦艦ヤマトに遅れる事約数ヶ月で、単艦でイスカンダルへ向かうヤマトを援護するために英雄と呼ばれるワイアット少将自ら指揮をとり、艦隊を編成してヤマトの後を追い出航し、ヤマトと共に帰還している。
現在では大改装を受け、ワイアット中将の座乗艦として地球連邦防衛宇宙軍航宙艦隊総隊旗艦となっている。
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改二型マゼラン級宇宙戦艦
全長 327m
全幅 94.5m
全高 72m
武装・40cm連装衝撃砲×2、20cm単装衝撃砲×3、4連装パルスレーザー砲×2、連装パルスレーザー砲×16、対艦ミサイル発射管×4、多目的ミサイル発射管×2、対エネルギー弾撹乱膜散布装置
艦載機 16機+α
機関 次元波動エンジン×1、ミノフスキー複合核融合推進機関×2
補足
西暦2180年代後半に発表された第二次地球連邦防衛力整備計画に基づき欧州管区にて計画、設計されたマゼラン級を改装した改マゼラン級に更に次元波動エンジンを搭載した艦であり、更に後部の砲塔を完全に無くす替わりに、艦載機搭載能力と指揮通信設備が強化されている。
ヴァンガードを旗艦とする艦隊に同級のコロラド、ナガトの2隻が参加し、任務の完遂に貢献した。
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巡洋艦である。
モガミ型宇宙巡洋艦
全長 292m
全幅 133m
武装 20cm連装衝撃砲×2 、ミサイルランチャー×6、側方ミサイルランチャー×6、後方ミサイルランチャー×4、4連装パルスレーザー砲×2、連装パルスレーザー砲×12 、対エネルギー弾撹乱膜散布装置、展開格納型波動砲×1
機関 次元波動エンジン×1(噴射ノズルは2つ)、ミノフスキー複合核融合推進機関×4
補足
ヴァンガード級と同時期に就航、次元波動エンジンを初めから搭載予定で建造された最初の艦であり、ヴァンガード麾下の艦隊に配備され、イスカンダルへの往復を成し遂げた。
なお、巡洋艦でありながら戦艦並みのサイズを誇り、諸外国、特にガミラス帝国は本級を地球軍の戦艦であると認識しているとの事である。(ガミラスの地球の情報収集時に金剛型宇宙戦艦が全長205mであったとの情報をガミラスが入手していたことからこの認識となったと思われる。サイズについて、ガミラス側が300m以上と誤認したとの説も一部にある)
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改サラミス級宇宙巡洋艦
全長 220m
全幅 62.2m
武装・20㎝衝撃砲×6 連装ミサイルランチャー×2、連装大型ミサイル発射管×6、対エネルギー弾撹乱膜散布装置 連装パルスレーザー砲×8
艦載機 2〜3(偵察機又は救命艇)
機関 次元波動エンジン×1、 ミノフスキー複合核融合推進機関×1
補足
サラミス級に次元波動エンジンを搭載し、偵察機などの運用能力と、メインエンジン以外の補助機関を装備した艦である。
補助機関はメインエンジンの両サイドに噴射ノズルが設置されている。
イスカンダルへ向かうヤマトを援護するため追いかけるワイアット少将の艦隊に同級のサンプソン、アラスカの2隻が参加、サンプソンが地球への帰路での所属不明艦隊との戦闘で撃沈されている。
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読み終わり、私は本を閉じる…孫娘は私の膝で眠ってしまった。
寝顔かわいい!!!
明日退役願い書こう!もう10回くらい破かれてるけど書こう!いや書く!そして退役出来たら孫と紅茶畑でのんびりするんだ!