温かいお言葉はやる気に、厳しいお言葉もやる気になります。
桃弾頭さん、時間遡行者さん、すふぃあさん、未雷日機さん、感想ありがとうございます!
久しぶりの投稿になってしまいました。開始から約半月にしてようやく一日目が終了。梅斗君が記憶を取り戻すのはいつになるのか……。
リハビリにあすみる部、書いてます。読んでくださいお願いします何でもしますから!(なんでもするとは言っていない)
「お疲れ様、もう上がっていいよ」
「「「お疲れ様でした」」」
ふう、長い一日だった。具体的には5話、文字数は11433くらい。はやく風呂に入ってだぶだぶのジャージで寝たい。おっさんか。
「あっ、梅斗。更衣室お先にいいぞ」
お、ありがたい。だけど、俺は風呂にも入りたいし、何より俺はここに下宿している。もう夕方だし、美少女二人は暗くなる前に早く帰った方が良いだろう。
「いや、後で大丈夫ですよ。ちょっと部屋に取りに行くものもありますし、ごゆっくりと」
「ああ、悪いな」「ありがと~梅斗くん」
二人を見送り、タカヒロさんと二人きりになる。だが、特に話すことも無い。風呂の承諾を得るだけだ。一応、住み込みの身だからな。
「タカヒロさん、風呂入っていいですか?」
「ああ、構わない。……下着は頼まれたように買ってきたよ」
昨日、部屋に案内してもらったついでにジャージを何着か貸してもらい、明日の日中に下着を買ってきてもらうように頼んだ。ジャージはともかく、ダンディと下着を共有するのはお互い嫌だろう。快く引き受けてくれた。ちなみに昨日は、何故か着ていたダサTとジーンズの格好でベッドの上で寝てしまった。
「ありがとうございます、この服は……?」
「ああ、シャツと下着は洗濯機の中にでも放り込んでくれたまえ。それ以外は……畳んで明日も来てくれ。……週末洗濯するから、後で渡す除菌スプレーを使うように」
やけに親切なんだよな、この人。娘さんに対して過保護なだけで、実は良い人なのかもしれない。第一印象で少し苦手だと思ってたんだが、これなら――
「ああ、そうだ――」
ん? 何だ?
「チノの部屋はドアに指紋認証と虹彩認証がかかっているから、そのつもりで」
…………やっぱりこの人苦手だ。
※ 男の風呂シーンは需要が無いのでカット
「あ~さっぱりした」
タオルを肩に掛けてお茶を呷る。温めた身体を、冷たいお茶をちびちび飲んで冷やしていくのが心地よい。一気に飲むと身体が冷えそうだからな。
「はひょ~~~」「あれ、梅斗くん」
…………え? 何でいるの?
「どうしたんですか、こんなところで」
「私もここに下宿してるの! ここでは先輩じゃないから敬語じゃなくていいよ」
ある意味ラッキーというかアンラッキーというかなんというか。で、敬語じゃない、と。さん付けは何故か違和感があるし、ちゃん付けや呼び捨ては恥ずかしい。ふむ。
「なんて呼べばいい?」「ココアって呼んで!」
よりによって。恥ずかしいんだけど。まあ、良い機会であると考えよう。
「わかったよ、ココア。で、今日の夕飯なんだが……どうした?」
「あ、いや何でもない……ば、晩ごはんだね! どうかしたの?」
ん? 挙動不審だな。顔も少し紅い。まあ何でもないのならいいんだが。
「担当とかあるのか?」
「今日は私の担当なんだけど、チノちゃんはタカヒロさんが作ったのを食べたらしいし、タカヒロさんも仕事だから……私達だけだね。何食べたい?」
Q.何を食べたいですか?
A.自分の好きな食べ物覚えてないからとりあえずココアを食べたい。
素直すぎるな。ふむ。……ああそうだ。
「メニューの軽食を作れるようになりたい。教えてくれないか」
俺は、タカヒロさんの娘「チノちゃん」のシフトの穴を埋めるために働いている。なのに戦力外ってのは駄目だろう。
「いいよっ! じゃあ、今日の晩ごはんはナポリタンにしよう!」
ナポリタン……そういえばメニューにあったな。今日は注文されなかったが、明日は分からない。ココアにいい所を見せたいし(教わる身ではあるが)、本気で覚えよう。
「まず、お湯を沸かす。けっこう時間がかかっちゃうから、その間にパスタソースを作るの。えっと材料は――」
冷蔵庫を開けるココア。俺もちょいと覗き込む。
「おお……」
流石というべきか、当然というべきか、食材は充実していた。飲み物、卵、肉、魚、調味料、スイーツ……その他諸々があった。
「それでね――」
◇
結論から言うと、俺はナポリタンとカルボナーラ、バター醤油、ミートソースのパスタを食べて。理由は簡単。ココアが作りすぎてしまったのだ。
『ど……どうかな?』
『なんだこれうめぇ!』
『わ~い、それじゃあもっと作るね!』
を三回繰り返した。ココアはナポリタンとカルボナーラを半分こをして食べたのだが、お腹いっぱいになったらしく、後は俺が食べるのをずっと見ていた。正直、俺もその時点で満足だったのだが、苦しくなるまでどうだったかを聞かれて旨いとしか言わなかった。事実、旨かったし。そして苦しくなり、旨さを感じることすら困難になったところで、俺はもう無理だと言ったのである。
「そういえば、ナポリタン以外のパスタってメニューにあったか……?」
誰もいない部屋で――強いて言えば自分への問いかけを呟く。……まあいいか、旨かったし。
考えるのを放棄して、俺は目を閉じた。
実を言うと、
「いいよっ! じゃあ、今日の晩ごはんはナポリタンにしよう!」
までの書き溜めが残っていました。一体、あの頃はナポリタンで何をしようとしていたのか……全く思い出せません。
そして二日目からの構想も、全く思い出せません。さてどうしよう。