ちょっと今回はタイトルを変更して説明回のような感じになってしまいました。
シンフォギアGのDVD最終巻、遂に出ましたね
早く第三期出ないかな~♪
私立リディアン音楽院 とある棟
正体不明の人達に連行されてから数分。
車に乗せられ連れてこられたのが・・・。
「それじゃ、ここに入って下さい♪」
明久『は、はい・・・』
緒川さん(名前は車の中で聞いた)に導かれ、エレベーターに入る。
明久『あの・・・』
緒川「何でしょうか?」
明久『僕はこれから一体どこへ連れて行くんですか?』
緒川「もう少しで着きますよ♪」
そう今、明久はリディアンの校内にいた。
暫く付いて行くとエレベーターの中に入った。
緒川「あっ、摑まってないと危ないですよ?」
明久『あっ、はいっ!』
緒川さんにそう言われ、僕はエレベーターの手すりに摑まる。
その時、一緒にいた風鳴さんとばっちり目が合った。
明久『あ、あははははは・・・///』
風鳴さんと目が合い、僕は照れ隠しをするように愛想笑いをした。
翼「ここで愛想は無用よ?」
明久『あっ、はぁ・・・』
風鳴さんにそう言われ、俺は愛想のいい表情を消した。
緒川「しっかり摑まってて下さいね♪」
明久『あっ!はいっ!』
そう言って、緒川さんはエレベーターのスイッチを押した。
すると奏が頭の中に話しかけてきた。
奏〈おい、明久〉
明久〈何?奏〉
奏〈・・・ちびんなよ♪〉
明久『・・・えっ?』
【ガコン!グオオオオオオオオオオオオ!】
『うおおおおおおおおおおおおおおお!!』
緒川さんがエレベーターのスイッチを押した途端、エレベーターがすごい
勢いで下降を始めた。
しっかり摑まれっていうのはこういうことだったのか・・・。
そうやって僕達を乗せたエレベーターは暗い闇の底へと沈んでいくのだった。
・・・因みにちょっとちびりそうになったけど漏らしてはいません。・・・絶対
特異災害対策機動部二課
緒川「司令、例の少年を連れて参りました」
自動ドアを開いて、緒川さんがそう声をかける。
「うむ、ご苦労。緒川君」
その声に反応して赤いシャツを着た男性が姿を現した。
この人が緒川さんのいう司令官なのだろうか?
「彼が吉井明久君か?」
緒川「ええ、間違いなく彼が吉井明久君です」
「ほぉ・・・」
言いながら、司令と呼ばれた男性が目の前に歩み寄った。
「・・・」
明久『・・・(す、すごい威圧感・・・。・・・鉄人よりも威圧感があるよ)』
僕がそんなことを思ってると、司令は僕の頭の上に勢いよく手を置いた。
「そうかそうか君が吉井明久君か!確かにいい目をしているな!」
言いながら、バンッバンッと頭を叩いてくる。
ち、縮む・・・身長が縮んじゃうぅ・・・。
緒川「司令、そこまでにしてあげて下さい。彼、困ってますよ?」
緒川さんがそう言って、止めに入ってくれる。
「おっと、すまんすまん」
やっとのことでごつごつとした大きな手が頭から離れる。
「ようこそ特異災害対策機動部二課へ!私が責任者の風鳴弦十郎だ!
よろしく頼むな!吉井明久君!」
司令が僕に高らかにそう言ってくる。
ていうか、ここでは愛想は無用じゃなかったけ?司令官愛想MAXですよ?
明久『・・・』
僕は風鳴さんのほうに目をやる。
翼「・・・///!」
しかし、僕と目が合った風鳴さんは顔を赤くさせながらぷいっと目を逸らしてしまった。
もしかして僕って嫌われてるのかな?
明久『あの、二課って・・・?』
弦十郎「ああ、ここは人類共通の脅威とされる認定特異災害ノイズと対抗するために設立
された特務機関なのだ!」
明久『特務機関・・・?そんな人達がどうして俺をここに連れてきたんですか?』
僕は一番聞きたかった疑問を司令に投げかけた。
弦十郎「それは、君の持っている力に我々は興味があるからだ」
明久『僕の力?』
弦十郎「ああ、我々は君の持つ力・・・魔法に興味があってな
教えてはくれないか・・・君の力のことを」
明久『・・・』
周りを見ると皆知りたがっている顔をしていた
明久は頭の中で奏に相談をした。
明久〈奏・・・どうしよう。この状況で〉
奏〈良いんじゃねぇか・・・別に教えてもさ。
あっ!でもあたしのことは言っちゃまずいから、言うなよ?〉
明久〈分かってるよ〉
明久は一度深呼吸をし、落ち着いて最初から話した。
明久『それじゃあ説明します。まず僕はこの世界の人間じゃありません』
翼「この世界の人間じゃない?どう言うこと?」
明久『僕は異世界から来たんだ』
翼「異世界?」
明久『僕は元の世界では日本の文月市の文月学園に通っていたんです。
聞いたことありますか?』
翼「文月市?文月学園?・・・う~ん、聞いた事がないわね、緒川さん」
緒川「今、調べてみますね・・・やっぱりこの日本に
文月市という町はおろか文月学園なんて学校は存在しません」
弦十郎「でっ、その異世界から来た人の世界はどういう所なのかな?」
明久は弦十郎達に自分が元いた世界について話をした。
弦十郎「試験召喚システム、試験召喚獣・・・この世界では存在しない技術だな」
緒川「それにノイズも存在しないなんて、信じられませんね」
明久「まぁ、確かにそうですよね・・・」
こっちの世界で存在している物が違う世界では存在していないのだから
信じられなくて当然だと明久は思った
翼「では、吉井さん・・・」
明久『あの、出来れば名前で呼んでくれるかな?出来れば皆さんも・・・』
翼「分かったわ、じゃあ明久。貴方は何故魔法が使えるの?」
明久『それを話す前に翼さんを襲った怪物…ファントムの事も話します。』
翼「分かったわ、お願い」
明久は翼たちにファントムの事を説明した。
ファントムとは何か、何故人を襲うのか、どうやって生まれるのかと
そしてファントムがこの世界に転移してきた事も含めて説明した
説明していくと話を聞いていた人の殆どがショックを受けた顔になったり
許せないといった顔も出していた。
明久『ファントムに関してはここまでしか今の所分かっていません』
翼「絶望に追い込んだ挙げ句全てを奪って生まれるなんて・・・酷い。」
弦十郎「ファントム…なんて恐ろしい奴らなんだ」
緒川「ちょっと待ってください、翼さんが襲われたという事は
ファントムは今、翼さんを狙っているんですか?」
明久『それは分かりません…奴らの中にも命令を無視して
無差別に襲う奴らもいるので今の所はまだ・・・』
緒川「そうですか・・・」
明久『じゃあ、そろそろ僕が何故魔法を使えるのかを話しますね』
弦十郎「よろしく頼む」
明久『念のために言っときますけど驚かないで下さいね?』
翼「え?」
弦十郎「それはどういう事だ」
明久「実は僕、体の中にファントムを一匹飼ってるからですよ」
「「「え!?」」」
驚愕の事実に3人が大声を出すと、明久は落ち着かせるような口調で言う。
明久「今は僕の体内で大人しくしてるから大丈夫です。
それに僕を殺して出てくる事はありませんから」
緒川「どうして、ファントムが明久さんの体の中に?」
その言葉を聞いて明久は、自分が魔法使いになる原因を作ったあの日の事を思い出した。
空に浮かぶ太陽に月が重なった、日食の日。
地面に走る赤い亀裂。
自分の目の前でたくさんのファントムを生み出し、死んでいった多くの人々。
そんな地獄を思い出して
明久『それは、僕がゲートだったからです』
緒川「え?」
明久『それで、わけの分からない儀式に無理矢理参加させられた』
翼「儀式?」
明久『詳しくは僕もよく分からないんだ。日食の日に起こった事だけは確かなんだけどね』
明久『その儀式で、たくさんの人達が僕の目の前で強制的に絶望させられて、
ファントムを生み出して死んでいったんだ。僕は自分のファントムを抑えこんで
なんとか生き延びる事が出来たけど、生き残ったのは僕1人だけだったんだ」
三人「「「……!!!」」」
告げられた事実に、三人は絶句した。
明久「生き残った僕の前に現れたのは、白いローブを纏った白い魔法使いだった」
翼「白い魔法使い?」
明久「ああ。その人は僕に言ったんだ。お前は魔法使いになる資格を得た。
頼むこの指輪と君の力でファントムからこの世界の人々を守ってくれ。
ファントムを倒せるのは魔法使いだけだ。
それで僕に指輪とベルトをくれて、僕は魔法使いになったんだ」
三人「「「………」」」
あまりに壮絶な過去に、三人は何も言えなかった。
特に翼は自分が体験したファントムへの恐怖感や五年前の奏を失ったあの悲しみよりも
辛い体験をしたにも関わらず明久は奏と同じように多くの人々を救ってきた
その姿が翼には、とても輝いて見えた
翼〈・・・この人はそんな辛い思いをしたのに人々の為に今まで戦って来たんだ
いつ化け物になってもおかしくない身体で・・・ずっと、ずっと〉
明久「そういうわけで、僕は今もファントムと戦っている。
ファントムを倒せるのは、この世界で僕だけなんだ。
それに僕はもう誰にも絶望をしてほしくないんだ
あんな目に遭うのは、僕だけで充分だから」
こうして明久の説明は終わり翼も十分聞いて満足したのか席を立ち、すると今度は
司令が座り、真剣な表情で僕に頼んできた。
弦十郎「明久君・・・辛いことを聞かせてしまい本当に済まなかった。」
すると弦十郎は頭を下げて謝罪をした。
明久『いえ、良いんですよ事実ですから』
弦十郎「そうか、ありがとう。では本題に入ろうか・・・
我々と共に戦ってはくれないか?特異災害対策機動部には君の力が必要なんだ」
緒川「僕からもお願いします」
翼「・・・」チラッ、チラッ
明久『ん?』
翼「ッ!///」
翼はチラチラとこっちを見ようとしているが視線が合うと顔を真っ赤にして
そっぽ向いてしまった。
だが明久は司令にもう一つ聞きたかった疑問を口にした。
明久『あのその前に、翼さんが纏っていた鎧みたいなあれは一体何なんですか?』
「それは私が説明しましょう~♪」
そう言って、高らかに声を上げたのは白衣を着た眼鏡の女性だった。
弦十郎「そ、そうだな。了子君、よろしく頼む」
了子「はいは~い♪」
了子と呼ばれた女性は司令にそう言うと、俺に元に歩み寄って説明を始めた。
了子「まず初めに聖遺物について説明するわね♪
聖遺物は世界各地の伝説に登場する超古代の異端技術によって作られた結晶で、現代の技術
では製造不可能なすご~ぐ希少な代物なの。
そして翼ちゃんが纏っていた鎧は「天羽々斬」という聖遺物と適合した姿なの
適合者は、シンフォギアを使える者、つまりここでいう翼ちゃんのことね。
そして、天羽々斬は翼ちゃんの歌によって活性化し、エネルギーに還元された後に
あのような鎧の形で再構成される第1号聖遺物のことよ♪明久君、お分かり?」
明久『はい!』
了子「あら、理解が早いのね。お姉さん、驚いちゃったわ」
弦十郎「うむ、俺も少し驚いてしまっ・・・」
明久『全く分かりません!』
【ズコ―――――――――ッ!】
俺がそう意気込んで言うと、皆は一斉にずっこけてしまった。
ところどころから「だろうな・・・」、「でしょうねぇ・・・」という苦笑の声が聞こえてくる。
翼さんのほうを見ると、額に人差し指を当てて呆れ顔をしている。
明久『えっ?皆さんどうしたんですか?』
了子「ちょっ、ちょっと、難し過ぎましたね?」
弦十郎「はっはっはっ!そう来たか!はっはっはっ!」
立ち上がった了子さんは苦笑、司令は何故か大笑いしている。
僕、何かウケるようなこと言ったかな?
「改めて、協力してくれるな?明久君」
僕は、再び真剣な表情で聞いてくる司令の言葉に対して・・・。
明久『はいっ!こちらこそ宜しくお願いします!』
コクン、と力強く頷いた。
次回予告!
翼がゲートで絶望のピンチ!!
そして、彼女を救うのは・・・
明久「確かに翼の力は与えられた力だ。でもお前なんかに翼の何がわかる。
この子は・・・何かを成し遂げ・・・何かを守る為・・・防人として貫く為に
そして・・・この世界の希望の為に戦って来た立派な女の子なんだ!
それが風鳴 翼だ!!お前に翼の価値観を決める資格はないんだよ!!
「お前は一体何なんだ!?」
「唯のお節介な魔法使いさ!覚えておけ!」
次回!僕とシンフォギアと指輪の魔法使い!
『第4話 約束 Part2』
明久「もし本当に絶望に堕ちそうになったら…僕が君の最後の希望になるよ」