ご注文は記憶ですか?   作:榎田 健也

7 / 8
 もしよろしければ、感想、評価等をよろしくお願いします。

 温かいお言葉はやる気に、厳しいお言葉もやる気になります。


 桃弾頭さん、時間遡行者さん、すふぃあさん、未雷日機さん、感想ありがとうございます!

 久しぶりの投稿になってしまいました。開始から約半月にしてようやく一日目が終了。梅斗君が記憶を取り戻すのはいつになるのか……。

リハビリにあすみる部、書いてます。読んでくださいお願いします何でもしますから!(なんでもするとは言っていない)




第七羽「ご注文はバイト一日目終了ですか?」

「お疲れ様、もう上がっていいよ」

 

「「「お疲れ様でした」」」

 

ふう、長い一日だった。具体的には5話、文字数は11433くらい。はやく風呂に入ってだぶだぶのジャージで寝たい。おっさんか。

 

「あっ、梅斗。更衣室お先にいいぞ」

 

お、ありがたい。だけど、俺は風呂にも入りたいし、何より俺はここに下宿している。もう夕方だし、美少女二人は暗くなる前に早く帰った方が良いだろう。

 

「いや、後で大丈夫ですよ。ちょっと部屋に取りに行くものもありますし、ごゆっくりと」

 

「ああ、悪いな」「ありがと~梅斗くん」

 

二人を見送り、タカヒロさんと二人きりになる。だが、特に話すことも無い。風呂の承諾を得るだけだ。一応、住み込みの身だからな。

 

「タカヒロさん、風呂入っていいですか?」

 

「ああ、構わない。……下着は頼まれたように買ってきたよ」

 

昨日、部屋に案内してもらったついでにジャージを何着か貸してもらい、明日の日中に下着を買ってきてもらうように頼んだ。ジャージはともかく、ダンディと下着を共有するのはお互い嫌だろう。快く引き受けてくれた。ちなみに昨日は、何故か着ていたダサTとジーンズの格好でベッドの上で寝てしまった。

 

「ありがとうございます、この服は……?」

 

「ああ、シャツと下着は洗濯機の中にでも放り込んでくれたまえ。それ以外は……畳んで明日も来てくれ。……週末洗濯するから、後で渡す除菌スプレーを使うように」

 

やけに親切なんだよな、この人。娘さんに対して過保護なだけで、実は良い人なのかもしれない。第一印象で少し苦手だと思ってたんだが、これなら――

 

「ああ、そうだ――」

 

ん? 何だ?

 

「チノの部屋はドアに指紋認証と虹彩認証がかかっているから、そのつもりで」

 

 

…………やっぱりこの人苦手だ。

 

 

 

※ 男の風呂シーンは需要が無いのでカット

 

 

 

「あ~さっぱりした」

 

タオルを肩に掛けてお茶を呷る。温めた身体を、冷たいお茶をちびちび飲んで冷やしていくのが心地よい。一気に飲むと身体が冷えそうだからな。

 

「はひょ~~~」「あれ、梅斗くん」

 

…………え? 何でいるの?

 

「どうしたんですか、こんなところで」

 

「私もここに下宿してるの! ここでは先輩じゃないから敬語じゃなくていいよ」

 

ある意味ラッキーというかアンラッキーというかなんというか。で、敬語じゃない、と。さん付けは何故か違和感があるし、ちゃん付けや呼び捨ては恥ずかしい。ふむ。

 

「なんて呼べばいい?」「ココアって呼んで!」

 

よりによって。恥ずかしいんだけど。まあ、良い機会であると考えよう。

 

「わかったよ、ココア。で、今日の夕飯なんだが……どうした?」

 

「あ、いや何でもない……ば、晩ごはんだね! どうかしたの?」

 

ん? 挙動不審だな。顔も少し紅い。まあ何でもないのならいいんだが。

 

「担当とかあるのか?」

 

「今日は私の担当なんだけど、チノちゃんはタカヒロさんが作ったのを食べたらしいし、タカヒロさんも仕事だから……私達だけだね。何食べたい?」

 

 

Q.何を食べたいですか?

A.自分の好きな食べ物覚えてないからとりあえずココアを食べたい。

 

 

素直すぎるな。ふむ。……ああそうだ。

 

「メニューの軽食を作れるようになりたい。教えてくれないか」

 

俺は、タカヒロさんの娘「チノちゃん」のシフトの穴を埋めるために働いている。なのに戦力外ってのは駄目だろう。

 

「いいよっ! じゃあ、今日の晩ごはんはナポリタンにしよう!」

 

ナポリタン……そういえばメニューにあったな。今日は注文されなかったが、明日は分からない。ココアにいい所を見せたいし(教わる身ではあるが)、本気で覚えよう。

 

「まず、お湯を沸かす。けっこう時間がかかっちゃうから、その間にパスタソースを作るの。えっと材料は――」

 

冷蔵庫を開けるココア。俺もちょいと覗き込む。

 

「おお……」

 

流石というべきか、当然というべきか、食材は充実していた。飲み物、卵、肉、魚、調味料、スイーツ……その他諸々があった。

 

「それでね――」

 

 

 

 

結論から言うと、俺はナポリタンとカルボナーラ、バター醤油、ミートソースのパスタを食べて。理由は簡単。ココアが作りすぎてしまったのだ。

 

『ど……どうかな?』

『なんだこれうめぇ!』

『わ~い、それじゃあもっと作るね!』

 

を三回繰り返した。ココアはナポリタンとカルボナーラを半分こをして食べたのだが、お腹いっぱいになったらしく、後は俺が食べるのをずっと見ていた。正直、俺もその時点で満足だったのだが、苦しくなるまでどうだったかを聞かれて旨いとしか言わなかった。事実、旨かったし。そして苦しくなり、旨さを感じることすら困難になったところで、俺はもう無理だと言ったのである。

 

「そういえば、ナポリタン以外のパスタってメニューにあったか……?」

 

誰もいない部屋で――強いて言えば自分への問いかけを呟く。……まあいいか、旨かったし。

 

 

考えるのを放棄して、俺は目を閉じた。




実を言うと、

「いいよっ! じゃあ、今日の晩ごはんはナポリタンにしよう!」

までの書き溜めが残っていました。一体、あの頃はナポリタンで何をしようとしていたのか……全く思い出せません。


そして二日目からの構想も、全く思い出せません。さてどうしよう。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。