加蓮とまゆに挟まれるP   作:黒猫黒

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凛はストレートに
加蓮はしたたかに
奈緒は照れながら
そんな感じ


トライアドプリムスは話し合う

私は知っている

 

今日は何時も朝早くから事務所に居る仁奈や他の人が誰も居ない事を

 

これはチャンスだ、邪魔者が誰も居ない事務所にプロデューサーさんが一人だけ

そこに私が行けば…

密室に男女が二人きり何も起きない筈がない

 

「おはようごさいまーす……凛?

何してるのプロデューサーさんの膝の上で」

 

早くも予想外の事態が起こる

こんなことはあり得ない

普段は家のお店の手伝いがあるからもう少し遅く

事務所に来るはず……まさか凛も誰も居ない事を知ってたの

 

「うん?加蓮おはよう、何って甘えてただけだよ撫でてもらってただけ…ふふ」

 

この顔は知っている顔だ、

やられた私だけが知っていると思って油断していた

完全に出遅れた

 

「ふ、ふーん…プロデューサーさんも何時もはそんな事してないよね?

どうしたの何かあった?」

 

ここは慎重に情報収集を、焦らないようにしないと

 

「あぁ加蓮おはよう、

この前少し話しをして凛を蔑ろにしていた事に気付いたんだ

これからはお願いに出来るだけ答えようと思って」

 

この前?そんな事いつの間に…

凛は幸せそうな顔してるし

あれは完全に飼い主になつく犬の顔だ

 

「そっそれって凛だけの話?

私が甘えてもプロデューサーさんは答えてくれるの?」

 

プロデューサーさんは特別扱いはしない筈

 

「加蓮…何考えてるの」

 

凛が驚いたのか起き上がる

 

「勿論だよ、凛に言われて気づいた

皆しっかりした様でも中身は変わってない

年頃の女の子だって」

 

そういう話をしてたんだ

チラッと凛を見ると顔が赤い

それより、プロデューサーさんからの言質は取れた

それなら私だって

 

「そうなんだ、それじゃあ私も甘えようかな?凛が膝枕で撫でて貰ってるんだったらぁ…」

 

何をして貰おうかな?

二人きりでお買い物かな

ご飯に連れていって貰うのもいいな

いっそのことデートって事で全部お願いしてもいいよね

 

「ちょっと待って、今は私の番だよ」

 

凛は慌てて止めに入る

 

「えーもぉ、しかたないなぁ

じぁあ私はどう甘えるか、扉の外で部屋に入りずらそうに隠れてる奈緒と話し合っておくよ……ねぇ?奈緒」

 

「奈緒?」

 

凛が不思議そうに扉を見る

 

「何時から気付いてたんだよ!

それならそうと、もうちょっと早めに教えてくれよ

無駄にドキドキしただろ!」

 

奈緒が真っ赤な顔で入ってくる

 

ほら、やっぱりまだ居た

 

「何時からって…廊下でこそこそ怪しい人が居ると思ったら、奈緒だって気付いたんだよ」

 

もしかして本気でバレてないつもりだったのか

そういう所が抜けてるけど可愛くもある

 

「そんなに前からかよ…

あたしだって部屋に入ろうと思ったら、プロデューサーさんと凛がイチャイチャしてるし、ヤバいもの見たのかと思って思わず隠れたんだよ!」

 

「ヤバいものって」

 

「だってそうだろ!

凛がプロデューサーさんに抱きついて頭擦り付けてるし、抱き上げてソファーに移動して見えなくなるし」

 

「凛?そこまでしてたの?」

 

「わっ私だって、これからは甘えてもいいって言ってもらえて嬉しくて

って言うか奈緒は何時からいたの

それ結構前だよね?」

 

凛は上手く話を変える

顔が赤いままだけど

 

「うっ…朝一だよ、プロデューサーさんと久しぶりにゆっくり話そうと思って早起きしてきたらこんな事になるし」

 

朝一から廊下の隅でこそこそしゃがみこんでたの?

うわぁ…

 

「奈緒…相変わらず不憫と言うか間が悪いと言うか」

 

「可哀想」

 

「可哀想って言うな!」

 

「で?奈緒も話は聞いてたんでしょ?」

 

「わざとじゃないぞ、

偶然聞こえてきて…本当だからな!」

 

誰も疑って無かったのに

奈緒は本当に分りやすい

 

「分かったから、奈緒も何かお願いするの?

こんなチャンス滅多に無いと思うけどなー」

 

「あたしは…その…プロデューサーさんと久しぶりにゆっくり話がしたい、朝からここ来た理由もそれだったんだし」

 

「奈緒は欲が無いよね」

 

「そうだね、いろいろ考えてるのが

ちょっと恥ずかしいくなって来るんだけど」

 

微笑ましく奈緒を見ると凛とプロデューサーさんも同じ様に見ていた

 

「なんだよぉ、あんまり見るなよ」

 

奈緒は素直で可愛いなぁ

お話かそう言えばここの所、それぞれ個人の仕事ばっかりで三人で話して無かったな

 

そう思ったのは凛も同じだったのか

 

「プロデューサー、私達三人とデートに行こうよ」

 

何の話?と思ったけどそっか

四人でデートに行けばお話も出来るし

お出掛けも、何よりも皆で一緒にいられる

 

「そうだね皆で出掛けるのも久しぶりだし、良いんじゃない?」

 

「あたしはデートなんてそんな、でもあたし達とプロデューサーさんかぁ…いいなぁ」

 

「じゃあ満場一致ってことで、プロデューサーさんは?」

 

「三人がそれでいいなら

皆で久しぶりにゆっくり話したいしな

今日は昼からなら出掛けられるぞ」

 

ならちょうど良かった

三人とも今日は仕事もレッスンも無いのに事務所にこんなに朝早くから集まってるんだもん

……何してるんだろうね

 

「それなら何処が良いか今から決めようよ!」

 

「善は急げってやつだね」

 

「そうだな昼までは余裕があるし、

へへ…よし飲み物淹れてくる」

 

奈緒は女子力高いなあ

プロデューサーさんはお昼までに仕事を終わらせる為に

さっそく机に向かっている

我が儘言っちゃったかな

 

「私はプロデューサーにコーヒー淹れてくる」

 

「あっ凛ずるい!私も手伝う!」

 

振り向いて顔を見るとプロデューサーさんは嬉しそうに笑っていた

 

 

〜〜蛇足〜〜

 

皆が事務所に居ない理由

 

ソファーに三人で座りながらデートの予定を組み立てて行く

 

「お昼は絶対にポテトの美味しいお店だよ!」

 

「この前雑誌に載ってたこのお店は?」

 

「写真の付け合わせのポテトがしんなりしてるから却下で」

 

「加蓮の基準はポテトなんだな

ん?それより何で今日は他のアイドルとか誰もいないんだ?」

 

「あれ?奈緒は知らなかったの

お出掛け女子会だって」

 

「なんだそれ」

 

「メアリーが大人のレディーは女子会をするらしいって言い出して、莉嘉が動物園でライオンを見たいって言って」

 

「なんで?」

 

「さぁ?でそれを聞いた仁奈がライオンの気持ちになるですよーって、一緒行きたいって言い出して

それなら小さい子皆で行こうって」

 

「何だそれ、一体何人になるんだ」

 

「それで子供だけじゃ駄目だって事になって、保護者として美優さんと瑞樹さんと楓さんが付いて行って」

 

「楓さんが保護者?」

 

「どっちかと言うと子供の方だよね」

 

「それで朝から皆いないの」

 

「そんな事になってたのか、

でもそれって女子会じゃなくて遠足じゃ…」

 

「ちょっと、そんな事よりこっちの話し合いも進めないと!

お昼に間に合わなくなっちゃうよ!」

 

「そうだねそれじゃあ」

 

話し合いは続く




凛と加蓮が張り合って
奈緒の健気さに毒気を抜かれる三人が好き
それぞれプロデューサーと二人きりにもなりたいけど
四人でいる時間も大切なそんな関係
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