【完結】害虫生存戦略   作:エルゴ

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 大学入試共通テスト二日目なので初投稿です。
 ぼくは受験生ではないので「受験に疲れたホモへ」を無限に再生しています。


第67話「嫌い・進化」

 

 

 死ぬのは怖い。死ねば何も見えない、聞こえない、触れられない、感じない。死んだ後に行くところは虚無だ。

 

 俺にとって、死はいつも身近にあった。少し遅めの痛い妄想などではなく、本当に。

 『織斑計画』の失敗作として施設にいた頃は言うまでもないが、束様に拾われてから今日に至るまでも、死が見えなくなることはなかった。

 

 研究者が、とある軍隊が、とある秘密結社が、束様が、見知らぬ誰かが、俺を殺しにきた。銃だったり刃物だったり、戦車だったりISだったり。実験のため、防衛のため、興味本位で、訳もわからず。ずっとそれの繰り返し。

 それでも俺は死ななかった。傷は治され、敵は排除され、庇護下に置かれ。どうにか命を繋ぐことができている。

 

 俺は絶対に死にたくない。最低でも平均寿命くらいは全うしたいし、できるものなら不老不死だってアリだ。普通の人間なら誰だってそう考えるだろう。自ら死にたいなんて考えるのは余程追い詰められた者かただの馬鹿だ。

 

 だから俺は生きるためだけに自分を矯正した。施設では従順な被検体(モルモット)、束様の元では使える道具、学園ではそれなりに良き友人。自分を偽り、他人を偽ることに何も感じなかったと言えば嘘になるが、変えようとは思わなかった。それが正しいと信じていたから。

 

 

 つまり『九十九透』という生物の生涯は、死から逃げ続けているというわけだ。残念ながら、未だ逃げ切ることはできていないが。

 失敗もあった。身体は傷つき、心は痛んだ。けれど俺はまだ生きている。だからそれでいい。死ななければ、俺という存在が終わることはない。

 

 九十九透は前に進まない。

 

 

 そして俺は、織斑一夏が嫌いだ。

 過去を思い出させる顔が、多くの人を惹きつける在り方が、どれだけ傷つこうとも折れない意思の力が、逆境を跳ね返す強さが大嫌いだ。

 奴の面を見れば見るほど、その正しさと俺の醜さを比べて反吐が出そうになる。

 

 

 篠ノ之箒が嫌いだ。

 凛とした立ち振る舞いが、たった一人の男を信じ続けられる一途さが、姉の支配から抜け出した精神が、コンプレックスの塊から強く成長した姿が大嫌いだ。

 どうしてあの姉に勝とうだなんて考えるんだ。頭がおかしいのか。

 

 

 セシリア・オルコットが嫌いだ。

 貴族としての気高さが、才能に甘えず努力する姿が、呆気なく死んだ両親を尊敬する想いが、敗北をバネとする強さが大嫌いだ。

 どうして驕りを捨てられた。ノブレス・オブリージュは命より優先できることなのか。

 

 

 凰鈴音が嫌いだ。

 考えるより先に動ける行動力が、自分の主張をはっきりと言える性格が、くよくよ悩まない明るさが、努力で才能に食らいつく執念が大嫌いだ。

 どうして敗北しても諦めない。その努力が無駄になるとは考えないのか。

 

 

 シャルロット・デュノアが嫌いだ。

 何事もそつなくこなす器用さが、偽った素性を明かしても直ぐに打ち解けられる人当たりの良さが、本心を隠しながら上手く人と付き合う能力が、それでいて時に大胆となる強かさが大嫌いだ。

 妾の子が何だ、救おうとしてくれる人が沢山いて羨ましいよ。

 

 

 ラウラ・ボーデヴィッヒが嫌いだ。

 才能をへし折られても再び力を手にする向上心が、戦いの道具から人間に戻れた経緯が、部下に尊敬される人望が、自らを正しいと信じられる自信が大嫌いだ。

 同じ試験管から生まれた被検体(モルモット)だっていうのに、俺とお前の差は何なんだ。

 

 

 更識簪が嫌いだ。

 内気に見えて秘めた芯の強さが、専用機を放置されようが一人でも作り上げようとする覚悟が、優秀な姉と並び立とうとする気概が、それを大言壮語で終わらせない努力が大嫌いだ。

 お前みたいな優秀なやつ、助けなきゃよかったんだ。

 

 

 ……更識楯無が嫌いだ。

 ふわりとした水色の髪が、ルビーのような瞳が、好き勝手に人を振り回しておきながら憎まれることのないカリスマ性が、『人たらし』とも呼ぶべき人心掌握能力が、ふざけた態度で幾つもの考えを巡らせる思慮深さが、時折見せる優しい表情が大嫌いだ。

 あなたさえいなければ俺は迷わなかった。もっと上手くやれたんだ。頼むから、俺の心に入って来ないでくれ。

 

 

 皆、みんな、大嫌いだ。

 希望を抱いて前に進むその姿が、絶望から後退りしている俺には眩しすぎるから。

 

 

 

 

 

 

「は、え……?」

「光が、消えた……?」

「《権能歪曲(Code):災厄の黒(Black)》。見ての通り、『(お前ら)』の力を封殺させてもらった』

 

 必殺の一撃、最後の切り札である《権能行使(コード):皇の白(ホワイト)》の光を一瞬にして掻き消された一夏は呆然として俺に突き立てた右腕を見る。

 神だ何だと言われようが、結局《権能》もプログラムの一種。黒片に含まれるナノマシンを介してコードを歪め、捻じ曲げ、正常な機能を失わせれば容易く無効化できる。故に歪曲。『Venomic The End(単一仕様能力)』を基盤に改()した対権能悪性プログラムだ。

 

「これが『正解』の形。……で、いつまで呆けているつもりだ?』

「はっ──抜けない!? 」

「隙だらけだったからな。絡み付かせてもらったよ……こうすれば、躱せないよな?』

「ッッ───!!」

 

 右腕に黒片を食い込ませて拘束し、身動きが取れなかなったところで無数の黒片を浴びせる。

 《権能》の無効化を確かめられた今、もう至近距離のこいつを恐れる理由はない。ここで仕留める。

 

「がっ、う、ぐぐぐぐ……」

「離れろっ!」

「おっ……と』

 

 あと一息で殺せるというところで、不可視の弾丸──《衝撃砲》が俺達の間に炸裂する。余波で黒片が散り、一夏の拘束が解ける。

 

「一夏、大丈夫!?」

「いてて……はい、まだやれます」

「チッ、割り込みするなよ、お前ら全員忘れずにやるからさ』

 

 そのまま落下していった一夏はデュノアがキャッチ。さすがに指を咥えて見ているだけではないか。

 まあいい。先程のと合わせて相当量のダメージは入ったし、やることは変わらない。

 

「刻んで、叩いて、押し潰す……それだけだ』

 

「《CatastroFear:Arachne(王蜘蛛)×Arachne×Arachne×Golden Dawn(黄金の夜明け)×Ant()》』

「はぁっ!?」

「重複までできるのか……」

 

 八本の途中から八本、また更に八本と枝分かれさせ、【黄金の夜明け(ゴールデン・ドーン)】の大型テールクローを模した機構に引き続き《Ant()》のパワーアシストを加えた。これで合計五百十二本の装甲脚──いや、これはもう腕だな。

 この数ともなると流石に一本は細くなったが、それでも【黄金の夜明け(再現元)】と同等以上のサイズだ。

 

「一人当たり六十四本……今度は捌けるかな?』

「ろくじゅっ……ハッタリでは、なさそうだな」

「確かめるのも億劫になる……」

「もう降参は無しだ。じゃ、いけ』

 

 命令を受けた黒い掌が一斉に襲いかかる。それらに注ぎ込まれた黒片は約六割、到底八人で対処できるような物量ではない。

 白、赤、青、桃、橙、黒、水、碧。色とりどりのISが黒一色に覆われていく。黒い塊の中からほんの一瞬だけ抵抗するような声と音が聞こえたが、すぐさま黒片が立てる雑音で消えていった。

 

「……はぁ』

 

 ばきばき、めきめき、ごりごり、がしゃり。敵だけじゃなく、何か大事なものまで粉々に壊れていくような、ひどく耳障りな音。

 その音が止むまでは目を瞑ることにした。何も考えないようにして。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ん……終わったか』

 

 どれだけ経ったのか、数多の腕は動きを止め、不快な音がしなくなった。

 目を開けばそこに見る影も無くズタズタに破損した専用機が浮いている。誤って中身を殺さないように設定したが、意識は残っているかな。

 これはダメージレベルE、搭乗者の生命維持機能を最低限作動させられるレベルの損傷だ。辛うじて残った装甲も小指で突けば粒子に還るか剥がれ落ちるだろう。

 

「……お前らは強かった。比較対象なんていないけど、心からそう思う』

 

 国家代表一人、代表候補生五人、『神』が二人。それでもまだ俺には及ばない。

 きっと今の俺を倒せるのは全盛期の織斑先生(世界最強)くらいのものだろう。寧ろそれ以外でここまで持ったのが不思議なくらいだ。

 

「…………」

「今から三日前の宣言通り、この世界を破壊し尽くす。まずはIS学園、次に各国の軍事施設、そして市街地……それが俺の最後の役割だ』

 

 全ての国へ念入りに、念入りに。無闇に死人は出さず、程よく都市機能が失われる程度で。気は乗らないが、やり遂げなければ解放されないから。

 

「直に束様が来る。そうしたら全員傀儡化されて、生体パーツとして一生を終えることになるだろう。……でも仕方ないよな? 抵抗を選んだのはお前らなんだ』

「…………」

「聞こえてない、か』

 

 徹底的に痛めつけたんだ、まともに会話する余力なんてあるわけがない。

 元より返事を期待して話したわけでもないんだ、後始末は任せて次へ向かうために背を向けた瞬間。

 

 がしゃん、こつ。

 

「……!』

 

 背後で何かが動き、固いものが投げつけられたのを感じて振り返る。

 

「お前……まだ動けたのか!?』

「動けるも何もっ、元気いっぱいだが……?」

 

 そこにいたのはボロボロの【白騎士】を纏う一夏。投げられたのは残った装甲の破片だろうか。

 加減が過ぎたか、それともただの強がりか、その目からはまだ戦意は失われていない。

 

「役割とか言ったな……それが終われば、お前は自由になれるのか?」

「……そうだ。寿命の問題は解決され、世界は変わり、もう誰も俺を殺そうとはしない。これ以上ない理想の形となるんだ」

「はっ……ですってよ、()()()()

()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()?」

「先輩、あなたまで……』

 

 続いて楯無先輩が声を上げる。一夏と同等、いや元の装甲が薄い分それ以上のダメージを負っているはずなのに、どうして動ける。

 いいやそんなことより、看過できない言葉がある。

 

「『クソみたいな理想』とは聞き捨てなりませんね。苦し紛れの挑発でしょうが、軽々しく人の理想を否定するな』

「そっちこそ軽々しくなんて失礼じゃない。私は本気で言ったのに」

「このっ……!』

 

 怒りで頭に血が昇るのを感じる。耳を貸すだけ無駄だと分かっているのに、何故だか引き下がることができない。

 

「確かに世界が変われば、誰も透くんを殺さないかもしれない。けどそれは、透くんに関わる人がいなくなるから。そんな理想は、ただの孤独よ」

「孤独の何が悪い! 一番大事なのは自分の命だ、他人なんてクソだっ!』

「だったら最初から、私たち全員殺しちゃえばよかったじゃない!」

「っ!!』

 

 やめろ。もういい。

 

「それは、殺すなって命令だったからで……』

「命令は一夏くんと箒ちゃんだけでしょう?」

「っ……そうだ傀儡化! 部品(パーツ)として人形になってもらうには生きててもらわないといけないんだ!』

「私たちじゃなきゃいけない理由は? いくら専用機持ちでも代わりくらいいる、なら反抗的な私たちはさっさと殺した方が効率的よ!」

「……! っ……』

 

 やめてくれ。

 

「嫌なんでしょう。本当は」

「違うっ! 俺は、俺はっ……!』

「違わない。だって──」

 

 振り切ったんだ。振り切ったつもりだったんだ。なのに、どうして当たり前のように突きつけてくるんだ。

 

「──透くんは、私たちのことが好きなのよ」

「ぅっ……うううう───』

「お前に孤独は向いてない。だから戻ってこい。今は敵でも、最初から打算の付き合いだったとしても。俺たちは……友達だ」

「黙れぇっ!!!」

 

 耳を塞いで絶叫しても、二人の言葉が突き刺さるのは止められない。右腕が焼けるように痛い。心が破れそうだ。

 やめさせろ。これ以上喋らせるな。もう二度と口を開けないような、絶望を与えて。

 

「──寄越せっ!』

「あっ……《雪片》っ!」

 

 短絡的な衝動に身を任せて、《雪片弐型》を奪い取る。あれほどの攻撃を受けて未だ形を保ったそれは、容易く一夏の手を離れた。

 これさえなければ誰も俺に通じる攻撃は出せない。どれだけ諦めなかろうと、残されるのは口だけと同じだ。

 

「へし折ってやる……勝ち筋も、希望も!!』

「っやめ──いや、()()()()()

「はっ……?』

「そうね。折らせちゃいましょうか」

「──っ!?』

 

 しかし慌てることはなく、寧ろ折らせることを推奨するような態度の二人。

 どうして奪い返そうとしない。脅しだとでも思っているのか?何を考えているのかさっぱりわからない。

 

「二人して馬鹿にするのも大概にしろよ……!』

 

 万力のような力を込められた《雪片》が悲鳴をあげる。いくら丈夫な剣でも、絶対に壊れないようなものじゃない。今の俺なら、こうして思い切り力を込めるだけで破壊できる。

 刀身に入った亀裂が広がる音がする。それでもまだ、俺を止めようとはしない。そして、

 

「これで、終わりだっ!!』

「…………」

 

 ばきぃん。と大きな音を響かせて、最強の名を継ぐ刃は呆気なくへし折れた。

 

「どうだ一夏! これでもう俺を傷つける術はない! 完全なる詰みだ!』

「……ああ、そうかもな」

「知ってるぜ、《雪片》はお前の誇り! 織斑千冬を超えると誓いを立てた剣だ! それを折られて、まだ強がれるのか?』

「いいや? 強がるも何も、平気だからな」

「平気……だと?』

 

 そんなわけがないだろう。俺が知ってる一夏はもっと直情的で、誇り(姉絡み)を傷つけられることに関してはそれが顕著に出ていた。だからこの手を選んだんだ。

 

「そうだな……ちょうど透が裏切る、ほんの少し前の俺なら激昂して飛びかかってたかも。けどな、俺の誇りはもうそれだけじゃない」

「成長したとでも言いたいのか? 嘘だ、人の本質はそう簡単に変わらない!』

「変わったというか、増えたってところかな。誇るものが」

「自分の命しか守ろうとしない君には理解できないかしら?」

「ぐ、……っ!』

 

 二人の言葉を、心を否定したいのに、何も言い返すことができない。それもそのはず、『自分の命にしか興味のない』『理解できないか』……どちらも図星だから。

 

「だが誇りだけじゃどうにもならない! 所詮は負け犬の遠吠えだ! それを今から証明──え……?』

「……きた!」

 

 今度こそ、物理的に二人を黙らせようと差し向けた黒片が突如動きを止める。否、止まったのは黒片じゃない、この右腕だ。

 命令の中枢たる合成コア。()()()()が俺の意思に反発するように停止し、強い光を発している。

 

「力を貸してくれっ! 【()()】ぁっ!!」

『────!』

「嘘だろ、どうして今になって反発する……?』

 

 一夏の呼びかけに応えるように【暮桜】のコアが分離を始める。取り戻された自我は偽りの主を拒絶し、真実の担い手へと向かっていく。

 

「他のコアなら、何度呼びかけたって応えないだろうさ! だがこいつは違う。最初に自らの意思で束さん(あの人)に抗ったこのコアだからこそ、俺の思いに応えてくれるっ!」

「ふざけるな、そんな理屈がっ……クソッ! 戻れ、戻れよ!!』

「それに応えてくれるのは【暮桜】だけじゃない! なぁ、皆!」

「「「その通りっ!」」」

「っ!? お前らまで……』

 

 待ってましたと言わんばかりに全員が声を上げ、こちらは向き直る。

 さっきまで、いや今も死に体だと言うのに何故立てる? どうして、どうして。

 

「忘れたのなら教えてやるよ!」

 

 一夏が勢いよく右手を振り上げ、合わせて専用機持ちが並び立つ。

 

「何度でも立ち上がるのが強さの証!」

「一度や二度の負けはノーカンですわ!」

「告白失敗に比べたら屁でもないっての!」

「これぐらいで折れたら女の子やってられないよ!」

「そう、私たちは諦めが悪い!」

「ねぇちょっとズレてきてない?」

「おいめちゃくちゃじゃねぇか」

「あ、あはは……」

 

 わざわざ並んでまで口にした台詞はてんでバラバラ、しかし恥じる様子はなく、いっそ誇らしげにすら見えた。

 ……ああ、腹立たしい。

 

「ま、そういうことだ。お前がどれだけ強かろうと、痛めつけてこようとも、俺たちは折れない。負けない。絶対にな」

「たかがコア一つ取り返しぐらいで調子に乗るなよ。折れないならば砕くまでだ!』

「忘れたのか? ほら、『素材、経験値、そして同調率』……お前が言ったことだ」

「! まさか、お前も!?』

「素材はまあまあ、経験値はそこそこ、同調率(やる気)は限界突破中! 見せてやる。今、ここで! いくぞ【白騎士】──いや、【白式】っ!」

「私もいくぞっ……【紅椿】!」

 

 【暮桜】から伸びた光は一夏と篠ノ之さんに接続。旧き『神』から新しい『神』へ。光を介して与えられた力が漲り、【双天機神】は新たな姿へと形を変えていく。

 

 

「透! お前は『羽化』して強くなった……だが俺たちは違う! 俺たちは──

 

 

 

 

 

 ──『進化』する!」

 

 

 

 

 

 

 

第67話「嫌い・進化」

 

 

 

 

 




 
 九十九透(メンタルが弱っている)
 更識楯無(↑を理解しているので冷静)
 更識簪(素面)
 その他(殴られすぎて頭がおかしくなっている)

 久しぶりにギャグ書けて涙が出た

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