僕のヒーローシンフォギア   作:露海ろみ

1 / 100
思いついた話を書き殴っております。

お見苦しい点は多々あるとは思いますが、寛大な御心で見ていただければと思います。


1.これは僕と、僕の仲間達が最高のヒーローになる物語だ

緑谷出久は無個性だった。

誰よりもヒーローに憧れて自身のヒーロー、オールマイトに憧れた。

とある事件を機に彼はオールマイトにより、彼の個性「ワン・フォー・オール」を引き継ぐことになる。

 

 

 

「ここは、どこなんだろう・・・」

 

思わず呟いた。だってついさっき寮の自室で眠りについたはずなのだ。それなのに気がつくと街中に立ち尽くしているのだから。

自分の姿を確認すると、いつもの雄英の制服。そして背中にはいつものリュックサック。

夢の中、というにはリアルな光景で思わず頰を抓る。

 

「・・・痛い」

 

痛みを感じる夢だろうか? そんなものは聞いた事がない。

それにこの街は見た事がなかった。少なくとも雄英の近くでは無いはずだ。学校の近くの散策は入学時に終えており、それの何処とも一致しない。

状況不明のなか、彼の鼻腔は嗅ぎなれない匂いを感じた。

 

焦げ臭い。

何かが焼けるような匂いがこの街には漂っている。

直後、サイレンが鳴り響く。

 

「敵(ヴィラン)⁈」

 

出久は慌てて周りを見るがすぐそばにヴィランの姿は見つけられない。

そんな中警報は告げる。

 

『ノイズが出現しました。地域住民の方は指定のシェルターに退避して下さい。繰り返します。ノイズが出現しました。地域住民の方は指定のシェルターに退避して下さい』

 

ノイズ? ヴィランではなく?

というかノイズって?

 

更に状況がわからなくなり混乱する出久の耳に悲鳴が聞こえた。自分のいる所の先からそれは聞こえた。

その瞬間。彼は駆け出した。

 

誰かが助けを求めているのなら、緑谷出久は助けずにはいられない。

何故なら、彼は・・・。

 

 

 

同時刻。

Squad of Nexus Guardians、通称S.O.N.G.の司令室に警報が響く。

オペレーターが報告を入れる。

 

「市街南東にてノイズの反応を確認、現在市民の避難のために警報発令中!」

 

司令の風鳴 弦十郎はその報告を聞き、指示を飛ばす。

 

「シンフォギア装者に出動命令! 被害を最小限に抑えるんだ!」

 

各オペレーターは装者宛に回線を繋ぎ連絡を始めると状況を纏めていたオペレーターの一人、藤尭 朔也が叫ぶ。

 

「司令、最速で向かえるのは立花 響、雪音クリスの両名です!」

「わかった。二人にはすぐに他の装者も合流すると・・・」

「って、えぇ? なんだこれ!」

 

何かを見た藤尭が驚きの声をあげる。

 

「どうした?」

 

同時に弦十郎の見る画面に藤尭からデータが送られる。それを見た彼の目が見開かれる。

 

「これは・・・一体・・・」

 

 

 

出久がその場に着くと、悲鳴の正体は小さな女の子だった。

少女は謎の物体に追い詰められており、今まさに襲われる所であった。

出久はワン・フォー・オールを纏い、飛びかかる。相手がどう見ても人間ではないことに疑問はない。

 

助けなくてはいけない。

 

彼の頭にあったのはその一言である。

 

「離れろぉぉぉぉ!」

 

【5% DELAWARE SMASH!!!】

 

右手一閃。今まさに襲いかからんとしていた一体は炭化し、砕け散る。

その勢いで少女の正面に着地、庇うように手を広げる。

 

「大丈夫⁈」

 

少女を気遣い顔を向けると彼女は涙を溜め震えていた。それを見た出久の口角は無意識に上がり、笑顔となる。

 

「心配しないで!」

 

そして目の前の敵を睨みつける。

 

「必ず助ける! だって・・・」

 

彼は高らかに叫ぶ。

 

「僕が、来た!」

 

 

緑谷出久は個性を得た。

自身の夢の為、オールマイトの意志を継ぐ為に彼は自己を鍛えた。

時には己を顧みず敵(ヴィラン)と戦う。何故なら彼は、もう既に『ヒーロー』なのだから。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。