火を噴くジュピターと人形達。しかしジュピターは強力な主砲ではなく機銃による射撃しか行えずグリフィンの人形達の進行を遅らせるだけに留めていた
一つ、また一つとライフルの狙撃によって鉄屑へと変わっていく。待ち構えていた筈がジリ貧になっている
「あわわわわ…!どうしようジュピターがぁ…」
アーキテクトが悲壮な声を上げる
「ファンタズマー!まだ撃てないの!?」
準備はできてるぞ。
「じゃあ早く撃ってよ!!!」
アーキテクトが叫ぶ
了解した。
そう言うと死神は狙いを定めた
「固定砲台も粗方破壊したしこれなら行けるんじゃない?どうなの隊長さん」
ライフル人形が意見する
「どうするM4…?」
「…。皆さん、確実に残ったジュピターと狙撃兵を倒しながら近づきましょう」
M4がそう提案するが増援部隊のSMG人形が意見する
「もう相手の抵抗は薄くなってるじゃない。立て直される前に仕掛けるべきよ!」
一部の人形達もそれに賛同を始める
「その通りだよ!」
「ここで押し切れば勝てる!」
「隊長さん!悪いけど私達は進行するわ!こんな戦い方は性に合わない!」
SMG人形がM4に詰め寄る
「ま、待って下さい」
M4の静止に耳を貸さず自身の部隊に指示を出して飛び出していく。
イェーガーやヴェスピドの射撃が飛んでくるが吹雪で視認が難しい今その弾は的外れな所に飛んでくるだけであった
「所詮は鉄屑ってわけね」
笑いながら鉄血の陣地へと突撃するSMG人形達。しかし彼女達は不運であった、吹雪が弱まり鉄血の陣地がはっきりと視認できた。ナニかが居る。
青い光と轟音が鳴り響く
M4達は一瞬何が起こったのかを理解出来ずにいた
答えは簡単だ射線上に居た3体が上半身を消し飛ばされ擬似血液を撒き散らしながら倒れた
SMG人形と共に突撃をしていった人形が青ざめ悲鳴を上げへたり込む
狼狽た隙を狙われてイェーガーに撃ち抜かれた
「スモーク!!!」
M16が叫びハッと我に帰った人形達がスモークを投げライフル人形達が援護射撃を展開した
「ファンタズマ、着弾確認したわよ、3体に命中したわ」
了解した。冷却の為一時中断する。
アーキテクトから声が掛かる
「ねえねえ!どうだった!」
先程焦っていたのが嘘のように彼女は無邪気に聞いてくる
やはり冷却はネックだ。今回は他と連携をしての使用だが一人で使う事を考えると次弾発射までの時間が長い。
「うんうん。OK!そこら辺はなんとかするね!」
アーキテクトがメモを取りながら頷く
「よし!そろそろ次行ってみよ!」
了解した。
吹雪がまた弱まり始める。
まだ狼煙は上がったばかりだ
今回Jがぶっ放したのはヒュージキャノン。をアーキテクトなりに再現したもの
弾頭はAPFSDだったりナパームだったり三式弾だったり本来のヒュージキャノンとは違ってバリエーションがある